男性受難の時代 非モテ! (文春新書 686)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166606863

作品紹介・あらすじ

若者への調査から男性の「非モテ」と経済階層の相関が明らかに。なぜモテが格差の原因になるのか?背景には、非正規雇用の増加やコミュニケーション力重視の社会、そして女性の"肉食化"などが-。

感想・レビュー・書評

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  • アキバ事件から始まる、若者男子の苦難に関する考察。参考になりました

  • 資料

  • 2005〜2008 の4つの自社調査のクロス集計を膨らませた本。
    『…かもしれない。』の書き振りが気になるし、分析というより「読み物」。

  • 男性の持ち得るコンプレックスもかなり多様化してるのだなぁ(お気の毒に)というのが第一の感想。
    かつてオトコは仕事ができれば、あるいはピュアな理想があれば、身長も生涯給も増してやモーハツの多寡などは問題外だったはずだったのにねぇ。
    オトコのエステができた時、いやぁさすがに世紀末、と思ったけど笑い事じゃない。こういう要因が筆者の指摘するように婚姻動機、婚姻成功率、ひいては少子化のファクターだとすれば、真剣な社会問題な訳だ。がんがれ!男子!

  •  男性がどんどん自信をなくしていくのに反比例して、女性の本来の逞しさが目立っていくカンジ。

  • 『下流社会』でお馴染みの著者による、相変わらずの下流喰い本。
    無責任に書き立てて、上の世代の溜飲をさげるだけ。


    容姿と勉強への意欲が比例し、それには育った家庭の経済状況も影響を及ぼす。
    裕福な家庭ほど容姿に恵まれ、勉強への意欲も増し、高い教育を受けられる。そうやって格差が広がっていくという主張は確かにそういう面もあるのかもしれない。


    要は自分に自身を持てるかがどうかが、変わり行く先の見えない時代に生きるうえで何より大切なことなのだ。
    モテないから自分に自信が持てず、自信が持てないからモテない。鶏が先か卵が先か。

    秋葉原通り魔事件や先日のマツダ工場暴走事件のような事件の背景を危惧したというのが執筆のモチベーションだったと読めるが、むしろ彼らの気持ちを追い詰めているのは著者のような無責任な分析なのではないだろうか。

  • 間違った主張の本。

    筆者は、「下流社会」という言葉の生みの親のようだが、経済格差・雇用格差の底流にあるものが、モテ格差だとしている。

    要求レベルがエスカレートする女性を悪とし、男性を保護すべきだという主張には、首を傾げたくなる。

    目次
    第一章 「非モテ」男が絶望する社会
    第二章 モテと容姿の格差社会
    第三章 どんな男女がモテるのか?
    第四章 モテない男は「正社員力」がないのか?
    第五章 なぜモテと性格がこれほど重要になったのか?
    第六章 女が男を選ぶ時代ー雑誌「an・an」から見た変化
    第七章 「男性保護法」のすすめ

  • けっこうよく調べてある。しかし、サンプル数がすくない。

  • んー…つまらないわけではないですけれども、あまり共感はできませんでしたねぇ…著者は確か「下流社会」を書いた人だと思うんですけれども、あんまり面白い内容の親書を書ける人ではない、との判断を僕ん中で下しました。 ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    この本も2009年出版ですから、発売から結構時間が流れていることになります…。

    んー…まあ、とにもかくにも男性諸君は気になる異性が居たら、アタックするしかないですよ!! 今も昔もそれは変わらないんじゃないかと…お金持ちの男がイイ♪♪♪ とか言っている女性ももちろん一定数いるでしょうけれども、そうした男をゲットできる女性はそれこそ一握りでしょうしねぇ…皆、苦労したくないんだなぁ…ということがよくわかりましたね!

    やっぱり貧乏だけれども、どうにかこうにか生きていた昔の人は偉いですね! 今は大学も全入時代? なのかな? ともかくねぇ…子供に至れり尽くせりしすぎですよ!! 金がないならないでそれなりの人生を歩ませた方がいいんじゃないかと思うんですけれどもねぇ…奨学金という名の「借金」を背負わせるより…。

    ↑話が脱線しましたけれども、なんだかこの本ではやたら男子の容姿のよし悪しを語っていましたけれども、そんなに容姿の良い悪いって影響あるのかな?? と思いますけれどもねぇ…そりゃ若いうちは重要なファクターかもしれませんけれども、ある程度年を取ったらかつてのイケメンだっておっさんっぽくなるだろうしまあ…容姿だけじゃどうにもならないですよ!

    ということを僕は言いたいわけです…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 成る程、そう来たか。
    価値観が合わない男女だらけ。

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著者プロフィール

三浦展(みうら・あつし)
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究。著書に『 「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実』 (講談社現代新書) 、 『ファスト風土化する日本――郊外化とその病理』 (洋泉社新書) 、 『東京は郊外から消えていく!』 『首都圏大予測』 (光文社新書) 、 『愛される街』 (而立書房)などがある。

「2022年 『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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