戦争の常識 (文春新書 426)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166604265

作品紹介・あらすじ

新聞やテレビなどで戦争のニュースに接しても、自分では分かったつもりの言葉の中には、意外と理解のあやふやなものが少なくない。本書は兵器の解説のみならず、軍隊の仕組みや兵制、作戦など、戦争に関わるすべての分野の基本用語を、アフガニスタン戦争やイラク戦争などの具体的な現代史も踏まえて分かりやすく解説する。どこから読んでも役に立ち、ニュースを見る目が違ってくる。

感想・レビュー・書評

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  • 恒久的な平和を望むため故に、読んでみた本です。
    「軍事の常識」としてもいい内容で、全体網羅的に解説されてます。
    さすが、元自衛官です。

  • そこそこ面白かったが、一気読みするほどではない。日常生活には何の役にもたたない。
    豆知識が増える。

  • 戦争について最低限知っておかなければいけないこと、に対する認識が甘かったな、と実感させられた。
    戦争はしてはいけないこと、それはみんなが不幸になるから、みたいな安直なものではなくて、そこにどういう人たちがどういう目的で絡んでいたのかを知らなければいけない。

    ポーランドへ行って、授業で政軍関係に関するレポートを書いて、この本に出会えたわけだけど、こういう本当の出会いに感謝して、これからも出会えるといいな、と思う( *`ω´)

  • 軍事関係の知識なんてほぼ皆無・・・
    気がつけば周りの国々がカレコレ、ずーっとキナ臭いのでちょっくら読んでみました・・・

    そもそも国防とは・・・
    そもそも軍隊とは・・・
    そもそも兵隊とは・・・
    と、そもそもを教えてくれる本・・・
    他にも陸軍、海軍、空軍、現代戦、自衛隊のそもそもが書いてある・・・
    それぞれの用語や歴史などが列挙されております・・・
    たぶん必要最低限の知識ですね・・・
    武器の名前まではイチイチ覚える必要はないんだろうけど・・・
    まったく知らないよりかは少しは知っておかないとね、って分野ですよね、これ・・・
    ほとんど知らないボクのような方にオススメちゃん・・・

  •  ミリタリーには元々興味があり、ついつい手に取ってしまった一冊。

     己の知識が如何に狭い範囲のモノかを思い知った。陸海空戦をろくすっぽしらなかったから、本書を読んで勉強になった部分は多い。特に、自走砲と戦車の違いは目からうろこ。
     

  • 手堅く基礎知識がまとめられていてよい

  • 2009年刊行。さながら軍事用語辞典の感。内容は驚くようなことは書いておらず、軍事面から淡々と、現代の陸海空軍、情報戦争、ミサイル・核(特に小規模核)・宇宙衛星関係などの現代戦について解説していくもの。中国海軍が、ロシアから大量の潜水艦を購入していること、原子力潜水艦よりも通常動力型潜水艦の方が消音に優れていることを知ることができ、有益ではあった。

  • 戦争の常識というより、軍隊・軍事の常識というのが正しく内容を表しているだろう。ドンパチの話よりはそれ以前のドンパチするための道具や組織の仕組みの比重が大きい。
    まだ軍隊とか自衛隊についても知らないことがたくさんあるので勉強になった。階級や部隊の構成の話、参謀(幕僚)の役割、アフガンの地政学的意味合いとか。
    細川内閣の防衛政策への反対から空自を退職したらしいが、本書の内容としてはあれはよくてこれはダメとか、こうあるべきだという話はほとんど無くて、基本は中立的に書かれていて読みやすい。
    新書の軍事の入門書としてはかなり出来の良い部類では。

  • 戦争と言うより軍隊の解説本。

  • 軍事の入門書として面白かった。社会人として、この程度は常識として知っておくべきだったと今更後悔するばかり。個人的に池上書よりずっと面白いし、妙な偏りもないので読みやすいと思う。参考文献を思わず読みたくなったので、入門書として良書だった。新書らしい新書という意味でも○。

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