十二人の死にたい子どもたち

著者 :
  • 文藝春秋
3.26
  • (56)
  • (213)
  • (321)
  • (88)
  • (26)
本棚登録 : 1931
感想 : 298
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163905419

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 結末が気になり一気に読みました。
    本で読むより映画を見た方が分かりやすいと思います。

  • 冲方丁作品は初めてでした。
    映画化されてると知り 手にしたものの 正直 自分には合わない…。
    ずっと話し合いが続き 特に刺激とかなく 物語の盛り上がり的なのがなく 淡々と読み進み 終わった感じ。
    期待し過ぎたかなぁ…。

    映画化されたものは一応 見るつもりです。

  • 正直に言うと「頑張って」読み終えた本でした。
    登場人物も多く、病院内の構造も多くて複雑でどこに誰がいたのか考えながら読むのが苦痛でした。ミステリは大好きですが、真相について考える楽しさより誰が誰でどの背景かを考えるのが大変。それぞれの自殺に対する動機も釈然としない感じだし、私には合いませんでした。

  • 少し前ではありますが、「王様のブランチ」で紹介されていました。
    タイトルからもわかる通り、「十二人の怒れる男」のパロディです。

    「大きな決断(=自殺)」をするために集まった12人の子どもたち。集合場所では既に1人が死んでおり、"管理人"が先に旅立ったのだと判断して、準備にかかろうとした11人の子どもたちの前に、13人目が現れます。
    イレギュラーな事態を無視して当初の目的を達成しようとする雰囲気の中、1人が異議を唱えます。このまま疑問を抱えて死ぬのは嫌だ、と。
    賛成11、反対1から始まった「話し合い」。

    最初からベッドに寝ている、いわば「0番目」の子どもは誰なのか、どのようにこの会場へやってきたのか。

    謎を解き明かすために話し合い、採決を行っていきますが時間をかける度にその結果は変動して……。


    ストーリーも、それぞれの登場人物の心理描写も、謎解きの展開も、物足りない印象でした。
    強硬に実行を主張する人達の動機も理解しにくかったですし、互いにさらけ出し合うというほど感情的になるでもなく、かと言って論理的な議論ができるわけでもなく、延々と話し合いの場面が描かれ続けるのも冗長であったように思います。

  • 「天地明察」は面白かった。。。
    これは、探偵小説の最後の謎解き場面を1冊にしちゃった、って感じ。
    「現実は小説よりも奇なり」、、、この小説以上の現実はないだろうな。(カルト的な集団は例外だろうけど)
    ちょっとストーリーにメリハリがなく、半分読んで後半は斜め読み・流し読み。

  • 頑張って読み終わった、という感想。
    冒頭はサスペンスみたいで気味が悪く、子供たちが殺しあうホラー系か…?とかまえたけど、全然違った。

    自殺したがっている子供たち12人が病院の廃墟に集まるが、13人目の子供の存在によって雰囲気が変わっていく。

    登場人物が多い分会話量も多く、いらない描写も結構あって、読むのに疲れてきた中盤から飛ばし飛ばし拾い読みした。
    登場人物が中・高生だからか感情移入もできず、とにかく謎をはっきりさせたいためだけに頑張って読んだ。

    途中で気づいた通り(タイトルでなんとなくわかっちゃう)自殺計画は中止され、みんな晴れ晴れとした表情で会場を後にした。

    読んでよかった!とは思わなかったけど、読後感は不思議と爽やかだった。

  • 前半半分暇すぎた。最後はライアーゲームみたいだと思った。

  • 前半はワクワクしたのだけれど、後半はもうわけがわからなくなってしまった。読み手の問題なのでしょうか?結局よくわからなかっけど、答えあわせのように再読する気にもならず。

  • んー。
    設定は良いんだけど、
    会話とか諸々が浅いかんじ。

  • 2019年03月03日読了。

著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

冲方丁の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×