- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163907192
感想・レビュー・書評
-
2016年を舞台にした物語。
ポストートゥルース
ある海外の辞典出版社が2016年を代表する言葉に選んだ。嘘でもデタラメでも話題を呼んで数を集めれば勝ち、
大衆に受けるのなら可能不可能は問わないという意味らしい。
トランプ大統領就任に関して多く用いられた用語のようですが、
一般市民の日常生活にもひそんでいるような。。。
この1冊にその年の特徴が集約されているようで、
毎年読みたいなと思います。
ネットの晒し上げ ドラッグ 心霊詐欺 偽造カード詐欺
の4編でした。
2016年ってそんなことが事件になってた年だったのかな。
毎度のこと、ネット問題は必ず組み込まれています。
もうネットから切り離す生活は無理ですよね。
まだ今年のIWGPシリーズは読んでいませんが、
もっと深刻な内容な気がして怖いです。
帯には、
フェイクだらけの時代、真実は自分で見極めろ
と書かれています。
今後もっともっとフェイクなのか真実なのか見分けるのが難しくなりそう。
今回も時事問題たっぷりで面白かったです!
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとした皮肉っぽいマコトのフレーズとか、
味わい深い。
タカシとの何度もある電話のやりとりとかも
毎回工夫をこらしていて、二人のコンビネーションというか仲の良さを感じて、楽しい。 -
ほんま安定しておもしろいなやっぱり・・・毎回めちゃめちゃ印象に残るわけじゃないけど、さっと読めるしおもろい。エンタメ小説!って感じ。毎回クラシック聴きたくなるけどぜんぜんわからんわからー
-
何個か前は飽きたかな、と思ったけど今回はそうでもなく、さくさくっと楽しめて安定感もあった。
ひさびさにサルが出てきたのがうれしい。
炎上問題が一番身近なだけに入り込めたなぁ。
2018.1.12 -
街の風景は変わり、アイテムも、犯罪の傾向も変わるけど、マコトはそのまま~女の連れ子に虐待を繰り返す司法書士は連れ子の父に糾弾される前に宅配ドライバーをネット上で糾弾。女子中学生はデパートの経理として働く母親が男に振り回されて覚醒剤を使っているのを止めさせたい。エフワンからの依頼で調査した本物の霊能を持つ女子大学生がサイキックサイトにスカウトされるのを厭がっている。千の単位で出し子を求めている奴からギャングをどう守るか~いつものペース。恋愛モノなんか止めれば良いのに…ついでにテレビ出演も止めたら良いや
-
久々に読んだシリーズ第13弾。やっぱり大好きだ。
滝野川炎上ドライバーは最近やたらよく聞く胸糞悪いクソ男とそれを守る男の話。
上池袋ドラッグマザーも、変わってゆく母を守ろうとする娘の話。
東池袋スピリチュアルは、少し毛色が違うけどこれも今風な霊的な話。
裏切りのホワイトカード、現代の代表的な詐欺ケース。
表題作にそこまでインパクトがなかった気がしたけれど、相変わらずのスピード感と爽快感と、なんといっても読みやすさ。
真実は自分で見極めろ。 -
IWGPシリーズ13弾。
滝野川炎上ドライバー DVをテーマ。
上池袋ドラッグマザー ドラッグに引っかかったシングルマザー。
東池袋スピリチュアル 霊能者とゼロワンの話。
裏切りのホワイトカード カード詐欺の話。
その時代に合わせて事件を描くのは作者ならでは、さすがです。 -
8