- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166604890
感想・レビュー・書評
-
谷崎潤一郎、永井荷風、江戸川乱歩、石川啄木、徳田秋声、川田順、伊藤整、吉行淳之介、依田学海らの「秘めごと」。さすが、すごい。多くは、勲章も頂いている。
それを材料にして活用した人いたが、そもそものところは、秘めていたのでしょうが、女性の側が秘めきれなく発覚したことも多いようだ。
あの「立派な人」と実は、私関係があったの。
今は「不倫」が発覚すると、全てを失ねない時代。
いやいや、いまでも大物は、秘めたままいられるのかな。
小物はせいぜい、羨ましいな、とこうした本を読ましてもらうしかない。
秘めることは大変な力がいることだろうと思う。その力にあった秘め事しか人は出来ないだろうな、と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文豪と言われる著名な作家が普通の物差では測れないような驚きの私生活の部分を持っていた。谷崎潤一郎…変装の趣味、永井荷風…隠遁、石川啄木…ローマ字日記での性描写、徳田秋声、吉行淳之介…暗室での密やかな交わり、川田順、武田泰淳、伊藤整、斎藤茂吉…ふさ子さんとの恋、「ふさ子さんはなぜこんないい女体なのですか」には思わず笑ってしまった。
いやはや驚きの連続だった。文豪も人の子、いや奔放さは常人の比ではないことがわかった。 -
谷崎はもちろん想定内。
しかし石川啄木や乱歩は意外だった。とくに乱歩!
吉行淳之介も面白そう。
自分の読みたい作家の幅を広げられた。ちょっと妙な先入観を植えつけてしまったやもしれぬが。