ミラクルグリップ 握れば脳が若返る

著者 :
  • 文藝春秋
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 1
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902173

作品紹介・あらすじ

認知症予防の新しい切り札握るだけで、脳機能の改善例が見られた奇跡のグリップがあります。素材は、今話題のベッドのマットレスなどにも使われる高反発力クッション。それを細長いグリップ状にし、脳梗塞の後遺症や認知症による運動不足で手指が動かなくなってしまった人101人に24時間握ってもらったところ、1か月~3か月でほとんどの人の手指が伸び、6人が何年も発しなかった言葉を発するようになった、という驚くべき成果を得ました。実際に脳の血流を測定してみると、タオルを握った時と比べ、グリップを握った時には、前頭葉で血流の顕著な上昇が見られました。特に、人間特有の機能である「物事を計画し、決断、実行する」能力を司る「前頭極」と呼ばれる部分で、強い血流の増加が見られたのです。なぜ、握るだけでこのような目覚ましい効果が得られるのでしょうか。手指の細かい動きを司る神経は、ヒトになって最後に発達した新しい運動野に繋がっています。手指と人間の知能には、大きな関連性があるのです。また、クッションの高い反発作用が、手指から脳や脊髄へと自然な感覚入力を促した、と考えられます。認知症に効くとはっきりしているのは運動だけ。付属のグリップで脳の血流を上げ、認知症予防に日々励みましょう。

著者プロフィール

 1941年堺市生まれ。和歌山県立医科大学卒業。名古屋市立大学で教授、医学部長、学長、理事長、名誉教授。NPO法人健康な脳づくりで理事長、顧問。専門分野は脳生理学。
 著書に『運動の神経科学』(NAP社)『イチローの脳を科学する』(幻冬舎)『死ぬまでボケない10の習慣』(PHP文庫)など。編著に『認知症にならないために』(ゆいぽおと)など。

「2019年 『認知症を予防して百歳時代を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西野仁雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×