聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))

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著者 : 阿川佐和子
  • 文藝春秋 (2012年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608416

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聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))の感想・レビュー・書評

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  • 阿川佐和子のベストセラー。
    なるほど、読みやすい。

    仕事を始めた頃に、一つ一つ失敗しながら気づいていく様子が書かれているので、わかりやすい。
    最初は出来なくてもだんだん進歩していくのだ、と若い人は思えるかも?
    特に強い意志を持って始めたわけでもなく、がぜん猛勉強したわけでもなく、素直に、ほどほどにやっていくという。

    具体例に上がっているインタビュー相手がさすがに選り抜きの有名な人ばかりなので、エピソードも面白く読めます。
    そういう体験を連ねたエッセイ風というか、そんなにきちっとしたハウツー本ではないです。
    明るくて気取りがなく、あっけらかんとしていて、突っ込んでも感じがいい。この人柄が人の心を開くのでしょうね。

    ジュリー・アンドリュースご本人を前にして、何曲も歌ってのけたというエピソードが可笑しい。
    その場にいたスタッフは気の毒だけど~完璧でないところも親しみやすいのかも?
    こういう人だから、あんなに目元が笑っているんだろうなと納得。

    若い頃は自分が明るく機嫌よくしていれば相手も心を開いてくれると思っていたが必ずしもそうではなかったと気づいたというんだけど。
    そう、ケースバイケースではありますね。
    その場で、途中からでも臨機応変に方針や話題を変更できる力、これは経験を積み重ねるしかないんですかね~。
    聞いた内容をどう人に伝えるか、読者が聞きたい話題を突っ込むかどうか、そういったところの悩みなども。

    スポーツ音痴で、直前ににわか勉強で教わってはいても、松井選手や貴乃花関にすっかり見抜かれ、笑われたとか。
    スポーツを知らないのは徹子さんと同じですね。
    言葉のほうに発達する人間には、案外盲点なのかしら?
    私も野球は全然知らないため、ちょっと共感を覚えました。あ、でもエースがピッチャーなのは知ってるよ~野球マンガとかでね♪

  • 先日、職場でコミュニケーション研修なるものがありました。
    話のきき方(聞く・訊く)や話し方について、グループ演習をしながらの研修だったのですが、何とも気を遣いました。
    普段何気なくしている相槌なども、いざ意識してやろうとすると上手くいきません…。
    なんだか一生懸命さばかりが強調されて、不自然なやりとりになってしまいました…

    そこで、復習の意味も込めて手に取ったのが本書。
    売れているのは、中身の「聞く」ポイントもさることながら、アガワさんの人懐こさやかわいらしさが多くの人に愛されているからなのだろうなぁと思いました。

    本書を読んで一番の自己反省。
    アガワさんは「(初対面の人に)愛想良く近づいていけば、誰だって自分に好意的になってくれると思うのは間違った信仰であり、同時に驕りでもあるということを学びました」と書かれていました。
    私もまさにこのタイプ。
    自分の緊張をごまかすためもあり、ついつい必要以上にはしゃいでしまいがちなのです。
    相手のペースを無視して、自分のリズムを押し付けるばかりでは失礼ですものね。

    「私はあなたの話を聞きたいのです」という真摯さが相手に伝わるような、聞く姿勢を習慣として身につけたいものです。

  • 私はどうもおしゃべりでいけない。
    文章ならば、ここは違う言い方の方がいい、別の表現に変えよう、とすることもできるが、会話となると余計な一言を言って失敗することが度々ある。
    また、自分ばかりべらべらとしゃべっている気もする。
    家に帰ってから、自分のことばっかり喋っていなかったかな、と反省することもよくある。
    だからその度に直そうと努力をしている。
    相手の話をきちんと聞くためにはどうしたらよいか、その助けになることを期待して本書を読んでみた。

    「相槌は適当に打ってはならない」
    適当に相槌を打っているのは、思った以上に相手に伝わっているものだ。
    へー、あそう、ふーん
    目を見て言われるならまだしも、明後日の方向を向いていたり、スマホを見ながらやられたらたまったものではない。
    その場で私は激怒して帰るかもしれない。
    ただの返事ではない。
    それも大事なコミュニケーションの一つだ。

    「相手のテンポを大事にする」
    これはなかなか難しい。
    おしゃべりな人というのはよく例えられるように弾丸そのもので、打ってそれだけで満足していることが多い。
    それを途中で止められるとムッとしてしまうのだ。
    ではゆっくりした人ならばどうだろう?
    相手に急かされているように感じたら、やはり不快な気分になってしまうだろう。
    人はそれぞれ持っているテンポが違う。
    波長が合えばこれほど楽しいことはないだろうが、そうでない人と話すことの方が圧倒的に多い。
    そのときどれだけテンポを合わせられるかが会話の要となろう。

    大切なことは何か?
    それは自分と同じくらい相手のことも大事にするということだ。
    もちろん自分自身の意見、主張は大事だ。
    しかしそれのみでは会話は成り立たない。
    もし自分の意見だけを聞きたいのならば、一人でやればいい。

    相手に興味を持って、自分にも興味を持ってもらう、それが「聞く力」だ。
    これができれば、自分一人では見えなかった人生のあり方、世界の広さや見方、そしてなにより自分自身が見えてくるのではないだろうか。

  • 誰かにインタビューすること、話をすることは仕事上だと、つい自分が描いたストーリーに持っていきがち。注意しようと思った。この本に出会って、あらかじめ用意する質問の数を減らした。
    まずは人と人としてのコミュニケーションが大切ね。

  • インタビュアーとして多数の実績がある著者が、今までの自分の経験を通して感じたことや体験談をわかりやすく面白おかしく語った一冊だ。
    35のヒント、とあるわりには、第一番目のコツはなんとかで・・・と箇条書きにされるようなよくある実用書っぽい内容ではなく、エッセイのような気楽なかたちでコミュニケーションの基本について丁寧に書かれている。
    結局人間対人間のことだから正解などなく大切なのは心構え、という極めてまっとうな話だった。

  • 図書館に本を予約してから6ヶ月待って読んだ。
    話題性で時流に乗った本という印象である。標題の通り(インタビュアーにとって)聞くことは重要ですよ、という内容である。面白かった。さらっと読んでしまった。印象に残ったのは、黒柳徹子、三輪明宏、岸田今日子の話かな。中でも、「おしゃべりは、スパイになれない」というのは良かった。
    全体的なイメージとして池上彰の新書本と同じイメージがある。読者に対して、平易に説明を試みている。そして、自分の体験から裏打ちしている。苦労話なのか?と思われるところもある。著者を通して、見たことであり、著者を通して聞いたことではない。また、阿川さんの周りの人々の協力と鋭い洞察力が感じられる。
    インタビュー術の本ではない。
    エチケット?品格?適切な言葉が見つからず。

  • 聞く力について知りたくて読書。

    ビジネス、自己啓発系を思わせるが、著者らしいエッセイ風の文体で非常に読みやすい。著者の人間性を感じることができる。

    文章として魅力があり、書き方も参考になる。

    人の話を聞くのは、準備が重要だと思った。
    そして、知ったかぶりをせず素直に聞いてみる。

    こちらが上手く引き出せなかったと思っても相手は話しやすい、聞き上手と思うこともある。独りよがりな先入観を持たないほうがいいという下りが印象的。

    相手のテンポ、ペースに合わせて、その人ならではの話やちょっとした発見することに面白みを感じるのだと思う。

    最後のあとがきが、本書の要旨を凝縮している。具体的な話を引き出す。これぞ目的かと。

    日本人とエチオピア人との共通点はなかなか興味深い。確かに目線を合わせないことが相手への敬意って感覚は理解できる。中国人と話していて時たま感じる違和感の要因の1つはこれかも。

    読書時間:約45分

  • 「えー苦手なんだよなあ…趣味が合わないかも(本音)」を「実は面白いのかなあ…教えてほしいなあ(興味)」に変える。
    本の中にあった「面白がって聞く」というのが、取り入れたいけど自分にとっての一番の難題かと思う。よく知らない相手の、自分の好きな話題じゃない時は特に。

    ・無理に話を合わせない
    (嫌いな話題なのがバレてもバレなくてもしんどい)
    ・でも相手と相手の価値観に関心をちょっぴり寄せる(甘えるように甘えさせるように)

    うーんー。理想を考えてみたら、好奇心と包容力が融合した銀座のホステスみたいになってきた。聞き上手の道って険しい。天然&才能のある人って本当羨ましい。

  • 正しい聞き方は正しいコミュニケーションにつながるだろうと予測し購入。難しい理論ではなく、1000人との対談から得たちょっとしたコツが散りばめられており、とてもわかりやすく、すぐ実践できるものばかり。自然体、相手の気持ち、キーワードを聞き逃さない、脱線しても良い時もある、など。人間て話したい生き物なんだな。ということは、誠意をもって聞くことが大切なんだと改めて感じた。

  • 去年のアクティベーター養成講座でインタビューの参考図書として紹介されていた一冊。多くのインタビューを経験してきた著者の経験談が書かれていて、読み物としておもしろく読めました。ただ、もっとインタビューのノウハウが詰まっている本かと思ったので少し物足りない印象もありました。まぁ、こういう本が書けるくらいにインタビューの経験を積み重ねて、スキルはやっぱり自分でものにすることが必要なのかなと思います。ただ、一緒に飲んだりするだけでも一緒にいてなんだか楽しい、いい気分で話せる人っているので、自分もそういう人になっていけるといいと思いました。

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聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))の作品紹介

頑固オヤジから普通の小学生まで、つい本音を語ってしまうのはなぜか。インタビューが苦手だったアガワが、1000人ちかい出会い、30回以上のお見合いで掴んだコミュニケーション術を初めて披露する―。

聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))のKindle版

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