朝が来る

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902739

感想・レビュー・書評

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  • 不妊治療、特別養子縁組について知識のない方は、新たな知見が得られて良いと思う。個人的には、内容、キャラクターの深掘り共に物足りなかった。ラストのおかげで読後感はよくて助かりました。

  •  最後は感動的な場面で終わるが、あまりにも大きな課題が出過ぎているだけに、エッどうなるの?と後味の悪さは否めない。中学生だった少女のひかりが奈落へ突き進んでいく様子に臨在感があり、悲惨だった。きっと少女のこのような心の動きは現実にありそうに感じる。序盤で主人公だと思った幼稚園児の朝斗くんが主人公ではなく、中途からひかりが主人公として中心を占める理由はこの最後の場面にあったのだ。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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