風車祭(カジマヤー) (文春エンターテインメント)

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著者 : 池上永一
  • 文藝春秋 (1997年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (539ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166401406

風車祭(カジマヤー) (文春エンターテインメント)の感想・レビュー・書評

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  • 年越しに選んだ作品。どっぷりつかり、初夢に見るほど。純情な武志、97歳のお祝い風車祭を楽しみに、ありとあらゆる嫌がらせを日課にしているフジオバァ。実体がないまま島に200年以上たゆたうピシャーマと足が六本ある豚のギーギー。みんな愛おしくて、もっと物語の世界にとどまっていたかった。豚も人間も恋する気持ちは一緒。ギーギーとオバァのやり取りは切なかった。ハチャメチャな話の中に大事な事がたくさん詰まっていて、生きるパワーを貰いました。

  • 八重山を代表する作家。八重山出身の者にとってはとても親しんだ環境が小説の題材となり時折現実と小説の世界が一緒になってしまうような不思議な世界を見せてくれる。子どもの頃親しんだ場所、幼少の頃聞かされた昔話が本の中ではまるで現実の世界として鮮やかに描かれている。八重山を知らない人も八重山を知る一つの参考書でもあり、一冊の物語でもある。

  • 池上さんの本は2冊目。あいからわず登場人物同志のくすっと笑わせてくれる掛け合いがとても心地いい。ボリュームはあるけれど、全く気にせず読む事が出来ました。やっぱりどこまでも生に固執するフジオバァが一番かな。実際に家族や友人になるのはちょっと遠慮したいが、遠巻きに見るにはとても面白い人物だと思います。ギーギーは人間だったらきっといい女だったろうにね。

  • 再読。前回から10年以上経っているようで、ずいぶん忘れていた。
    武志、睦子、フジオバァ、ピシャーマ、ギーギーらが引き起こすドタバタマブイ落とし喜劇のイメージが強かったが、こんなに島が危機にさらされてたっけ?!

    沖縄の知らなかった面を見ることができる一冊。
    特に石垣島のことなので、沖縄本島の文化とはまた違うと思う。
    でも、これもまた一部でしかないのだろう。

  • 多分、3度目の読了。
    読み始めると鮮やかな沖縄の日常が目の前に広がる。
    ひとつの事象について2点以上の視点から眺め、解釈して話が進む。
    例えば、ピシャーマが良かれと思ってやった事が「アキシャビヨー」になってたり、伝説になったり…

    この本を読むたびに沖縄に移住したくなる。
    「だからよー」

  • 物語が終わりに向かっていく高揚感が
    なんとも言えないです(^-^)
    壮大な映画のようです

    神々の素晴らしさ
    実在の島なのに
    ファンタジーの世界でした

    ピシャーマが、とても好き
    主人公にしてほしいな

  • 沖縄のことがもっと好きになる一冊。それにこれ程色々なお祭りがあるなんて吃驚する。本当に不思議な文化は面白さ満載だ。
    池上さんの話しはオバアがすごく魅力的で面白い。フジオバアみたいな生き方って変に真っ直ぐで呆れて笑っちゃうのに、どこか憎めなくて優しいとこが良い。武志の成長を描いている部分もあるのかな?
    途中はどうなるんだ!?と思うくらいバタバタと進んでいくけれど、思った以上に(?)純愛を含んだストーリーに仕上がっている。ギーギーが介入した部分があるので、ちょっと純愛から外れるような気もしないでもないけど…(笑)いやあ、結構長いです。でも全てで一つの話に落ち着いてるところが本当にすごい。

  • 昨年の年末から1ヶ月半近く?かけての読破!! ホントに長かった。。。物語は、石垣島の1年を、マブイ(魂)を落とした少年とマブイを無くした花嫁、風車祭(カジマヤー)と呼ばれる数え97歳の祝いを迎えることだけに執念をかける96歳にして子供みたいなフジおばぁ、神に愛された浮浪者兄弟チーチーマーチュと、ターチーマーチュなど個性豊かな島人らが、ある神のお裁きに遭遇していく物語を、年柄年中執り行われている種々の島の祭に合わせて語られている、、、と言ったらスゴイお話のようであるが、10分の9ぐらいは、しょーもないおばぁの戯言と、淡い恋を妖怪ブタにジャマされる苦難の少年のしょーもない話であるw しょーもない話が長すぎて、何度もリタイヤしそうになったが、最後まで読んで良かったです。最後はウルルとしました。いつか、石垣島に行って祭に参加してみたいな。

  • 石垣島などを舞台とした作品です。

  • 自分が住んでいる「日本」は一部分でしかない、と改めて感じさせてくれました。死生観、倫理観、社会生活が「日本」と重なる所はあっても根本が違うと。社会における物事の優先順位はその土地によって違うとはわかっていても実際目の前に提示されると驚いてしまいます。日本語混じりの琉球方言や祭祀毎の祝詞、せっかくルビが振ってあったのに琉球方言に詳しくないので、うてなーぐちの祝詞の音を再現できないのが残念でした。方言の音を真似て、なんとなくのイメージはできましたが、難しいですね・・・。いつか本物を聞いてみたいです。

    小説そのものはただひたすら愉快です、お世辞にも良い奴とはいえない連中が欲望に従って行動する様やオバァ四世代が繰り広げるコントに笑ってしまいました。面白かったです、ご馳走様でした!

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