インフルエンス

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著者 : 近藤史恵
  • 文藝春秋 (2017年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907581

インフルエンスの感想・レビュー・書評

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  • 友情って何なんだろう?
    読み終わった後の率直な感想は、その一言に尽きる。
    3人の少女の決して幸福とは言えない半生を、同い年の女性作家に小説にしてもらおうと、当事者の1人の独白形式で物語は進む。
    決して、誰から見ても仲が良かったとは思えない友梨、里子、真帆。しかし3人の人生は30過ぎまで絡み合う。
    最近はライトな作品が続いた作者が、久しぶりに女性の怖い部分を描いた作品。読後感はあまり良くないけど、いろいろ考えさせられた。

  • 衝動買いで、一気読み。
    文章が読みやすかった。
    そして、デジャブする中高時代の危うい友達関係。
    あまりに私の記憶と一致しすぎて簡単に風景が浮かんだ。

    犯人がわかった上で、なのでサスペンスなのかな??
    連ドラやったら面白いかもと思ったけど!なんか鬱々としそうでだめですかね。
    内容の割に語り部友梨()がサバサバしていて重くなかった。
    自分が友梨と重なって妙に辛くなった。

    この作者の他の作品も読んでみたい。

    どうでもいいけど、ノンフィクションっぽいフィクション作品最近よく当たる。

  • 少女たちの秘密と罪。彼女たちの関係は言葉で説明しても分かるようで分からない、でも、分かる。分かってしまう。あの頃、私もそうだったように、友だちとの関係は細くあやうく、そして重い。
    自分でも持て余してしまうその関係を多くの人は心の奥に押し込んで大人になっていく。
    けれど、それができなかった三人の少女たち。それぞれがそれぞれの罪をひきうけ、かばい、秘密を抱えていく。なにかひとつずれていたらこうはならなかっただろう。でもそれは彼女たちが望んだ今だろうか。こういう形であってもつながっていることが彼女たちの関係の完成形だったのかもしれない、そんな気がする。

  • 既視感のある、物語の中の風景。
    言葉数は多くないのに、その言葉が適切すぎて、怖い。

    読み終えて、自分は逃げ切れたのだろうかと考える。

    今、自分が見知らぬ誰かを大きな衝動もなく殺しても、その後、その誰かが小さな教室で一緒だったということだけで、適当な後付けの理由をつけ足して、いかにも怨恨で殺しました、という顔を、できるんじゃないか。
    それは逃げ切れていないということなんじゃないだろうか。

    今に不満?
    過去に傷?

    そのどれでもなく、ひとは過去から完全に解き放たれることはないのかもしれない。一般化して書いてみたけど、そうではなく、やはり、自分のことだ。

  • 【あの時、救えなかった。幼い後悔が生む長編ミステリ】小学二年の友梨は親友の里子が祖父から虐待を受けていることを知ったが――同級生三人が行き着く意外な人生とは。長編傑作。

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