ヤギより上、猿より下

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著者 : 平山夢明
  • 文藝春秋 (2016年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903330

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ヤギより上、猿より下の感想・レビュー・書評

  • 安定の夢ちゃん節。
    内容もさることながら、この人の節回し(としか呼べない。文章のテンポというにはあまりにも唄に近い)は信じられないほど練りこまれていることに毎回驚かされます。

    「パンちゃんとサンダル」
    sinker~無垢の祈りの系譜に連なるやつ。相変わらずひどい。
    「婆と輪舞曲」
    出てくる奴らがどいつもこいつも糞。刑事がいい味出してました。
    「陽気な蠅は二度、蛆を踏む」
    タイトルに失笑したが、読了後タイトルに落涙。
    「ヤギより上、猿より下」
    娼婦たちの売り上げを発表する際に「ヤギより上!猿より下!」とコールするババアが最高。インコのくだりに目が点(ちょっと考えて意味が分かりました)娼婦たちのキャラクター造形が最低で最高。あふりかさんの「俺は5万だった」に腹が捩れました。

  • 某テレビ番組で「読書芸人」がオススメしてたので読んでみました。
    タイトルのお話が一番歩み寄れなかったのですが(アブノーマル過ぎる…。。苦笑)、総じてグロいけど面白い。グロオモ??
    「陽気な蝿は二度、蛆を踏む」はラストで迂闊にも感動してしまいました。
    初平山夢明でしたが、また読んでみよう。

  • 【『デブを捨てに』の最悪劇場、ふたたび降臨】最悪劇場は、『デブを捨てに』ではまだ終わってはいなかった。淫売宿に突如現れた動物たちに、戦々恐々となる表題作ほか、全四編。

  • カズレーザーがオススメしてた本。
    オムニバス仕立てだけど、まー、ほとんどが残酷非道、ハチャメチャすぎてどんどん引き込まれる。感情をかき混ぜられて、読後感がいろいろヤバい。この人の作品初めてだったけど、もっと読んでみたい。

  • この著者の作品はどれもちょっとグロいんだけど、不思議と読後感はスッキリします。

    4作の短編集。

    面白かったです。

  • 「これが読みたかった」
    1つ目の収録作品である『パンちゃんとサンダル』を読み終えたときに感じたことである。胸糞悪さと絶望感が押し寄せてくるのと同時にやってくるやけくそとも取れる爽快感が、得も言われぬ快感をもたらしてくれる。久しぶりに読んだ平山氏の作品であったが、相変わらずの内容に安心してしまった。だからこそ、『婆と輪舞曲』の王道な内容に幾何かの落胆を覚えてしまったのは、私が平山氏に毒されている証なのだろうか。
    その他の『陽気な蠅は二度、蛆を踏む』はハードボイルド風で格好良かったし、表題作である『ヤギより上、猿より下』はまさかのタイトル通りで恐れ入った。そして何よりも手に取る者を遠ざける表紙のインパクトが凄まじい。おそらく私も平山氏を知らないでこの表紙を見たとしたら、十中八九手にはしていなかったことだろう。初見がこの本でなくて本当に良かったと思う。
    これからもこのスタイルでやりたい放題に作品を書き続けて欲しいと思う。

  • もらいゲロしながらも
    「良かった良かった」
    と笑顔で言えました。
    良かった良かった

  • 2017/1/19

    グロいけど、すき。
    「陽気な蝿は二度、蛆を踏む」はエッ平山さんこんな終わり方しちゃう?!泣いちゃう!て驚いたけど、他はまさに平山ワールド。
    前作の「デブを捨てに」がかなり好きだったけど、これもまた人には勧めにくい一冊。

  • イカれてるけど、面白い。

    「パンちゃんとサンダル」はラストの台詞が最高。
    「ヒトニタヨルナ」何て秀逸なオチなんだと感心しちゃいました。

    さて、タイトルの猿より〜はですが、クレイジーとしか言いようがない程イカれてますね〜。

    淫売宿の話なのですが、ちょっとグロいです。

    ただ、微妙に琴線に触れる部分があるというか、人間味溢れるというか、何とも言えない優しさみたいなものを感じちゃいました。

    評価としても良い点付けちゃいましたが、ブラックユーモアが苦手な人は避けたほうがいいかも。

    やや変態チックですが、今までに読んたことのない小説を読みたい方にオススメです。

  • ちょっとエグすぎてついていけなかった

  • 平山節全開の4短編収録。
    「バンちゃんとサンダル」いいなあ。自立していく少年の成長小説だね!(こう言っても嘘ではないところが怖い)
    哀しみとスタイリッシュさが光る「陽気な蠅は二度、蛆を踏む」もいいのだ。
    そして表題作、このタイトルに唸らされた!しかも猿、オランウータンだから!

  • ホラー小説家 平山夢明氏の短編集4作。
    結局、ホラー小説より怖いのは人間。
    それも、霊魂とか恨みを持って死んだ人とか、そういうややこしいのではなくて、普通の人間がちょっと趣向を変えると、物凄く恐ろしいことができるという事を赤裸々に描く。

    ヤギより上、猿より下。
    この言葉は、本書を読まなきゃ意味はわからない。
    ヤギより上、猿より下。
    可愛い想定とは全く違う内容。
    ヤギより上、猿より下。
    エグい内容の本が好きな人にはオススメ。普通の人にはちょっと....
    それでも、読んでみたいならオススメ。

  • 絶望不幸は感動幸福さえ感じる。まだまだドン底を体験したりないということだろうか

  • 人は、しがらみと欲が多すぎる。

  • タイトルの時点で素晴らしいんですよね。

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ヤギより上、猿より下の作品紹介

「どうぶつ好き、あつまれ~!」 『デブを捨てに』の〈悪夢〉は、まだ終わっていなかった――。「こんな小説、みたことないよ!!」〈イエロートラッシュ〉シリーズ第二弾 「あんたら全員、ヤギより上、猿より下なんだよ!」真心山の麓にある売春宿『ホーカーズ・ネスト』にやってきたオランウータンのポポロと、ヤギの甘汁。動物たちの活躍ぶりに、人間の従業員たちが戦慄する……表題作の「ヤギより上、猿より下」をはじめ、〈シュール〉な設定、乾いた〈ユーモア〉と、エッジの効いた〈表現〉で、〈最悪の状況〉に巻き込まれた人々たち〈イエロートラッシュ〉の泥沼のような日常を、スピード感あふれる独特の文体で疾走するように描き出す全四編。・収録作「パンちゃんとサンダル」タクムのおとうさんは、いつもおかあさんをなぐっています。いもうとのアヤは、それをみて、いつもないています。でもある日、おなじアパートのアレキサンダルが、タクムたちをみかねて、あるていあんをしてくれました。「婆と輪舞曲」大高のババアは、探偵稼業の「俺」にとって暮らしの大黒柱だ。失踪し、見つかるアテのないババアの娘を探すフリをして金をもらっているのだ。だが、ある日別れた女房のアケミから「俺」の娘が行方不明になったと告げられ……。「陽気な蠅は二度、蛆を踏む」最高の殺し屋・エンジンの元に、新たな依頼が届く。それは、カミさんが臨月のグランのピンチヒッターで、城島という三十代の男を殺せという内容だった。対象者と親しくなるのが流儀のエンジンは、やがて意外な事実を知る。「ヤギより上、猿より下」真心山の麓にある売春宿『ホーカーズ・ネスト』にやってきたオランウータンのポポロと、ヤギの甘汁。動物に負けるはずがないと思っていた従業員の姐さんたちだったが、ポポロに指名が集中し、宿は大混乱に……。

ヤギより上、猿より下はこんな本です

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