- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166606207
作品紹介・あらすじ
ラブホテルの外観はなぜ派手なのか?回転ベッドはなぜ回るか?日本人の性意識と日本の住宅事情に密着しながら目まぐるしい進化を遂げたラブホテル。現役女子大学院生による本格研究。
感想・レビュー・書評
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大学の卒業論文作成から、発見して、本になった、という ことだが、よく調べてあると感じた。
発生!から初期から発展の歴史的な過程が説明されているし、まる良く分かる。ホテルの写真に関して他に(過去に)よくできた写真集がある。
雑誌記事については、よく調べていた。また。 関係者への直接聞き込みも行っているようだ。 主に流行した時期は、高度成長期と重なる のではないか?その後のバブル時期について. ラブホテルに、泊まる、利用するという価値感が なくなってきたと思っている。
時代が変わって現在での利用価値は 様々あるのだと感心した。女性1人の利用は、 可能であるが、同性2人での利用はむずかしいようだ レディスディの設定で、利用客が増えることが あるようだ。夫婦での利用、ゲームやテレビ・ビデオ などの休息ースペースとしての利用も良いようである。
他の業種との差別化、チェーン展開、割引券 などの特展サービスの利用については可否がある詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラブホテルを研究する研究者の卵の博士論文研究を一般用に描き下ろしたもの。
経済状況・住宅事情の変遷がラブホテルのあり方に強く影響していることを見ると、ラブホテルは時代を移す鏡の一つとも言える。
その一つに、当初アメニティなど含め男性しかみていなかったラブホテル(連れ込み宿)が、女性向けをどんどん意識するようになっていったことは女性の社会における立場の変遷やジェンダー意識の変化を反映するものかもしれないと感じた。
また、先日宿泊した元?ラブホテルの設備が非常によかったため、障害者(大きなバス)や、旅行者、個人が使いたがるのもの理解できる。なぜ設備投資が進んだのか、についての歴史も興味深かった。 -
著者みずからも「女子学生が、ラブホテルを研究しているというところに話題性があり、そこに人はピンク色の妄想をするのであろう」と述べていますが、「現役女子大学院生によるラブホテルの研究」という看板で、しかもカヴァー見返しの著者の写真を見る限りではかなりの美人とあっては、そうした需要があるのもしかたがありません。とはいえ、中身はラブホテルの歴史についてのきちんとしたレポートです。
本書の視点は、近代以降の「性」や「愛」といったテーマにまで射程がおよぶものだと思いますが、「ラブホテル」をめぐる現代の文学作品などの言説についてもとりあげてほしかったように思います。 -
ラブホテルの歴史、広告戦略
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正直あんまり価値ないよな〜、
こういう本って。
各章扉絵の下手さが鬱陶しい。
素人の下手な絵を何故入れるのか…
写真の方がマシ。
よく見たら同い年なのに、絵に溢れる
ありあまらんばかりの昭和臭…
若い女が書くってだけの本。
オッさん書いてたら多分みんな気持ち悪がるな。 -
新書文庫
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ラブホテルの真面目な考察。
連れ込み宿と言われた時代から、最近のブーム?まで。
住宅事情が連れ込み宿やラブホの発展に関わってたというのは、ちょっと意外。
もっと前の時代だと、長屋暮らしだと隣の声とか丸聞こえだったという話だけど、その頃よりは庶民が豊かになったということ?