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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
複雑な問題ではないはずなのに,誰も本当のことや今後恐れうることを,表立って口にしないどころか,
多くの人は,実際にはほとんど何も知らないような状態にすらある.
多数派に迎合することは簡単ですが,反発や批判があったとしても,言わなければならないことを言う姿勢は大事だと思います.
アメリカ国務省元日本部長であるケビン・メア氏が、
自身の失脚を交え、日本の政治の問題点について言及する本。
過剰なコンセンサス社会となり、決断のできない日本に警鐘を鳴らす。
更迭の理由となった報道の真偽は本書でも確認できないが、
報道における問題点を垣間見ることができる。
片一方の主張のみを信じた報道の危険性も感じる。
日本が今後どうしていくべきであるのかは言及されていないが、
日本の政治が良い方向に進み、世界から見てもよい国になれるように、
国民一人一人が政治に対する意識改革をする必要性を痛感した。
実に色々な示唆が得られる本。
「沖縄はゆすり、たかりの名人」で更迭された国務省日本部長。 なるほど、基地反対派学生へのブリーグィングが 共同通信記者の手に渡り(学生を家に泊めるなどの関係) 「manipulation」が「ゆすり」と翻訳されたのか。 民主党(特に鳩山・小沢)への低い評価 沖縄の市民活動家を排除できない日本国家 対中国では日米が一枚岩であることを示すことが肝要 などなど 24 非常時こ... 続きを読む »
原発問題にあたったこと。沖縄領事辞任の経緯などつぶさに書いてあり面白い一冊だった。
これだけの「知日派」(と表現してしまうには惜しいほどの人材)を日本人の手で舞台から去らせてしまって、本当にバカなことをしたもんだと思います。 鳩山政権以降の沖縄の基地移転協議(協議にすらなっていないが)に関しては米国に謝っても謝りきれないほど。日米安保および沖縄の基地移転に関してそれぞれに意見があってよいのですが政権が交代したからと言ってこれまで積み上げてきた議論を突如ナシにしてよいわけがなく... 続きを読む »
「沖縄はゆすりの名人」発言に対して国務省から反論を許されず、職を辞しての反論と、アメリカから見た日本の話。
日本はダメだ、日本人はダメだ、という手の話は、日本人からは聞きたくないと常々思っていますが、アメリカ人にこうもハッキリ決断力の欠如を指摘されてしまいました。
しかし著者は日本人の配偶者をもち、日本駐在歴も長く、「日本人が期待するアメリカ人からの見かた」を演じたのかな、という気も、しなくはありません。
30年にわたりアメリカの対日政策のエキスパートとしてその最前線に携わってきた、著者ケビン・メア氏。東日本大震災では、アメリカ軍の「トモダチ作戦」における緊急支援の橋渡しを担うキーパーソンとして脚光を浴びた。
歯に衣着せぬ率直な発言でしばしば物議をかもし、震災直前にも沖縄への侮蔑発言で騒動を巻き起こす。それでも余人をもって代え難い人材とアメリカ政府をして作戦のキーパースンとして信任せざるを得なかったほどの日本通であったメア氏が、アメリカにとってあの「トモダチ作戦」はどういう意味を持っていたのかを、アメリカ側の視点で語る。
第七章に納得。
・コンセンサス社会の弱点
・醜いものを見ない文化
というのは、政治だけじゃなくて、会社の中でも散見される問題。日本の文化に根ざした問題なのかも。自省しなければ。
もと米国外交官の目から見た日本の政治。2011年8月の刊行なので、東日本大震災に伴う原発事故、沖縄の米軍基地問題、アジア諸国外交、日米同盟のアメリカの考え方等、普段日本のメディアでは語られない視点が面白い。
米海兵隊のグアム移転が報道された今日、また新たな方向へ舵を切り始めた日米関係がこれからどこへ向かうのか、日本国内も激動に揉まれている中で大変な時代に生きている事を改めて実感する。
更迭の発端となったゆすり発言に関するメアさんの反論に違和感は感じられない。石山永一郎記者が米国学生を自宅に宿泊させていたとは驚いた。一方の言い分だけ読んで感想を書くことに気が引けたので、Netで石山永一郎記者の反論も探したが、最も決定的に記者としての公平さを欠いていると感じられる学生との個人的な関係には一切の反論は無く、『再反論するに価しない次元のものと考えている』と言っているのは逃げているとしか... 続きを読む »
「沖縄はゆすりの名人」との発言が原因で更迭された米国国務相の日本部長だったメア氏の著書。昨年夏に話題になっていた本。問題となった発言の真意、普天間問題に関する米国の見解の説明、東アジアの政治状況に関する米国の視点、を明快な論理で説明。また、トホホ感あふれる日本の官僚機構の支離滅裂っぷり、鳩山・小沢などの政治家のアホっぷりについても詳述。読みやすい。
【軍を捨てた日本】
日本人が決断できないのは軍隊を破棄したからではないでしょうか。
軍事行動には最大の決断が伴います。この軍事を持たないため、決断する必要がなくなったように思われます。
決断力は慣れの問題もあると感じます。頻繁に決断を迫られることがあれば、決断力も自然についてきます。日本は軍事を捨てたため、最大で最高の決断を必要とする機会を失い、決断できない状態になってしまったのではないでしょうか。
う~ん,よく書けている。『「普天間」交渉秘録』と合わせ読むことをおすすめします。結局,自民党でも出来てないことを現在民主党ががんばっているわけだが,実はこれは原発を含めた,日本の中央・地方関係に帰するのかな,と感じた。国として何かを決める,ということ,TPPとも実は同じかな。部分的に不利益を被る人や,既得権を持っている人との調整を誰がやるのか。国政ではステーツマンシップを発揮した議論を期待したいものだ。
無様な民主党の失政をアメリカ側の目線から知ることができる良書。鳩山政権の普天間政策は、日本がこれまで築き上げてきた日米の信頼関係を根底から揺るがした歴史上まれにみる失政であったことは疑いないが、その裏付けを取れる本。
ただ、本人が失言問題について名誉毀損の原告になっているため、本人の失言(脇の甘さ)についての弁明・正当化がしつこくかかれる点は減点。
筆者は有事対策としての日米同盟の必要性、米軍の日本駐留の必要性を繰り返し説いているが、中国や朝鮮半島で「有事」なるものが本当に起こるのかということについて言及しない。結局この人は自分に都合のよいことしか書いていないのではという疑念が残る。だとすると「ゆすり発言はでっち上げだ」という反論も眉唾ものである。
それでも、本書で描かれている日米間の外交交渉の裏側やアメリカ側から日本の外交や政治についての評価が興味深いことには変わらない。日本人はコンセンサス重視が行き過ぎて決断ができないなどという指摘は正鵠を射ていると思う。
これを読んで、改めて日本の、日本人の危機感のなさを感じた。
確かに指導力のない政治家にも問題はあるけれども、
それを選んだ個々人にも責任はある。
国民一人一人が先を見据えた判断をせなあかんでしょうね。
日本で米国務省の日本部長として長年実務に携わった人の考えを垣間見れたのでよかった。
東電に情報隠蔽の体質があり、東日本大震災の時に官邸に情報があがっていなかったこと、首都圏からの退避勧告出す出さないの話、米からの支援を持ちかけられても失敗や批判を恐れてムダな質問や拒否をする日本政府、日本が米国にとって戦略的に特別な存在であり他国への影響も考えて米国は守るとゆうこと、日本のゆすり報道の実際、駐日大使評、普天間基地問題の実際、日本が米国にどう思われてるかをバカみたいに気にしてること、鳩山政権で日米同盟が危機に陥ったことや小沢が信頼されていない話等々。
「沖縄はゆすりの名人」という報道で更迭されたケビン・メア氏による著書である。 氏は30年以上にわたりアメリカの外交官として日本に携わり、もっとも長く日本に住んでいた。 更迭後すぐに東日本大震災がおこり、そしてあの「トモダチ作戦」のコーディネーターという重要な仕事を任されることになる。メア氏ほど長きにわたり外交官として日本と関わってきた人物は他にいなかったからだろう。 本書は、一人の外... 続きを読む »
駐日大使、国務省日本部長だった著者が、日米同盟や日本の役割を客観的に語る。
片務契約である日米同盟が、アメリカはいざという時に行動をどこまで起こしてくれるのか、という疑念を抱かせるが、そういった疑問がまったく必要ないことを、アメリカ政府の考えや、地政学の観点から論じてた。
中国に蓋をするための、沖縄を含めた弧の形や、他の同盟国とは一線を画す在日基地の役割などは、一定の説得力があった。
また、9条に縛られた自衛隊の限界や、日本の世論や内政も考慮に植えた上での核武装の必要性のなさの論調もなかなか面白かった。
著者が在勤中に経験した官僚とのやり取りや、鳩山首相時代の普天間基地問題など、誰も責任を取りたがらないがための、コンセンサス重視の政策や行動の批判は大いに納得できた。
仲間から勧められた本です。 全てを鵜呑みに出来ないまでも、言ってる事は良く理解できます。 この国の現政権の売国奴連中は日本の安全安心より自分の議員生命が大事な連中ばかりなので頭が痛いですね・・・
日本で戦争なんて起こらないなんてボケた事言ってる政治家もいますし、情けなくて涙が出ますよ。結局平和ボケもここまで来るとおめでたいって事なのかな?

この人は本当にフェアに日本を見てくれている。




