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みんなの感想・レビュー・書評
なかなかおもしろい考え方だと感じた.
アジアでEUの真似事をやってもうまくいかないだろうなあ,と漠然と考えていたことの裏付けをしてくれたような感じ.
坂の上の雲の時代背景がよくわかる本。
日本がどのような理由から日中・日露戦争に突入していったかが詳細に説明されている。
教科書だけでは絶対にわからない事実が満載。
東アジア共同体なんて望ましくもないし、そもそも不可能だと説く。 全編の8割方は、明治から昭和の敗戦まで、日本が大陸、特に中国、韓国との関係においていかに苦闘したかのおさらい。この辺の歴史についてしっかりした見方を持っておくことは、これからの対アジア外交においていろんなヒントを提供してくれそうだ。 言うまでもなく、タイトルは福澤諭吉の「脱亜論」のひそみにならったもの。昨今の中韓を見ている... 続きを読む »
「今後の日本が、かつての日英同盟と同じく、海洋の強大な覇権国家アメリカと同盟して生きていくのか、大陸国家との連携を深めつつ生きていくのか、」ということを、著者流に近現代史をたどりながら、第一次大戦の勃発からヨーロッパ勢力が後退した中国を日本が自分の勢力圏に組み込もうと動き、「関与」したことが日本がアングロサクソンの支持を失って自滅の道を突き進むことになったのだから、これからも東アジア共同体などに「関与」すれば日米が離間し中国の思いのままになり日本は自滅?の道を進む……という見解を示している。大陸侵略としての「関与」がダメだったのだから、東アジア共同体としての「関与」もダメだというのは、アナロジーの材料が違うんじゃないかと思った。それぞれの解釈についてはとくに申すところはないけれど、そもそもその比較が成り立つのか? という疑問をもった。

[ 内容 ]
いま東アジアは「坂の上の雲」と同じ舞台設定に立ち戻っている。
福沢諭吉の「脱亜論」をはじめ、陸奥宗光、小村寿太郎などの明治の先人たちのしたたかなリアリズムに学ぼう。
[ 目次 ...





