僕が殺した人と僕を殺した人

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 792
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906430

感想・レビュー・書評

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  • 著者初読み。
    直木賞を受賞した作家さんであることは知っていたけど、受賞作にはあまり興味がなく、この作品もネットニュースで取り上げられていたこと、タイトルからミステリーだと思い込んで読んでしまった…
    7人の少年を殺害したことで、アメリカで逮捕された「サックマン」この事件の謎を解く話かと思いきや、「サックマン」が犯罪に手を染めてしまった原因があったと思われる青春時代の話を描いている。
    「サックマン」の正体、この物語の書き手である「わたし」が分からないように、ストーリーが展開する。青春時代である1984年と、「サックマン」が逮捕された2015年を行ったり来たりする展開だが、主点が変わるので、私には読みにくかった。舞台が台湾なので、普通にカナ表記されるものを漢字で表しているのも、かなり苦戦した。
    友情の物語と称賛している意見も多いが、少なくても、私はこの4人に感情を移入することも出来ず…残念…

  • 商品の説明

    一九八四年、台湾で四人の少年たちは友情を育んでいた。三十年後、そのうち一人が全米を震撼させる殺人鬼に。超弩級の青春ミステリ。

  • 2022.12 図書館借本
    .
    最初は世界観が難しくて読み進めるのが遅くなった。
    昔の話はユンが語り手だから現代の話もユンが弁護士だと思ってたから、サックマンがユン、弁護士がジェイだと判明した時に一気に面白く感じた。
    ジェイの言う、ユンは14〜15歳で止まっているから子供を誘拐して殺人するという理論はよくわからなかった。

  •  

  • 2019.11.15

  • 3.9 誰も薄氷の上を歩いていて、誰が人生の氷が割れて落ちるかはわからない。薄氷をともに歩いた思いは消えないって話かな。台湾版スタンドバイミー。

  • 2018/11/21

  • やっぱりどこをどう頑張っても台湾は離れられないのかな?3作目くらいだと思うんだけど、ずっとこれだときついかなあ。設定とどんでんの面白さはこっちの方があるけど、なんかその心の動きみたいなのがちょっと理解しがたかったのが残念。

  • サックマンは予想していた人ではなかった。

  • 面白かった。舞台が台湾なので、読みにくいかなと思ったけれど、そんなことはなかった。どんどん引き込まれた。
    語りかた、うまいよね。

著者プロフィール

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。 2003年第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。 09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。 17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞する。『Turn! Turn! Turn!』『夜汐』『越境』『小さな場所』『どの口が愛を語るんだ』『怪物』など著書多数。訳書に、『ブラック・デトロイト』(ドナルド・ゴインズ著)がある。

「2023年 『わたしはわたしで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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