リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ (文春新書 110)

著者 : 谷岡一郎

• 文藝春秋 (2000年6月20日発売)

感想・レビュー・書評

[別府さんの感想 · 2013年11月23日]

確かに、過激な言葉を交えて新聞雑誌学者をバッサリ切っていくのは面白いのだが、一度「この本の内容、ブーメランじゃね？」という考えが生まれると、途端に醒めてしまう点が残念。

[mtanioさんの感想 · 2012年7月23日]

社会調査のサンプル抽出、母集団、アンケートの回答を誘導するような質問形式など、アンケートを自分の仮説や意見にあう結果が出るように操作されていると警鐘をならす。そのうえで、それをきちんと見定めるように目をもつようにと啓蒙している。新聞社や学者の、筆者が「ゴミ」とよぶアンケートなどが例示されていて、辛辣。読んでいる方がドキッとするほど。とくに新聞や雑誌のアンケート結果を鵜呑みにせず、アンケートの条件(調査対象の選び方、人数、質問項目など)を確認することの大切さを改めて感じた。とはいえ、センセーショナルな数値に目がいって記事を読み始めるが。

[kittyomusantaさんの感想 · 2012年1月4日]

社会調査の問題点

[bob-taniさんの感想 · 2010年5月3日]

リサーチのリテラシー。
まあまあ。

[adunanetumさんの感想 · 2009年11月10日]

『想像の方法学』と共にゼミで扱った一冊。創造の方法学で社会科学の姿勢？骨格？が身に付いた後に通読したので、読みやすい。
ただしこれ一冊自体で読むのは、知識が断片的で冗長なので個人的にはお勧めしない。

著者プロフィール

大阪商業大学学長

「2021年 『悪魔の証明』 で使われていた紹介文から引用しています。」