中島ハルコの恋愛相談室

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902661

感想・レビュー・書評

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  • 久々に林真理子さんの本を読みました。

    ハルコさん、最強です!
    こんなふうに生きてみたい~!
    でも、それは絶対無理なので、私もハルコさんと友達になりたい!
    そしたら、たいていのことは、「問題ない~!」と思えそう(笑)

    さらさら~と楽しく読めました。

    • 杜のうさこさん
      こちらでもこんばんは~♪

      林真理子さん、私ももう何年も、いやもしかしたら十何年読んでないかもです。
      azu-azumyさんが最強かつ...
      こちらでもこんばんは~♪

      林真理子さん、私ももう何年も、いやもしかしたら十何年読んでないかもです。
      azu-azumyさんが最強かつ、お友達になりたいハルコさん。
      どんな女性なんだろう…。
      気になっちゃう~!
      またまた読みたい本が増えてしまった♪
      ここのところがんばって積読山を低くしたのに(笑)
      あ、もう日付がかわってしまう。
      タイのお空に向かって、おやすみなさ~い(*^-^*)
      2016/02/20
    • azu-azumyさん
      杜のうさこさん、こんにちは~♪

      おっ!杜のうさこさんも林真理子さんはかなり読んでいませんね~^^
      読みたい本が多すぎて、なかなか林真...
      杜のうさこさん、こんにちは~♪

      おっ!杜のうさこさんも林真理子さんはかなり読んでいませんね~^^
      読みたい本が多すぎて、なかなか林真理子さんにたどり着きません(^-^;

      ハルコさんねぇ…
      友達だったらもう最強だと思いますが
      友達でなければもう最高に面倒くさい人です!
      絶対に敵にだけは回してはいけない人~!

      杜のうさこさん、すごいペースで読まれてますね!
      わたしも杜のうさこさんのところにお邪魔するたびに読みたい本がどんどん増えていきます~
      きゃ====!!!!
      (これはうれしい悲鳴^^)
      2016/02/22
  • 図々しくてキャラの濃い、名古屋のオバチャン、ハルコという女性をフードライターの女性目線で描いた話。

    主人公のフードライター、いづみは仕事で訪れたパリでハルコという女性と出会う。
    会社経営者だというハルコは押しが強く図々しく、いかにもオバチャン!という感じの女性。
    何かというと自慢話ばかりして人から食事をおごられるなんて当たり前。
    だが、どこか憎めないハルコは求心力があり、何かと誰かの相談に乗っている。
    その様子を、何となくハルコとつきあうようになった、いづみの目線で描いた話。

    林真理子さんの話は何かというと、「バブルの頃は・・・」という話が出てくる。
    もう、ええ加減その話ええわ!とげんなりきてたけど、この話においてはそれがいい具合に使われていた。
    いつものちょっとシリアスで、取り澄ました人が主人公だと、バブルの自慢話は鼻につくけど、この話ではコミカルに響いていい感じになっている。

    ハルコは図々しくて、えらそうで押しが強い女性だけど、相談に乗るつもりなく乗って吐くアドバイスはそれなりに人生観を感じさせるものだった。
    それに、やはり林真理子さんの書くオバチャンという感じでどこか下品になりきれてなくて、見ていて不快感はなかった。
    大阪のオバチャンでなく、名古屋のオバチャンという設定にしたのも良かったと思う。

    こういう変わった、パワフルなオバチャンがいたら退屈しないし、この人と別れた後はホッとしながらもちょっと淋しい思いがするんじゃないかな~と思う。
    だから、主人公の女性も何となくハルコに関わってしまう。
    こういうパワフルさ・・・今の時代に失われつつあるもので、何となく懐かしい感じもしたし、こういう人がいる世の中って面白いと思う。

    お話は何となく「えっ?終わり?」という終わり方だったけど、それはこの話がまだ続くという事なのかな?と思う。
    最近、初めて読む作家の本をよく読んでたけど、そんな中読み慣れた作家の本を読むと、安心できるし、やはり林真理子さんはプロの作家だな~と思う。
    巧みな文章力で、軽く読ませてくれた本だった。

  • 30代後半の女性フードライター・いづみ。パリで出会った女性社長・中島ハルコに振り回されながらも逞しくなっていく。
    連作短編集で読みやすい。ハルコさんのズケズケ容赦ない物言いにそれはどうなの?と思うところもあれば、スッキリするところもあり。口に出せず心の中に溜まっていくもやもやが消えていくよう。
    一番は単純にハルコさんのおかげでいろいろ美味しいものを食べられるいづみが羨ましかった。

  • 今年(2021年)の4月から大地真央主演、松本まりか共演で、フジテレビ系で放送予定の連ドラの原作。名古屋の純金出身のハルコさんがやりたいようにやってくれますわ。云うてること分からんことないけど、この手のキャラは苦手やなあ・・・ 「ああ、おかみさん」って云うてしまいそう・・・ ってことで、ドラマは見るかな?

  • ハルコさんの辛辣きまわりない言動、呆れるのを通り越してアッパレという感じ。でももっと凄いのがその懐にスッポリ入り込むいづみさん、こっちもアッパレ!

  • さらっと読める本

  • 2019/05/05
    爽快感

  • 久々にこの方の小説を読んだ。まずまず。

  • 林真理子が書いたって感じがとてもする。
    ハルコさんみたいな人、現実にいたらおもしろいかな?とも思うけど、結局イライラしそう。
    終わり方が中途半端だった。

  • バブル世代のオバちゃん大活躍。時代背景が分かると楽しいかな。

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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