- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163907307
感想・レビュー・書評
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泣いてしまって何度か中断しました。タイトルと帯にインパクトがあるので誤解しやすいですが
内容は、家族への愛、反抗、親を亡くす悲しみ、自身が親になってから分かる親への感謝に溢れています。子育て中の女性や反抗期に悩む方にはドストライクな内容です。野沢直子さんの文章は本当に読みやすく、話に引き込まれるので感情移入してしまいます。なかなか手に入らない本なので買えて良かったです。売らないで大切にします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
予想に反しておもしろかった。野沢直子さん宅の破天荒すぎる父と家族の物語。
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たまたま読んだ雑誌のインタビュー記事で子育て論がなんだかいいな、と思ったので紹介されてたこちらを読んだ。
野沢直子さんの、愛と感謝と強さでいっぱいの一冊。
破天荒なお父さんと、そんなお父さんを愛し続けたお母さん。一見今なら大騒ぎされてしまうような内容だけど、お母さん含め女性たちの愛情と強さですべてがあったかいもので包まれている。
複雑な心境も当たり前にあるだろうけど、それをも覆ってしまうほどの愛情が登場人物たちにはあって、なんだか昭和の長屋の風景が目に浮かんでくるようだった。
私の祖父や祖母が同じ世代。ここまでの破天荒さはないにしても、この時代の人たちは本当にエネルギッシュで、愛情に溢れていて、強い。
それが私の大好きな祖父や祖母のことも思い起こされて
この時代の人たちから学ぶものは本当に多いなと、改めて。 ✳︎
母親とは何があっても家の中にまっすぐに立って、子供と一緒に笑ってさえいればいいのだと信じている。母とはそういう生き物で、笑っていることが母親の一番重要な仕事なのだと信じている。
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母親が「悲惨だ」と言っていれば、それは「悲惨」という名の記憶になり、母親が笑っていれば、悲惨な状況だって悲惨ではなくなるものだ。
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子育てしてる方にもおすすめです。 -
笑い泣き。エネルギーが満ちている。
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面白かった。こんな家庭で育っていたなんて知らなかった。