ことばおてだまジャグリング

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著者 : 山田航
  • 文藝春秋 (2016年4月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163904443

ことばおてだまジャグリングの感想・レビュー・書評

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  •  言葉遊びって究極の学問だと思うようになった。

     学校でも積極的にこういうことをやっていってもらいたいと思うのだが無理だろうな。
     
     この方法は前に読んだ記憶方法の本よりも有効だと思う。これを利用できればあらゆる事を記憶できる。

  • 辞書遊びから始まり、回文や高度なシリトリ、その他言葉遊びとそのテクニックがこれでもかと突きつけられてくる。その言葉遊びひとつひとつに名前がついていたとは。その世界では有名なのかしれないが、新鮮な驚き。
    アナグラム、パングラム、リポグラム(特定の文字を使わないで叙述すること。NGワード/NG語を含まない)、アクロスティック(折句)、スプーナリズム(文字の入れ替え)

    テクニックとして分析を加えているが、やはりチャレンジ(創作)して、ストックしているのが面白い。ストックするにはやはり没になった作品もあるんだろう。

    作詞家もそうだというが、韻を踏む語をストックしたり、言葉の傾向を分析、準備したうえで、感性と組み合わせて作品が出来上がっていると思うと、ひらひらと詩が出来上がっていくような浅はかな印象を本書で打ち破られたような気がする...

    以下引用
    言葉遊びでもっとも気持ちいいのは、自分の発想力の外側から言葉がひきだされてくる瞬間だ。

    「頭文字を揃える」などのようなルールは「縛り」ではない。「束縛」ではない。むしろ、秘められていた真の力を開放するためのブースターなのだ。

  • 素晴らしき言葉遊びの世界。

    著者の言葉遊びの世界は非常に魅力的で読むほどにひきこまれていきます。

    私も言葉遊びは好きな方ですがこの著者にわかなわない。
    しかし悔しいという感情は全くなく、むしろこの人凄い!と感動しました。

    興味がない人にはそうでもないが言葉遊びが好きな人にとっては珠玉の本です。

    おすすめです。

  • 回文は知っていたが,アナグラム,パングラム,スプーナリズム,アクロスティック,リポグラムなどなど,言葉で楽しめる数多く手法を紹介している特異な本です.言語感覚に優れている人には容易いことでも,そのようなセンスがないと思いつかないものです.楽しめました.p199の「実際に作ったことのない人間のたわごとだと思う」は正鵠を射ている.

  • ことば遊びの本。
    辞書でことばの水切りやってみたい!

  • 日本語を遊び倒す!!
    いろいろ楽しく遊べる。

  • 言葉遊びの指南書ともいうべきか。
    時々吹き出してしまうことも。特に、リポグラムのところは声に出して読むと面白すぎる。

  • 小説以外の本好きの端くれとして、妙に共感する部分が多かった。

  • ア 蜂が鯨を刺すから イ 僕は人麻呂だから ウ 睡いから
     吉川宏志

     これ短歌なんですか、と問われたら、「はい。試験問題の選択肢短歌です」と気鋭の歌人山田航は堂々と答えるだろう。第1歌集「さよならバグ・チルドレン」で北海道新聞短歌賞を受賞後、全国的な賞をいくつも受賞した山田航は、短歌実作はもとより、回文、しりとり、早口言葉などあらゆる言葉の遊び方を心得ている。

     そんな言葉遊びのプロ=「ワードゲーマー」が、さまざまな具体例と、手の内を明かした著書「ことばおてだまジャグリング」。捧腹絶倒、思わず吹き出してしまうので、電車の中では読まない方が賢明だ。

     たとえば、こんな回文の傑作(下からも一読を)―「眠たいが眠ると太る、胸が痛むね(ねむたいがねむるとふとるむねがいたむね)」。回文を考えていると、「日本語が一個の完成された建築物みたいに見えてくる」という感想は、実感に満ちている。

     近代の名歌をいったん文字に分解して並び替え、まったく違う短歌にしてしまうというアナグラムも試みられている。

     君かへす朝の舗石【しきいし】さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ
     北原白秋

    「きみかへすあさのしきいしさくさくとゆきよりんごのかのごとくふれ」を並び替えてみると―「呑【の】みへ行く仕事不倫と誤解され浅草の寿司企画の危機よ」。当時、北原白秋が人妻と苦しい恋をしていたことも匂わせ、感服の仕上がりだ。

     日本語はこんなにも驚きに満ち、遊び心の器としても機能するのか…目からウロコの新刊である。
    (2016年5月23日掲載)

  • 【短歌界の超新星が繰り出す、ことばの超絶技巧!】回文、早口言葉、しりとり、アナグラム……身近な言葉遊びから難易度の高い短歌の技巧まで、日本語の「音」を使って遊びをきわめる!

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ことばおてだまジャグリングの作品紹介

“ことばあそび”の世界へようこそ! 2009年のデビュー以来、短歌の賞を総なめにしている気鋭の歌人、山田航さんは、実は回文(上から読んでも、下から読んでも同じ文)作りの達人でもありました。回文以外にも、辞書1冊あれば、いえいえ、満員電車で吊り広告を見上げるしかない数分間にも、ことばあそびの入り口は無限に開かれています。そして、アナグラム、パングラム、アクロスティック……と遊びを極めるうち、いつしかことばの超絶技巧の世界へ……。シンプルで奥が深い“ことばあそび”の魅力へいざなうエッセイ。和田ラヂヲさんのシュールなイラストも魅力。

ことばおてだまジャグリングはこんな本です

ことばおてだまジャグリングのKindle版

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