- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163905112
作品紹介・あらすじ
実父はアルコール依存症。継父はギャンブル依存症で自殺。元夫もアルコール依存症。自身も地元高知の高校を退学となり、大検を経て武蔵野美術大学に進学するも、生活費稼ぎのために、在学中からミニスカパブでホステス、成人誌で漫画を描く日を過ごした。そしていまは、〝整形手術の帝王〟高須克弥氏と熱愛中……。 そんな波瀾万丈の半生のなかで、サイバラの人格を形作る土台となった身近な人の「金言」集です。その一部を紹介すると――。「前科とお金、どっちが大事?」……バイトしていた白夜書房の編集長の言葉。猥褻図画を載せて何度も警察に捕まった氏は、「前科なんていくら増えてもいいじゃない。お金が儲かるんですよ」と繰り返した。「半分も払ったのに」……雀士・小島武夫の言葉。麻雀の負け分をめったに払わない氏は、「半分も払えば返したも同じ」という考え方だった。でも、誰からも愛されたという。「病気は作んなきゃ」……高須氏の言葉。氏が「包茎は悪いこと」という認識を世に広めることに成功し、「包茎手術の第一人者」となった経験から。 歴史上の偉人とかビジネスの成功者の名言みたいに輝かしいものではありません。どっちかというとゲスだったり、身もフタもなかったり、ワケわかんなかったりするような言葉ばっかりです。でも、サイバラの人生の糧となった〝言葉の劇薬〟です。
感想・レビュー・書評
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下品な言葉は沢山出てきますが、品性はあると思うのです。
この本は、心が痛んでいる時、人生失敗したと思っている人には、沁みたり刺さったりする言葉沢山あるんじゃないかなあ。
表紙と西原理恵子という色物感に騙されないで是非読んで頂きたい。本から離れてしまった人にも訴求する力が有りますです。
オールドファンには温い事言ってんじゃねえよなんて言われそうですが、過去の西原コミックエッセイ沢山読んでいる人にも感慨深いものがあるので、色々思い出しながら読んで頂きたい。今はメインストリームを歩む西原ですが昔は本当に体張ってたよね。頑張ったわほんと。苦労して今幸せなんだからいいじゃんね。暖かく見守ろうっと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西原先生が好きなので読みました。
生きるって大変、だけど生きるって面白い。人間って面白い。
心に留めてたまに思い出そう。
そんな言葉はメモしておいて、しんどい時に見ようと思いました。 -
洗わなくても使えます。
いちいた腑に落ちると言うか。
人の言葉と言うのは言葉そのものよりもその人のバックボーンが大事だと。
同じセリフでもその人の生き方で意味合いが変わったり。
結局はどう生きたかって事では無いかなと。 -
楽しかった
さいばらさんの本音トーク好きです
漫画も大好き
深い想いをサラッと
泥名言
なるほどなあ
≪ そのまんま 洗わず使おう 泥名言 ≫ -
赤裸々。もう怖いものなし。
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洗わなくても使えそうだけどね。(^^;
仕事、家族、生死に関わる言葉は、本当に名言として使っていいんじゃないかな。
T シャツとかつくりたい感じです。(^^;
お金と男女に関しては、ちょっと環境が違いすぎて名言として使えるシーンが思いつきませんが。(^^;
珍しく、ほぼイラスト無しの本だけれど、いつもの西原らしく愉しめました。 -
確かに洗えば使える泥名言だったと思いますが、敢えて、洗わずに使いたい名言の方が多かったように思います。
作者の安定感を感じたのは初めてかもしれません。
今までにたくさん読んできました。そして、いつも面白かった。そして、何か、いつも危うさのようなものを感じていたのですが、この本では、そのドキドキ感はなくなったように思います。不思議にまったりと安心して読める毒、のような感じでしょうか。
疲れたときに、パラリと開いて読みたい本です。