グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) (文春新書 501)

著者 :
  • 文藝春秋
3.41
  • (97)
  • (206)
  • (516)
  • (35)
  • (6)
本棚登録 : 1767
感想 : 247
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605019

作品紹介・あらすじ

既存のビジネスとそれを支えた価値観が次々と「破壊」されているのをご存じか?その担い手は検索エンジンの怪物・グーグル。強大な権力を手中に収め、神のごとく君臨する日も近い。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 恥ずかしながらこの本でグーグルのビジネスモデルを知った。バナー広告ではなく、キーワード広告から収入を得ている。

  • インターネットを利用した、情報化された社会。反面、何者かによって私たちが、支配されることを意味する。情報の共有⇔集合知という、反面で自分の情報も出すことになる。
    近未来の視点が著者の考えと一致したので、大変興味を持った。出版から5年後のいま、多くが現実となっている。個人の販売情報が利用されるようになり、情報支配が始まる。
    グーグルの発展の過程と巨大化していく現状、さらに将来はどこまで大きくなるのか?情報検索から始まったグーグル、他のサーチエンジンとの違いはアルゴリズム(現在では公表されている)にあった。情報のハブが変わり、経済も変わる。検索により、広告手法が効果を上げることになる。ロングテール現象を引き起こす、データ解析によって、小資本でも販売が維持できる⇔パレートの法則。さらに考えを進めれば、検索後(結果表示)を決めることにより、目的に誘導することもできる⇒アテンション。

    ライフログという言葉はすでに出てきている。ノマド視点はまだない?

  • Studygift問題で、そういえば彼の著書読んでたなーと思いだして登録。

  • 検索エンジンがアルゴリズムクラッカーによって役立たずにされたとき、グーグルはクラスタリングとページランクテクノロジーによって的確な検索結果を可能にした。同じ頃、キーワード広告が検索キーワードに重要な価値があると気づくことによって発表された。今では、グーグルは神。グーグルから排除されれば、インターネット社会の中で存在しないことと同一となってしまう。

  • 2006年刊行の本だから、
    情報が古かったりする。
    でも、この当時の著者の予想は
    大方当たっているのではないか。
    検証するつもりで読んだ。
    「2020年米国大統領選挙」
    では、ネットが世の中を大きく動かしたし。

  • 現在進行系で拡大し続けているGoogleについて15年前に語られた本。

    何気なくGoogle関連のものを日常的に利用しているけども、
    それだけGoogleが世間に与えている影響が大きいということなんでしょう。

    そして、当時はAndroidとか無かったから、今は昔以上にgoogleの手が伸びているとも言えるだろうと感じました。

  • 情報化社会という言葉をもはや聞かなくなるくらい、情報が身の回りに溢れているのが当然になった現代社会。
    その中心となる情報端末であるPCを支配するのはかつてはマイクロソフトだったが、21世紀に入って覇権は変わった…覇権を握ったのはマイクロソフトとは違うアプローチ法で参入したGoogleだ。

    世界のあらゆる業界を平準化し、人々に情報を提供するGoogleは、希望の存在なのか?
    または既存システムを破壊し、人々の情報を勝手に集積する悪魔の存在なのか?

    Googleのこれまで、現在、そしてこれからを主軸に論じた新書。

    Googleがインターネットを支配すると言われる時代、その良し悪しを一概に言うことはできないにしても
    社会システムの重要なカギを握るGoogleを知るにはぴったりの一冊だと思う。

  • 購入日、開始日、終了日失念。

    まったく記憶に無いため、コメント記入には読み返しが必要。

  • Googleという会社がどのようなものか。

    近未来がどうなっていくのか。

    わかりやすく、ある意味で恐ろしさと興味を同時に体感出来る。


    説明
    内容紹介
    検索エンジンの巨人は何を目指し、何をもたらすのか? 最強のネット・コンセプトは人類の価値観を覆す「世界革命」を引き起こす。

    内容(「BOOK」データベースより)
    既存のビジネスとそれを支えた価値観が次々と「破壊」されているのをご存じか?その担い手は検索エンジンの怪物・グーグル。強大な権力を手中に収め、神のごとく君臨する日も近い。

  • googleとはなんぞやってのを語った本

    目次
    <blockquote>第1章 世界を震撼させた「破壊戦略」
    第2章 小さな駐車場の「サーチエコノミー」
    第3章 一本の針を探す「キーワード広告」
    第4章 メッキ工場が見つけた「ロングテール」
    第5章 最大の価値基準となる「アテンション」
    第6章 ネット社会に出現した「巨大な権力」
    </blockquote>
    うぉぉ、googleすげぇぞ、なんだべさこれーって言われた頃の本。
    今じゃデファクトスタンダードのようにみんなgmailを使ってるんで、それほど大騒ぎする話じゃないんですけどね。

    googleが起こしたネットの進化を、駐車場のケースと、メッキ工場のケースで語っている。
    もっとも、たったそれだけなので、それほど大事な本じゃない。
    今ではネットの常識だから。

    googleは検索に連動した広告を売っている会社だ。
    さらにgmailなどのwebアプリケーションでアクセス数を増やすことで価値を上げてきた。

    今はtwitterやfacebookなどが出てきてて、真っ向から対立している。
    最後に語られている裏の顔、中国の検閲の問題なども大きい。

    ただ、当時としてはよくまとまったレポートぐらいの価値はあるんじゃないだろうか。

全247件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ジャーナリスト

「2022年 『楽しい!2拠点生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木俊尚の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×