民主党が日本経済を破壊する (文春新書)

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著者 : 与謝野馨
  • 文藝春秋 (2010年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166607174

民主党が日本経済を破壊する (文春新書)の感想・レビュー・書評

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  • 政策通で知られる与謝野馨氏の著書。政治家とは何か、今まで与謝野氏の軸となる思想に触れたことがなかったので、彼の社会経済や日本の将来に関する考えは新鮮で、同時に非常に力強く感じた。スタンダードな政治家らしい考えだがらそれが本質であるというのは素晴らしいことだと思う。

  • 政界随一の政策通、与謝野馨氏。民主党の経済政策を批判するというよりはご自身の議員生活を振り返り来し方を静かに眺められたといった趣。橋本総理から鳩山首相までを自身の経験を踏まえ経済財政施策を中心に一刀両断。自身の失敗談も含め事の正邪善悪を率直に述べられている。

  • 2010/2/22
    センセーショナルな題名とは裏腹に、財政健全化という従来からの筆者の主張を淡々とながら説得的に述べており、好感を持った。財政健全化は急務であり、誰がどう考えても取るべき手段は消費増税しかあり得ないのだが、こんなときに民主党ポピュリズム政権を持ってしまった我々日本人は不幸(あるいは自業自得)というほかないであろう。莫大な民意のアセットを有していた小泉政権下において、消費増税を行わなかったのは痛恨だったと言うしかない。

    筆者の経済政策にはおおむね同意だが、しかしインフレターゲットにあそこまで反対する点はちょっと理解に苦しむ。

  • 本書を読んだ当時は与謝野馨氏の経済政策に興味を持っていたが、著者が菅内閣に入閣してから、その変節振りに辟易としてしまった。
    内容は示唆に富んだ良いものである。本書を読んで感じたのは、与謝野氏には自民党に留まって、建設的政党としての人材育成に力を注いでほしかったということである。

  •  麻生政権で金融担当大臣(2009年2月から財務大臣も兼任)に就いた与謝野馨氏の著書。タイトルほど過激でセンセーショナルな内容ではない。

    ・09年度の第一次補正予算は、中小企業支援の他、「国立メディア芸術総合センター」など成長しつつある産業に着目した「ばらまき」ならぬ「点まき」の予算だった

    ・国債長期金利が1.5%で安定しているのは、財政再建の努力をする政治家が多いから

    ・プライマリーバランス(政策の支出を公債に頼らず税収でまかなえているかを示す指標)「基礎的財政収支」と訳すのは誤訳。「予備的」とか「初歩的」と訳した方がニュアンスが伝わる

    ・財政破綻を防ぐには、GDPに占める債務残高の比率を少なくとも上げず、できれば下げていくことが必要

    ・社会保障費が年々増えていくことを考えると、消費税増税もやむを得なくなる。耳障りなようだが、消費税の議論から逃げてはいけない。

     著者が経済政策に通じた政治家であり、与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫というだけあってか、読みやすくまとまった内容だった。この本は、与党となりながらも未熟さが拭えない民主党、迷走脱却の糸口を保守的イデオロギーを全面に出すことに求めようとする自民党への忠告であると同時に、国民へのエールとなる本であると思った。

     まさかこの本を書く人が民主党政権で経済財政担当大臣として入閣するとは思わなかった。

  • [ 内容 ]
    デフレ、円高・株安、財政赤字…「民主党型バラマキ政策」では瀕死の日本経済は救えない。

    [ 目次 ]
    序章 深刻な病状を「告知」する
    第1章 民主党「ミクロの決死隊」が国を誤る
    第2章 麻生総理に退陣を迫った日
    第3章 世界同時不況との戦い
    第4章 日本経済には成長戦略が不可欠
    第5章 小泉改革の功と罪
    第6章 高福祉・低負担はありえない
    第7章 民主党よ、耳障りな議論から逃げるな

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 伯父の蔵書から。
    麻生政権の(与謝野氏からみた)与党内の攻防、与謝野馨の政策・人脈がわかる本。
    この本を読む限り、政策については財政再建重視派でデフレ解消政策に重きをおいてないと思われる。
    後半の消費税目的税化、安心社会実現会議での方向性はおもしろかった。
    解決すべき問題を重視し、超党派で議論をすすめるべきだという考えだったからこそ、今回民主党に誘われて政府に入ったのだろう(それと人脈)。
    結果は残念なことになりそうだが。

  • 著者は政策通として有名だが、経済の仕組みと力学の説明が理路整然としていてわかりやすい。法学部出身で経済の勉強をむやみとやりすぎないでシンプルにまとめて理解しているのがかえっていいみたい。
    今読むと、状況が古くなっている(鳩山政権下で書かれているのだから)が、ますます悪くなっているみたい。
    自民党を出るような気配はここではまったくない。

  • 民主党批判かと思いきや、批判に留まらず、与謝野さんが各自民党政権内で担当していた仕事についても書いてあった本。

    この本を読んでいると、与謝野さんは自民党に留まって、若手育成をしていたほうがよかったのではないかなあと思います。

    続きはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/2884684.html

  • 一躍時の人となった与謝野馨氏の本。

    いち経済学部生に過ぎない自分にもダメだとわかるようなことを平気で行う政治家がいるなか(特に仕分けを見ていると)、ホントに頭が良くしかも利他的なんだろうなーと思わされた。

    確かに、仕組みや制度よりも「努力」とか「耐え」を重要視したり、制度設計について触れることなく金融資本主義を悪者にしたりと古くさく見えるような議論もあるが、自民党や日本の再生のためには若手がでてこなければならないと断言しているので、マスコミの与謝野氏を「老害」のようにみなす報道は安易な批判だと思った。

    日本は資源がないからイノベーションを起こし続け「自転車操業」でやってくしかないという考えや、社会保障とそれ以外を分けて考え方など全体的に納得できる部分が多かったけど、一時期の自民党のように政権が長続きしないことには絵にかいたモチで終わってしまうんじゃないかな・・

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デフレ、円高・株安、財政赤字…「民主党型バラマキ政策」では瀕死の日本経済は救えない。

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