藝人春秋2 下 死ぬのは奴らだ

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著者 : 水道橋博士
  • 文藝春秋 (2017年11月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907628

藝人春秋2 下 死ぬのは奴らだの感想・レビュー・書評

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  • 石原慎太郎、井筒和幸、やしきたかじん。
    個性が強く、面倒くさそうで、近寄りがたい有名人。

    猪瀬直樹、みのもんた、徳田虎雄。
    かつては一世を風靡しながら、スキャンダルで世間のバッシングを浴び表舞台から消えているかつての有名人。

    寺門ジモン、武井壮、劇団ひとり。
    とりわけ傑出した個性眩い芸能人たち。

    どんな相手にも、著者は懐に飛び込んでいく。
    本人ですら気づいていない素晴らしさ、面白さ、そしてその奥底に潜む真実に迫っていく。

    読み進めていくうちに大きな疑問が発生する。

    この強さはどこから来るのだろうか。
    その答えは、著書の最終盤にあった。

    この連載の最中、著者は心の病と戦っていた。
    原稿を書き、仕事をこなし、闘病を続けた。
    そして、寛解を勝ち取った。

    私も分かる。うつ病を経験したものにしか分からない苦しみが。
    例えて言うなら、生命力が全く無いのに、ゴールの無いマラソンを走らされている感覚だ。
    寛解を勝ち取った者でしか見えない世界があるのだ。

    「うつは必ず治る病気です」
    「うつになったら元の自分には戻れないが、新しい自分になれる」
    「うつになったということは時代の先駆者。後から続く後輩たちの道を切り開いていく使命がある」

    この本を読みきった時、脳裏によみがえったのは、私がお世話になったカウンセラーさんの言葉だ。


    そして著者は語る。
    「ボクにとっては思春期の夏の闇を経て、ビートたけしの弟子になった時点で、そこはスタートであり、ゴールなんですよ。もう夢が叶っている」

    人生に勝利すること。幸せになること。これは、誓いを立てた瞬間に決まっている。


    師匠ありてこその弟子。
    弟子ありてこその師匠。

    人間賛歌とレジリエンスの勝利の大力作ここに。

  • 図書館の貸し出しの順番で、下巻から読むことになった。上巻も読み終わったら、感想を書くことにします。

  • 下巻の方が面白かった。
    まあ下世話なもので偉い人の裏話とかあの降板劇の裏話には、それは食いついてしまいます。
    関西のテレビの内幕話、政界との繋がり…
    そしてご自身の事
    時々独特の表現が読みにくい部分もありましたが、総じて興味深く読ませていただきました。

  • 若い頃の僕にとって水道橋博士はスーパージョッキーに出てくるたけし軍団の若手芸人という人でしかなく、その後もタモリ倶楽部等で見掛けるハカセにもその印象のままだったのだけど、おや、この人はちょっと違うなと思うようになったのは宮崎哲也氏とホストを務めた博士の異常な鼎談を初めて見たときからだった。
    番組ホストの構成からぱっと見で考えると、宮崎哲也氏がゲストに切り込んでハカセがいわば狂言回しの役になるのだと見始めたのだけど、実際には逆で、ハカセがゲストに切り込んでいって、宮崎哲也氏が狂言回しのようにそれの補助線を埋めていく展開でびっくりした。ハカセは無知な視聴者の代表を装いつつ、実際には恐らく沢山の時間をかけて「自分で」下調べしたことがわかる質問や話題をゲストに投げていき、うまく言質を引き出していく様に、この人は稚拙に仕事を進めるのではなく、慎重に仕事を積み重ねていく人なのだと印象が一変した。
    藝人春秋もそんなハカセが積み上げた仕事から抽出された週刊誌2ページのコラムの集積だ。その集積がつまらないものであるはずがないし、道化としての藝人の仕事が全うされている。

  • 【水道橋博士による芸能界での諜報活動の集大成!】水道橋博士生放送降板事件の真実、石原慎太郎と三浦雄一郎のミステリー、感涙のエピローグなど書き下ろしも。疾風怒濤の下巻。

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