- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906089
感想・レビュー・書評
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死ぬのが怖い(まぁ誰でもそうですけど)オカヤさんが、死ぬ前に食べたい食べ物のことをいろんな作家さんにに聞いて回るおはなし。インタビュー実録漫画。
『人生の最後になにたべたい?』はきっと誰もが話のネタにした事があるド定番の質問なんだけど、聞く方も聞かれる方も作家だと、こんな風に面白い話になるんだなー。
個人的には山崎ナオコーラさん、朝井リョウさん、辛酸なめ子さんの回が特に好きでした。
興味深かったのは、この質問に対して、『自身の人生の最期=地球滅亡』とイメージした人が結構多かったこと。それと連動してか、最期の時に友達と大勢でいる事をイメージした人も多かったこと。
自分では思いつかなかったイメージだったので驚きました。
確かにどんな死に方を想定するかで最後の食べ物は変わるかも⁈
読みながら私もシチュエーション別の『最後の晩餐』をあれこれ考えましたが、未だベストアンサーが見つかりません。
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いやー面白いですわ。
人間性出る、な。
印象的やったんが、
◎朝井リョウの五右衛門のスパゲッティー
罪悪感の固まりみたいな食べ物を、もう死ぬんやったらいっか的なノリで食べる
って考え、面白いなー。
ひねくれてんなーって思った(笑)
食べる行為にイライラをぶつけやすいタイプのメニュー、うん、なんとなくわかる(笑)
◎桜庭一樹の白米
カレーもいいなと思ったけど、よりシンプルに白米。
アメリカの死刑囚の話で、
出てきたパスタが指定したブランドのと違うと怒ったまま死刑になった人がいて、
そういうもやもやを抱えるぐらいなら、特別なものよりもいつも食べているようなものがいいかなとの事。
ほぉ、そんな考え方もあるのか。
でも白米はさすがに味気なくないか。
せめて塩おにぎりとか。
私が死ぬ前に食べたいのは今は一択かな。
大好きなあそこのカレー屋のあのカレー。
で、死ぬシチュエーションは、もういきなり一人でなんの前触れもなく死にたい。
死ぬ準備はしたくないし、不安に呑み込まれそうなのも嫌やから、苦しまずに即死したい(笑) -
読んでるとふわふわリラックスできた。テーマは重いのに。