韓国人の歴史観 (文春新書 22)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166600229

感想・レビュー・書評

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  • 十年以上前の本なのですが、この問題の本質に迫っている良書であり、今読んでも参考になります。
    まぁ、このあと、韓流ブームとかがあって、より状況がおかしなことになってしまっているわけですが・・・。あと、頼まれもしないのに日本の方から謝ったりね。もうなんというべきか。

  • 韓国人の日本に対する認識がどのように醸成されてきたのかを、史実に基づき的確に分析してある。ネトウヨ的な下品で扇情的な表現にならず、冷静な筆致で韓国人の幼児性を浮き彫りにしているのは見事だ。
    本書を読んで感じたのは、韓国人にとって反日は単なるエンターテイメントであると言うこと。日本人が彼らの娯楽に付き合う道理はない。
    仕事柄日常的に韓国人と接しているが、依然韓国は後進国であり、民度が成熟していない。まだまだ大人の対応が必要なのだろう。それにしても日本も韓国もマスコミが諸悪の根源なんだな。読者のレベルを表しているだけかも知れないが。

  • 韓国的ナショナリズムの特異性を語った一冊。
    もう、狂気の沙汰としか言えないな。
    韓国人。いや、民族性か。
    あくまで、著者の私論であるとはいえ。
    98年に書かれた本であるが、この時点で危惧されていた内容がまるっきりドンピシャで当たってますよ。
    竹島問題ね。で、過去ほじくって日帝謀略論再燃。反日じゃー!!みたいな。

    しっかし、あれだね。
    近年、日本では韓流アイドルがやたらとブームではあるが、こういった韓国側の事情はどうなんだろね。
    大衆文化と市場経済には民族感情も緩んできたのかな。

    でも、良かったね。
    カンナムスタイルでSPYなんて世界的な人物が出てきて。

    しかしながら、この一冊だけで見ると、日韓問題ってのは、両政府共に、目糞鼻糞に思えてならんよ。
    兄弟喧嘩みたいなものかね。

  • [ 内容 ]
    韓国人にとって、口惜しいのは植民地にされたことだけではない。
    そこから自力で独立できず、戦後も対日戦勝国と認められなかったことが、今に続くトラウマなのだ。
    戦時中ほとんど日本人になりかかり、ともにあの戦争を戦った記憶に悩むのだ。
    だから「反日」教育とは、彼らの中の「日本」を消すことであり、彼らがよく言う「歴史の立て直し」とは、対日協力の忌わしい歴史を消すことではあるまいか。

    [ 目次 ]
    第1章 従軍慰安婦問題―日本コンプレックスの深層
    第2章 対日「抵抗史観」の神話
    第3章 韓国人作り―反日教育はなぜ必要か
    第4章 はてしなき「謝罪」要求の根拠
    第5章 中国の影―「日王」という呼び方
    第6章 日帝風水謀略説―「光復五十周年」の反日風景(1)
    第7章 旧総督府解体―「光復五十周年」の反日風景(2)
    第8章 日帝の残滓―「光復五十周年」の反日風景(3)
    第9章 新たなる「日本」の影
    第10章 「日韓問題」は存在しない

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    [ 参考となる書評 ]

  • 平成22年8月20日読了。

  • 20060913
    黒田さんの本

  • 韓国人の日本人に対するバッシングのバックグラウンドを鋭く突いてます。<BR>やれ韓流ブームだとかで無理に仲良くなる必要はないですが、ブームとは裏腹に韓国人はなぜ執拗に日本叩きをするのか?という疑問を感じた方に向いてますがこの本が韓国の実情すべてではないということはアタマに入れておかないといけないです。

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著者プロフィール

1941年、大阪生まれ。産経新聞ソウル駐在客員論説委員。1964年、京都大学経済学部を卒業後、共同通信社に入社。1978年、韓国・延世大学留学後、共同通信ソウル支局長に。1989~2011年、産経新聞ソウル支局長兼論説委員。1992年、ボーン・上田記念国際記者賞、2005年には菊池寛賞および日本記者クラブ賞を受賞。著書に『韓国 反日感情の正体』『韓めし政治学』(角川新書)、『隣国への足跡 ソウル在住35年 日本人記者が追った日韓歴史事件簿』(KADOKAWA)ほか多数。在韓40年。

「2022年 『韓国語楽習法 私のハングル修行40年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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