まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ

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著者 : 吉永南央
  • 文藝春秋 (2017年1月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163905907

まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみの感想・レビュー・書評

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  • 珈琲豆と和食器の店、お草さんの「小蔵屋(こくらや)」のシリーズ、第5弾。

    「清子さんへ」という文字の書かれた紙が添えられた、お草さんの母親・端(たま)が残した一枚の着物。
    渡されずに家にある理由は、ある時からその「清子さん」と母が仲違いをしたからだ。
    清子さんというのは、「うなぎの小川」の女将、小川清子。
    草は、仲違いの理由も知りたいし、できる事ならきちんと本人に受け取ってもらいたい。
    そこへもち上がった、町内会の山車蔵の移転問題、小川家の滋と丁子夫婦の問題などが絡んで…

    小蔵屋の店内が大好きだ。
    ドラマで見てから容易に想像できる。
    しかし、今回もまた、サスペンスな感じである。
    お草さんは正義感が強すぎるせいか、いつもきな臭い事件に首を突っ込んでしまう。
    トシなのだから、もっと体を労わってほしいものだ。
    ほんと、お願いします。

    スーパーボールの男の子は、多動性障害かも?
    ママ、ひとりで悩まずに誰かに相談してね。

  • 紅雲町シリーズシリーズ、
    お久しぶりのお草さん。

    なかなか毒のある内容でした。

    もしも、料理屋さんを営んでいるとして
    近所の空き家に産業廃棄物が違法に放置されていて
    生けすの魚が死んじゃったら・・
    あなた、どうする????

    すぐにでも、何とか頑張りますか?
    自分と家族の生活を守るために
    黙って営業続けますか?

    生活していかなくてはならないことはわかる。
    わかるけど、
    食を扱う商売人がそれだと。。。ちょっとね。

    20年って長すぎる。

    今作は元気なお草さんも年齢には勝てなくなってきたのか。
    無理しないでぇって感じだった。

  • 初期にはなんだかんだ言ってたけど先行きが気になって読み続けているお草さんシリーズ。レギュラー陣は変わりなくお元気そうで、お草さんはじめ、友人の由紀乃さん、お店の従業員の久美ちゃん、運送屋の寺田さん、その父親で料理店のシェフも頑張っているようで何より。そして相変わらず狭い街で怒る人間関係を軋ませる事件で心がザワザワとなり、お草さんは相変わらず無鉄砲に事件現場に行きハラハラさせられたり。最後の母親の残した着物の顛末にホッとさせられた。マイルドなイヤミスといったところか。今作はお草さんが先々のことを考える描写が出てきたけど、もうすっかり馴染みになった紅雲町の人たちをもう少し見守りたい。これまで頻繁に繰り返し描写されて読みづらいとレビューに書いていたお草さんの描写ー傘をコツコツついて歩く癖の描写は1回(それでも想像すると嫌だけど。私にとっては黒板を引っ掻くような不快感)、髷に刺した櫛で髪を溶かす描写は2回ほどと減っていた。特に髪を梳く描写は無理に挟んでいる感じがする。物語の展開で上手く活きる一文にできたらいいのにと思う。

  • シリーズものは、面白いことがわかっているので、安心して読める。

    珈琲豆と和食器を販売する雑貨店の店主、お草さんが活躍する「紅雲町」シリーズの5作目。

    水が流れるごとく、砂粒がすべり落ちていくがごとくの文体で、心になんのささくれも感じさせず、自然に結末まで読み切ってしまえる。

    今回は、草の時代まで持ち越された、亡き母とその親友との仲たがいの謎を解き明かしてゆくうち、街を巻き込む問題が掘り起こされる。

    お草さんって、いくつだったっけ?

    背筋がすっと伸びた生き方、「師匠」って、呼ばせてもらっていいですか。

  • シリーズ5彈。
    山車蔵の移設問題をきっかけに
    母が生前突然仲違いした年若い友人との永年の謎を掘り起こす。
    次々と重苦しい出来事が続くも
    草さんのカラリとした性分のおかげか
    不快感は少なく読み進める手を止められなかった。

    【図書館・初読・11月8日読了】

  • シリーズ第5段
    これは良い、俺的はシリーズ中暫定1位です。
    主人公お草さんの亡母とうなぎ屋のおかみとが疎遠になったことと、お祭りの山車の倉庫移転の話が絡みあって話が思わぬ方向に転がっていく。

    日常ミステリーの類って言えばそう、確かに、日常どこかに転がってそうな話で、犯人?探し、事件の真相とその解決を模索する小説ではある。ミステリーとしても上出来の類だと思う。が、核心はそこではなく、人間模様の描写。出てくる登場人物の心情が素晴らしく丁寧にテクニカルに描かれていて、謎解きよりも彼らの気持ちに押されるようにページを繰ってしまう。

    お草さんのお店で働く女子お久美さんが、ある場面でお草さんのやりかたに不満を覚え、その憤懣やる方ない思いを、お草さんにぶつけられずに、態度で表現するのだが、その描写で震えてしまった。こういう描き方するんかスゲーなぁ…と。

    本を置くのが惜しくなるパワーはそういう描写にある。まだまだそんなスゲーシーンがいっぱい詰まっているのだ。紅雲町珈琲屋こよみシリーズ、息を吹き返した感じも出てきて、次回作以降も要チェック。このレベルを維持出来たら、とんでもないシリーズになるかも知れない。

  • 秘密を持つと言うことは、重いですね。
    草さん、なんだか年を取ったことを強調されているように感じました。そろそろこのシリーズ、おしまいなのかなぁ。

  •  草の母・清子は、「うなぎの小川」の清子と仲が良かったが、仲たがいして和解できないまま他界。「絶対にうなぎの小川には行ってはならない」と母に禁じられ、足が遠のいたままになっていた。紅雲町では、祭りの山車蔵を移転しなくてはならなくなり…。

  • このお店いいですねえ
    草さんもいいですけど、一人で頑張りすぎですねえ
    甘え上手にならなくちゃ
    凛としてるから人が寄って来るのかしら
    ちょっと探偵みたいで面白かった
    ≪ 水も地も 毒がしみこみ 心まで ≫

  • 5作目らしいです。4作目を読んでいないかも。

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