にょにょにょっ記

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 537
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903262

作品紹介・あらすじ

元気さの単位を考えたり毛布の中の見つからない穴を探したりと、日々順調に妄想と詩想の間をさまよい歩く穂村弘。日記という日常の記録が、言葉の鬼才の脳内を通りぬけ、ぴかぴかに結晶、ビザールかわいい一冊に。本作から共著者となったフジモトマサルの漫画も増量です。

感想・レビュー・書評

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  • 『にょっ記』シリーズ。
    やっぱり、間違いない。確かに癖になる。ハマる。
    フッと笑えたり声に出して笑えたりする。

    ちょっと疲れが溜まってくるとちょうど良い具合に息抜きできるような感じで好きなのだ。

    そしてまたフジモトマサルさんのイラストが、めちゃくちゃピッタリと合っている。
    いくらでも見てしまう可愛さ⁇いやなんともいえず癖になるほどの愛嬌⁇と言ったほうが良いのか。

    笑ったり、ツボにハマったりしたもの。

    7月12日のパンツがみょんみょん。初めて聞くし、みょんみょんって。ゆるゆる〜じゃない?

    8月11日のリカちゃんの家族について。おばあちゃんがいるとは知らなかった。
    リカちゃんワールドひっぱりすぎ〜。
    イラストがいい味出してる。

    9月15日のグリンピース、そういや最近のシュウマイにはグリンピースが載ってない。
    いつから載ってない?気になるわ〜
    最近の子は、載ってないのが普通って思ってる⁇

    12月9日の肩と肘。五十肩は知ってるけどテニス肘は、テニスしてなくても使うものなんだとは…マジで病名なのか?いやいやそしたらラクロス肩でもええんちゃう⁇って思うわな。
    ついつい会話に参加している自分に気づく…。

    これ、一緒に呟きだしたらきりがないな。

    3月2日のかくれんぼ。
    私も今まで何回かくれんぼしたのか思い出せない。
    数回だと思うが…
    最後に老人ホームでするのだろうか?
    みつけてもらえなかったら私も嫌だ。
    もしかして、途中で忘れるかも。








    • ひろさん
      湖永さん、はじめまして。ひろと申します。
      たくさんのいいね!とフォローありがとうございます。
      どうぞよろしくお願いします♪
      湖永さん、はじめまして。ひろと申します。
      たくさんのいいね!とフォローありがとうございます。
      どうぞよろしくお願いします♪
      2022/12/11
    • 湖永さん
      ひろさん、はじめまして。

      コメントありがとうございます。
      こちらこそ、いいねをありがとうございます。
      ひろさんの本棚、楽しみに見ています。...
      ひろさん、はじめまして。

      コメントありがとうございます。
      こちらこそ、いいねをありがとうございます。
      ひろさんの本棚、楽しみに見ています。

      こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
      2022/12/11
  • にょっ記最新シリーズ。

    期待を裏切らない面白さ。
    ピクリともしない時もあるけれど、ツボに入ったらさあ大変!
    私、息子の寝かしつけをしながら読んでいたので、もちろん静かにしてないといけないのに、思わず吹き出してしまった。
    大爆笑ですよ、大爆笑。
    息子も当然起きちゃいました。
    これねー、電車で読むのも相当危険だと思います。

    ハブとマングースのくだり、最高に面白かったなぁ・・・。

    落ち込んでいる人も落ち込んでいない人も、是非どうぞ。
    くだらなさ満載で元気が出ること間違いなし!

  • 脳内でどんどん生産されてく<思い>のうち、
    言葉と化して、世に出てゆけるエリート達はどれくらいいるのだろう?

    私の予想では…
    ほんの数パーセントほどではないか?と、思う。

    だって、
    人に変に思われちゃ嫌なヤツとか、
    言う程の事じゃないヤツとか、
    TVにすらある<放送禁止用語>的なヤツだって、
    次々生産され続けている。

    にょっ記シリーズ三作目となる
    にょにょにょっ記。

    これ、
    エリートじゃないのに、
    勝手に出てきたヤツなんじゃないのかなぁ?

    なんて思った。


    穂村さんは、天才言葉操り氏ではあるが、
    頭のなかに住んでる天使は、相当イタズラ好き。
    (ダイジョウ、イケルヨイケルヨ♪)

    天使に後押しされ、
    (そうかなぁ?だいじょうぶかなぁ?)ちょっと悩む穂村さんの表情を想像すると可笑しい。

    スタンスの全く変わらない、このシリーズ大好き♪

  • あーおもしろかった! 笑った。
    音楽室の謎、ベルト、人工衛星、黒白歌合戦…。
    常日頃ひそかに色々アホなことを想像しているところ、そうそう同じこと思ってた、とか、なんだかもう一人の自分のようで。
    それを文章化する巧みさに嫉妬を覚えつつ楽しく一気読み。

  • にょっ記シリーズ3冊目、ほむほむ中毒者にとってはたまりませぬ。
    穂村弘×フジモトマサル、私にとっては最強コラボの1つです。
    悶絶しつつ読みました。

    今回もほむらさんが話題にしている古書が気になってしかたありませんでした。
    『アラビヤ數字の字體』と『接吻の變遷』…どちらも興味深いです。

    そして世界中で愛されているあの絵本の中国語版翻訳のタイトルを知り驚愕しました。
    『非常飢餓的毛毛蟲』
    字面の迫力がものすごい。

  • 天使ちゃん少なめだったかな?

    1ハイジ=10クララ

  • このとぼけ方好きです。いいの見つけました。『にょっ記』と『にょにょっ記』は、今度ほっこりしたい時のために取っておこうと思います。

  • 相変わらずのゆるさで、読みながらにやにや。

    ラクロス肩とか、猫のあくびとか、聞き間違いとか。

    穂村さんの文章を読んでいると、上手に生きていけなくてもいいんだと励まされます。ほんとに。

    落ち込んだ日にまた読み直そう。

  • 穂村弘の本を読むのは初めて。新聞の連載コラムを読んだ記憶はあるが。箱根本箱で、ふと目について手に取り数ページ拾い読みして、飲んでみることに。

    電車の中で読んではいけない本。ふふっとか、ははっとか、向かいの人から見て不気味に思われるから。

    シリーズもののようなので、他も読んでみようと思う。

    実家に父の蔵書で歌集も数冊あるけど、どうかなあ。今度帰省した時、手にとってみよう。

  • 私もこんな日記が書きたい。

    面白くて「にょっ記」も借りた。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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