デブを捨てに

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著者 : 平山夢明
  • 文藝春秋 (2015年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163901992

デブを捨てにの感想・レビュー・書評

  • ご飯食べる前後に読むのはお勧めできない。
    そして、思ったよりいい感じに終わる。もっとどうしようもない感じで終わるのかと思ったのに。

  • 昔読んだ「ダイナー」が強烈だったけど面白かったので久しぶりにこの著者の本を読んでみました。

    短編だけど中身は「ダイナー」を彷彿させるようなグロ描写が多々。

    読んでいて気持ちが良い内容ではないのだけど読後は不思議な爽快感があります。

  • 暴力の描写とか
    本当にエグいのですが
    何でしょうこの
    読後の清涼感
    ヨーグルト?だからですかね?

  • 2017年、3冊目は久々の平山夢明の短編集。

    「いんちき小僧」「マミーボコボコ」「顔が不自由で素敵な売女」「デブを捨てに」の4編収録。

    今作は全体的に、鬼畜度、絶望度はかなり低め。不条理フレイバーの言葉遊びと、ブラックなユーモア満載。感触的には、『暗くて静かでロックな娘』に近い。

    日本社会のカースト、その下層に属する人々、そこから弾き出された人々。そんな彼ら、彼女らが繰り広げる、とんでもなくイビツなヒューマンドラマ。これは、まさに、愛すべき与太話達である。

  • 顔が不自由で素敵な売女のラスト三行、不謹慎だけど笑ってしまった。

  • やっぱりの不条理なんだけど、哀愁とか切なさを感じるのはなぜだろ。「デブを捨てに」のチョチョ美(チョの字が打てないや)いいやつ。「マミーボコボコ」は大家族番組の皮肉たっぷりだね。

  • なんか、思ったよりも印象が違った。もっと、町田康とか木下古栗みたいにとことんシュールで不条理な文芸なのかと思いきや、思ったよりもぶっ飛んでなくて、マトモ。ストーリーはしっかりしているし、登場人物のキャラクターもいちいち濃ゆい。たしかに、社会の底辺あたりにいる人たちの悲哀に満ち溢れているのだけど、それに対してはなかなかユーモアにあふれて、意外と読後感が落ち込まない、という側面はあるものの、ちょっとAmazonとかの書籍紹介文は盛りすぎ。

  • 面白かった!ビッグダディのパクリ「ジャンボパピー」、大丈夫これ?と思いながらも見るたび感じるモヤモヤがバッサリ斬られてスッキリ!表題作もほんわか終わって微笑ましいです。登場人物の行く末を思うと微笑ましいどころではないけれど。グロテスクな描写も多いですが、ユーモアでうまく救われている気がします。「いんちき小僧」だけがちょっと可哀想だったかな。平山さん初めて読みましたがクセになりそうです。

  • 相も変わらず不謹慎全開なお話でした。<痛恨!ジャンボぱぴー>はどう考えてもアウトだろと思いながらも、笑ってしまいました。
    薬と称して犬の糞を売る、頭の禿げた風俗嬢、クソ豚野郎ラーメン。よくこんなにもいかれた世界を描けるなあと思います。どの話も基本的に救いはないのですが、「デブを捨てに」のラストはなんだかスッキリしました。

  • 短編集。
    なかなかイカスタイトルは最後の話。

    読んでて嫌悪感しかない。
    でも、先が気になる。
    短編だから早く終わるのが救いかな。
    また嫌悪が始まるけど。
    最後の話の終わり方は良かった。

  • ぐちゃぐちゃの人たちだけど、最後は人だ!と思うことをやるところが良かった。

  • 題からしてこの人らしいなあ、と思うではないか。内容は、真骨頂である下劣な部分が抑えられている分、ペーソスを感じさせるような、最底辺に近い部分を描き出しいるような感じだ。それはそれで悪趣味なのだが、少し人情のようなものを織り込んでいるのが新境地なのだろうか。

  • 2016/4/26

    最高!
    荒唐無稽なようでなかなか奥の深いお話たち。
    時間が経ってもタイトル聞けばすぐ内容思い出すと思う。
    とんでもないけど、愛がある。好きです。

    いんちき小僧
    マミーポコポコ
    顔が不自由で素敵な売女
    デブを捨てに

  • 平山作品は「独白するユニバーサル横メルカトル」しか読んでいませんが、なんかグロさがトーンダウンしている感じ。借金の利子代わりにデブを捨てに行く表題作などなぜか心温まる作品になっている。

  • 初読の作家で4編からなる短編集。どの作品も主人公が貧乏で社会の端っこで生きているような男ばかり。朝読に相応しくないシーンもありましたが、さくっと読めて良かったです。
    どの話の落ちどころもよく爽やか。個人的にはざらりとした終わり方も好きなのですが、この作品集に限りとみてよろしいのでしょうか。
    それにしても、醜女に対する愛情がにじみ出ていて好感を持ちました。

  • 世間から爪はじきにされ、暗く汚いところで生きている人々ばかり出てくる。
    暴力的だし基本的に救いがない。でも、表題作「デブを捨てに」では、奇妙な二人の逃避行のうちに、心が温まるような瞬間が何度か訪れた。そしてラストは清々しさすら感じた。
    次に何が起こるのか予測不能な展開。
    また、セリフの言い回しや会話のテンポが独特で面白い!
    漢字の使い方などにもこだわりがありそう。

  • 平山夢明作品で、初めて涙が出るかと思った。ヤラレタ…。
    平山夢明初体験の人にオススメしたい作品。どうにか反芻が出る惨たらしい場面を耐えに耐えて読み切ってほしい。

    なんて爽やかな気分。愛おしさ満点。なんだこりゃ。

  • この作家さん初めて読む。強烈にグロい。読後感の悪い作品もあったが、表題作はデブが可愛く思えてきて、生きて欲しいと願いつつ読んだ。

  • 久しぶりに読む、平山夢明。表題作を含む4つの短編集。『デブを捨てに』という強烈なタイトルに惹かれて読んでみた。内容も結構、強烈な感じである。DQNネームの強烈さは凄まじかった。セルシオあたりは実際に居そうだなと読みながら思った。どの作品も安定のクズっぷりで軽く立ちくらみがする。だから、面白いと感じるのだろうが…。

  • 4編どれも最悪の境遇。読んでいて顔をしかめてしまう場面ばかりだけど、最後の表題作では、捨てられるはずのデブの活躍に最後少し笑ってしまったのでかろうじて☆3つ(笑)

  • 非日常的だが…~「いんちき小僧」(MATURE BRAT)金がなく腹が減ってキャラメルを万引きして見つかった俺に,街路樹の葉っぱと犬の糞を混ぜた偽大麻を売るつける仕事に誘ったジュンイチローの出来過ぎた息子・キチザは,家族ごっこをやっていたのだ。「マミーボコボコ」(DIRTY WOMB, CRAZY NUTS)35年会ってない娘と再開するのに付いてきてほしいというオッサンは,再開の場をテレビが撮ることに興奮しているが,娘一家は七男五女の大家族<痛恨・ジャンボパイー>だった。まともに見える聖琉翔君が推薦されたにも拘わらず,学級委員長選挙で一票も入らず,学校を飛び出して,飲酒無免許運転で事故を起こしたら,プロデューサーも見放した。「顔が不自由で素敵な売女」(CHASING MANQ)マンキューの酒場でアルバイトをしている俺は,風俗店で,頭が禿げていてるチョチョミのジョブを受けたが駄目で,店デベソに来いと言ったら本当に常連になった。元高校の担任でポン中の男に貢ぐために風俗で働いているが,髪はその男に頭皮ごと毟り取られたのだという。デベソにはウチダユキを愛した仲間というオヤジが来て,マンキューに俺も遠ざけられた。その男は,中学の時に仲間とプールで溺れ死なせた娘の親だという。精神的に追い詰められているマンキューの店に耳を男に囓り獲られたチョチョミが誘う。「デブを捨てに」(DUMP THE FATTY)謝金返済に詰まり,ゴーリーの娘を捨てに,ビンテージもののオープンカーを走らせるが,トイレに行くために降ろすために一苦労。血糖値が下がって嘔吐すると,俺も車も反吐まみれ。8千円で洗車する間,農家の婆さんに風呂を使わせて貰うと,その家の者でなく財布を持ち逃げされた。客をクソ豚呼ばわりする店で大食いに挑戦したデブ娘は賞金を手にするが,俺の服代までは出ない。最中200個に挑戦したが,店主は10万の賞金を出し惜しみ,5千円でケリをつけようとするから,デブの反吐で反撃した。走って逃げて,ラジエーターの故障とガス欠により峠で停まったが,ガソリンを買いに行っている間に,昔工務店だった兄弟に車を奪われそうになって殴られ,痩せていたときの写真を取り戻そうとして,地震で重機のキャタピラに潰されそうになる末の妹を助ける羽目に。行き着いたサガガワ米穀店で待っていたのは,ゴーリーの手下の残忍なケムリだった…~ありそうもない話だが,猟奇的な事件の報道を聞いていると,あるかも知れないと思ってくるなぁ。パーパーバックの体裁も面白い

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