精選女性随筆集 第六巻 宇野千代 大庭みな子

制作 : 小池 真理子 
  • 文藝春秋
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166402601

作品紹介・あらすじ

男たちを愛し、愛され、文学の大輪の花を咲かせた女性作家二人の、ラディカルでおおどかな人生論、恋愛論ほか。

感想・レビュー・書評

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  • 女性が書いた随筆が好きなことに気づいて、知らない作家さんにも出会いたいと思ってずっと気になっていた「精選女性随筆集」、ついに一冊読めた。

    二人とも文章を読むのは初めましての宇野千代と大庭みな子。恋愛に奔放な宇野千代と、幸福な結婚を生涯貫いた大庭みな子の対比をさせることが、この組み合わせの狙いなのだろうか。

    個人的な好みは、大庭みな子の方だった(結婚観とは関係なく、文章の書き方が)。彼女の理知的で国際的に開かれた文章が好きだったのに加えて、随筆と言っても、『青い鳥』のように創作的な文章も収められていて、創作的かつ幻想的な文章が読めたのも好感だった。

    ほかの巻も楽しみ。

  • ふむ

  • 宇野→「二つの川端さん」印象深かったんだろうなー

  • 経験豊富な女流作家の随筆、なんて読んだら自分の凡庸さを思い知ってへこんでしまいそうだ、とこれまであまりこの手の本は手に取ってこなかったけど、読んでよかった。シリーズ読破したい。宇野千代のように華やかにも、大庭みな子のように理知的にもなれないけれど、私なりの花を咲かさなければ、と思った。

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著者プロフィール

宇野千代
明治三十年(一八九七)、山口県に生まれ岩国高等女学校卒業後、単身上京。自活のため、記者、筆耕、店員など職を転々とし、芥川龍之介はじめ多くの作家に出会い、文学の道へ。昭和三十二年(一九五七)『おはん』により女流文学者賞、野間文芸賞。四十七年、芸術院賞受賞。平成二年(一九九〇)文化功労者に選ばれた。八年(一九九六)死去。ほかの主な著書に、『色ざんげ』『生きて行く私』『宇野千代全集』(全十二巻)など。

「2023年 『九十歳、イキのいい毎日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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