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- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166402601
作品紹介・あらすじ
男たちを愛し、愛され、文学の大輪の花を咲かせた女性作家二人の、ラディカルでおおどかな人生論、恋愛論ほか。
感想・レビュー・書評
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女性が書いた随筆が好きなことに気づいて、知らない作家さんにも出会いたいと思ってずっと気になっていた「精選女性随筆集」、ついに一冊読めた。
二人とも文章を読むのは初めましての宇野千代と大庭みな子。恋愛に奔放な宇野千代と、幸福な結婚を生涯貫いた大庭みな子の対比をさせることが、この組み合わせの狙いなのだろうか。
個人的な好みは、大庭みな子の方だった(結婚観とは関係なく、文章の書き方が)。彼女の理知的で国際的に開かれた文章が好きだったのに加えて、随筆と言っても、『青い鳥』のように創作的な文章も収められていて、創作的かつ幻想的な文章が読めたのも好感だった。
ほかの巻も楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宇野→「二つの川端さん」印象深かったんだろうなー
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経験豊富な女流作家の随筆、なんて読んだら自分の凡庸さを思い知ってへこんでしまいそうだ、とこれまであまりこの手の本は手に取ってこなかったけど、読んでよかった。シリーズ読破したい。宇野千代のように華やかにも、大庭みな子のように理知的にもなれないけれど、私なりの花を咲かさなければ、と思った。
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