旅する前の「世界遺産」 (文春新書 503)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605033

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館新書 709||SA

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=44203

  • 読者にわかりやすい情報を提供するのではなく、俺がこれだけ世界遺産に行ったぞ、という自慢が聞こえるのみ。

  • [ 内容 ]
    TVや雑誌で人気の世界遺産。
    だが、各々が如何なる背景を持っているか、ご存知だろうか?
    そこには人類の叡智と地球の歴史が刻まれている。
    次世代に受継ぐべき至宝の魅力に迫る。

    [ 目次 ]
    日本の「世界遺産」ブーム
    世界遺産事始めとデータあれこれ
    なぜ、ミラノのドゥーモは世界遺産ではないのか
    その国にたったひとつの世界遺産
    人類の宝を未来に手渡せるか?
    個人の家もブドウ畑も世界遺産?
    遠く離れた「木」の文化
    異国の地で花開く文化
    オスマン・トルコの光と影
    無形遺産の登場
    登録を待つ世界遺産予備軍
    世界遺産、旅のノウハウ

    [ POP ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 世界遺産に興味がある人はもちろん、旅好きにはたまらない、紙上旅行のできる1冊。おれも含めて、「世界遺産」という名前は知っていてもそれ以上はあまり知らない人は多いのではないだろうか。この本は著者の世界遺産めぐりの旅行記を楽しみながら、世界遺産が一番多い都市はどこか、世界遺産にはどうやって登録されるのか、危機遺産・無形遺産とは何かといった世界遺産に関する基本的なことを知ることができる。また、最後には世界遺産めぐりのアドバイスも載っている。また、日本人の好きな世界遺産ランキングや、なぜ世界遺産が今日本でブームなのか、世界遺産を知り、めぐることの楽しさは何か、などの分析も興味深い。
     おれもそのブームに乗っかっている世界遺産好きの1人で、大学生になってから行った世界遺産は、「紀伊山地の霊場と参詣道」、「原爆ドーム」、「アテネのアクロポリス」、「メテオラ」、「エピダウロスの考古遺跡」、「ミケーネとティリンスの考古遺跡群」。暫定リストにあるのを加えれば、「古都鎌倉の社寺とその他の構造物」。こうしてみると特に国内旅行は毎年1回〜2回行くけど、まだまだ行けてません。
     この本で印象に残ったところのいくつかは、まず2つの世界遺産ランキング。あとはアメリカ人の世界遺産観、ドイツ国外でのドイツらしい世界遺産、「ユネスコ本部訪問記」。あとスロベニアの鍾乳洞も紹介されていたが、つい最近、「世界ふしぎ発見!」でもやっていて、とても行ってみたい。最後には筆者の行ったことのある世界遺産のリストが掲載されているが、それよりもデータとして「世界遺産リスト」や各国の「暫定リスト」とかを載せてほしかった。あと写真が綺麗なので、カラーでみたいなあと思った。

  • あまり知られていない世界遺産を中心に紹介しつつ、世界遺産の歴史やその意義などにも踏み込んで解説する。本書は日本人の世界遺産に対する意識の啓蒙を目的としているようで、有名どころばかり有り難がるのではなく無名な世界遺産にも目を向けなさいと説くのだけれど、そこへ実際に行った著者の自慢話や苦労話がかなり多いのには閉口した。

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著者プロフィール

1960年、愛知県生まれ。東京大学教養学部卒。NHKディレクター、高崎経済大学特命教授を経て現在、京都光華女子大学キャリア形成学部教授。NPO産業観光学習館専務理事。

世界遺産、産業遺産、近代建築、交通、観光、郵便制度などの取材・調査を続ける。「世界遺産検定」で世界遺産マイスターを取得。

著書に『旅する前の世界遺産』(文春新書)、『郵便局を訪ねて1万局』(光文社新書)、『日本のシルクロード』『観光地お宝遺産散歩』『高速道路ファン手帳』(以上中公新書ラクレ)など。祥伝社新書から『世界遺産の真実』『それでも、自転車に乗りますか?』を上梓。

「2019年 『観光公害 インバウンド4000万人時代の副作用』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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