音の記憶 技術と心をつなげる

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著者 : 小川理子
  • 文藝春秋 (2017年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906072

音の記憶 技術と心をつなげるの感想・レビュー・書評

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  • 次世代へのメッセージ いままで実感してきたこと、大切にしてきたこと・・・終章より

    ・個性を磨く 弱みを知り強みを知る
    ・挑戦し続ける 限界を自分で決めてしまう
    ・他流試合をする
    ・豊かに発想し創造する
    ・信念と情熱を持ち続ける
    ・Keep Play! Don't Stop Play! 続けろやめるな
    ・ダイナミックレンジを大きく 踏み出してまとまるな
    ・バランスを感じる 全体のバランス、視野を広く
    ・直観(直感)力を信じる ロジカルとひらめき
    ・専門性を尖らせ全体を把握構築
    ・実相実質を見抜く
    ・多様性を受容し活性化 国や地域で価値観が違う
    ・日本文化を理解し伝える

    これらのことは、まさに経験から得た金言であろう

  • 面白かった。こんな人もいるんだなぁと驚いた。

  • パナソニックのオーディオ部の女性責任者の物語。ジャズピアニストとの二足の草鞋を履く素晴らしい人物。

  • テクニクスは復活したんだ。実は私もSL1200を使っていまして、往時はレコードも2000枚ぐらい持っていましたが、今は何も残っていません。またブームだと言われていますが、どうかな?小川さんのCDを聴いてみたいけれど、レンタルはないようです。

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音の記憶 技術と心をつなげるの作品紹介

◆パナソニック女性役員の手記◆日本の会社で働く全ての女性に贈る働くこと、愛すること、継続すること。かつて松下電器にはソニーに匹敵する自由なる研究所があった。1986年に入社した私は、その音響研究所に配属され栄光のブランド「テクニクス」の様々な発展形の技術・商品を開発する。人には大切な「音の記憶」がある。その感情を技術が喚起する。そんな商品をめざし、うちこんだ青春の日々は、8年目でプロジェクト解散、配置転換で雲散霧消したかに見えた。失意の中で始めたジャズ・ピアノで世界的な評価を受ける。「君はパナソニックのトップにはなれないが、プロとしては成功する」そうアメリカのプロデューサーに言われ、心は揺れるが……。【目次】■序章 音の記憶二〇一四年九月ベルリン。私は消えたブランド「テクニクス」復活をパナソニックの責任者として宣言した。この本では、私が「会社員として」「ピアニストとして」二足のわらじで、いかに音に懸けてきたかを語りたい■第一章 全ての生き物にはリズムがある母親のお腹の中で聴いた『赤い靴』と『春よ来い』。なぜこれらの曲が特別な感情を呼び起こすのだろう。理工学部へ進学した私は、聴覚や生体のリズムを研究する。そして就職を考える中、運命的な一本の論文に出会う■第二章 就職まで「これからの時代は違うんちゃうかなあ」。松下電器で音響の仕事がしたいと会社訪問すると大学の先輩から「志望業界を変えなさい」と諭された。CDなどデジタルオーディオが誕生し、音響事業は激変の時を迎えていたのだ■第三章 自由なる研究所それでも松下電器を選んだ私は念願通り「音響研究所」に配属された。「感性を活かし世の中にないものを作りなさい」という所長小幡修一のもと、金管楽器型スピーカー、超薄型スピーカーとユニークな製品を生み出す■第四章 汐留の輝ける青春ウィーンのオペラ座に採用された超薄型スピーカー。世界的な評価を得た技術を使って住空間を変えるプロジェクトが始まった。壁一面スピーカーという前代未聞のホールづくりは、二〇代を懸けるに相応しい挑戦だった■第五章 失意のプロジェクト解散三〇歳のとき転機が訪れる。全速で走ってきたプロジェクトが一瞬にして終わったのだ。薫陶を受けてきた所長の小幡も去った。会社を辞めようかと悩んでいると上司の木村陽一から誘われた。「ジャズ、やってみないか?」■第六章 オール・ユー・ニード・イズ・ジャズ曽根崎の老舗ライブパブ、ピアノとドラムだけのデュオで初舞台を踏んだ。仕事をしながら毎月のステージに立ち、ジャズにのめり込んだ。七年後、本場米国での国際ジャズフェス。満員の観客から拍手を受ける自分がいた■第七章 二足のわらじ「仕事もピアノも中途半端はいかんよ」という恩人からの手痛いひと言。奮い立った私はDVDオーディオ、インターネットと新たな仕事に取り組む。東京に転勤してからは日米で九枚のCDを立て続けにリリースした■第八章 愛こそ全て It's All About Love「ミチコ、アメリカでデビューしないか」。米国でリリースしたCDが英国ジャズ専門誌で年間ベストアルバムに選ばれた。プロデューサーからプロオファーを受け、渡米するか悩んでいるとき高校時代の初恋の人が現れる■第九章 松下幸之助が教えてくれたこと日本に残る決断の後、本社の部長職に着任した。梅田の新歩道橋や浅草寺雷門の寄贈など「企業は社会の公器」と考えた創業者の寄付行為に始まる社会文化グループ。私は無電化地域へのソーラーランタン提供を思いつく■第十章 テクニクス復活プロジェクトに懸ける二〇代を捧げたオーディオ「テクニクス」は生産中止になっていた。しかし時代は再び「高品位な音」を求めている。リスナーや評論家との橋渡しをするラストピースとして、会社は消えたブランドの再生を私に託した■第十一章 ベルリンでの復活宣言着任当初、驚くべきことに最上級モデルのアンプは仮組み、スピーカーは一部が他社製だった。迫る復活プレゼンの舞台。それでも私は一切妥協しない。音質を決定する「音決裁」は最難関と恐れられた。不眠不休の四カ月■第十二章 幻のターンテーブルSL-1200七〇年代に開発されたターンテーブルは世界累計三五〇万台を売り上げたテクニクスのアイコン製品だ。イスラエルから復活を願う二万五〇〇〇超の署名が届いた。定年退職したOBを頼り、途絶えた技術を蘇らせる■第十三章 女性が欲しくなる「オーディオ」で未来を拓く音楽を聴く人の半分は女性。しかしハイエンドオーディオの購入者は九割以上が男性なのだ。「重くて大きいものが良い」という従来の価値観を打破し、「女性」と「小型化」を追求。音の宝石箱OTTAVAに辿り着いた■第十四章 若い人へのレッスンテクニクスを指揮するパナソニックの役員として、また一四枚のCDをリリースしてきたピアニストとして。仕事とジャズを通して実感してきたこと。自分らしくあるために大切にしてきたこと。次世代へのメッセージ

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