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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
キャッチャーインザライを読んだ直後にこの本を読んだので、さらっと読めました。本編で感じた思いを強くすることができてとても良かったです。
村上春樹氏は作家といえば作家なんだけど、このような本の時はまるで文学の先生か学者のような印象を持ちます。
’Catcher’が「反成長小説」だということにすとんと納得した。アメリカ文学とイノセントっていうのは割と典型的なテーマだと思うけれど、そういった制度化から抜け出して'Catcher'を純粋に考えていこうとする2人がとても興味深かったし、対談のほか、村上春樹訳「キャッチャー・イン・ザ・ライ」に収録できなかった訳者解説と柴田氏による"Call Me Holden"も読めるのでお得感(笑)。
この本を読んだ後に「ライ麦畑で捕まえて」を読むと
「ライ麦~」がすごいイイ作品だとわかる
「あ。ここはあの時、柴田さんと村上さんが言ってた所か~フムフム」
「なるほどね、ここは次のあそこに繋がっていくわけね~フムフム」
「ライ麦~」の事だけじゃなくて二人のお話が興味深い
翻訳夜話1を読んでからはや2年。やっと2を読めました。本当は1を読んでから今までのわたしの翻訳観の変化についてとか言ってみたいけど、英語できないし、やっぱり翻訳はよくわかりません。あらゆるプロセスを受け入れる、「文章」というものの魅力には相変わらず取り憑かれているし、これからもきっと魅せられ続けると思いますが。 今回はサリンジャー戦記ということで、とりあえずサリンジャーを読み返したくなった。わた... 続きを読む »
これは面白かったです。サリンジャーという人の詳しい経歴を知らずにいたので(晩年は隠居してしまったとかそれくらいしか知らなかった)、これを読んでキャッチャーという物語が生まれるにあたっての経緯がわかったような気がしました。わたしは野崎訳のキャッチャーを読んだことがないのでぜひ読んでみたいです。原書でも読んでみたい。わたしならどう訳すか?考えてみたくなる一冊でした。
最後に収められている柴田さんの「Call me Holden」は、ホールデンの心を代弁した語り口調の小話。柴田さんの文章はよくポール・オースターの訳で読んでいます。優しくも快活でリズミカルな文章で、村上訳のホールデンとはまた違った雰囲気ですが楽しめました。
村上さん柴田さん二人の対談と、二人がそれぞれ独自に書いた文章が入っていますが、二人の中でのホールデン像が共通しているので、全体を通して違和感なく読めました。
『キャッチャー』の解説が無くて、残念だったのですがこの本で読めてよかった。当たり前かもしれないけど、“訳した人”によってだいぶ印象が変わるのだと実感した。
ジョン・レノンを殺害したデイヴィット・チャップマンが『キャッチャー』を愛読していた。ジョン・レノンを射殺した後にも警官が到着するまで舗道の敷石に座って『キャッチャー』を読んでいたという。
「自分がジョン・レノンを殺した理由は、最近のジョン・レノンが『キャッチャー』に出てくる人物のように、インチキで、不誠実で、見下げはてた人間に成り下がっているからであり、彼を撃つことによって、自分はそのイノセンスを護ろうとしたのだと主張している。」(P215)
『キャッチャー』は「並みはずれて輝かしい作品」であると共に非常に危険な作品である。ホールデンの分析はすごく興味深かった。次は野崎訳で読み直してみようと思った。
アメリカ文学におけるサリンジャーの位置づけが面白い。『キャッチャー』を読み込んでいる村上・柴田両氏による主人公ホールデンの分析がすごい。よくぞ、ここまで1冊の本で語れるものだと、脱帽。
昨日に続き、両氏の「翻訳夜話」続編を読む。実はこの本が出るまでに、前作の「翻訳夜話」から3年という時間が経過している。村上さんは、前作の中で、いつかサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を新たに翻訳してみたいと熱く語っていたのだが、それはこの時点で実現している。日本での独占翻訳権をもつ「白水社」の粋な計らいで、2003年4月に村上訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」が上梓されているのだ。この本は、... 続きを読む »
よくまあキャッチャーだけでこんなに話が出来ますな! というのが率直な感想です。 好きなものについて語りだすと止まらないのは誰しも同じなのですね。 私はキャッチャーについては結構前に読んで 「なんじゃこりゃ、終始ブチブチ文句垂れやがって甘ったれた坊ちゃんがっ!自分の稼ぎでメシが食えるようになってから言えやぁ!!」 という、まさにサリンジャー戦記内に記載ある「間違った解釈」をしてしまいま... 続きを読む »
春樹の文章ならば何でも読みたい、
というような、「この人の文章をとりあえず水を飲むみたいに
ごくごくと読みたい」と思う時期が私は周期的にあるようだ。
それで、読んだ。
水が飲みたいのだから、新しいのが出ていないと困ってしまう。
助かった。
もっとも印象に残ったのは、サリンジャー、元旦生まれ、ということ。
とても興味深く読んだ。 わりと村上氏の独壇場である。 幻のキャッチャー・イン・ザ・ライ訳者解説が読めて嬉しい。 ただ、解説は対談のまとめのようなものであったけど。 個人的に、アントリーニ先生考察が面白かった! 私は先生がサリンジャーの投影だとが意識して読んでいなかったが、たしかに先生がホモソーシャルな意味ではなく、ホールデンの髪を撫でていたとして、それはホールデンの側から見れば、気持ち悪... 続きを読む »
それでもって、このふたりが
サリンジャーについて語ってくれるなんて。
目を開けたまま、卒倒しそうです。
生きのびて、こんな作品が読めるようになってよかった!

『ライ麦畑でつかまえて』の村上春樹訳と野崎孝訳を読み比べようと思って、まだしてない(笑)たぶん、村上春樹訳は「なるほどな」と分析しながら読んでしまうだろう。私の『ライ麦〜』は、ホールデンと同じ年頃に読...





