選ぶ力 (文春新書 886)

著者 :
  • 文藝春秋
3.11
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本棚登録 : 332
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608867

作品紹介・あらすじ

情報が氾濫する現代において、日常の一コマから、将来を左右する大きな決断まで、選択なしに世は渡れない。明日が見えない不安の時代だからこそ、悔いなき日々を過ごすには?東洋思想に通暁したベストセラー作家による珠玉の実践的ヒント。

感想・レビュー・書評

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  • 何を選び取るかで未来が変わってくるという話だった。健康も、何を食べ、どう運動し、睡眠は何時間とるのかなど、考えさせられた。五木寛之さんの本を読むと、様々なアイデアを見せられて、元気になる。

  • 20151020

    病院の診察待ちもあり1日で読了。

    80歳になった五木寛之氏の健康、死に方に重きを置いたエッセイ。

    前半は、選ぶ力というタイトルに沿った内容だった。確かに人は朝起きてから寝るまで、大小様々な選択をしているんだなぁと思えた。

  • 「ナニナニの力」という表現には、正直いってうんざりしている。との冒頭文から、「人生は選べない」「人間は生まれた時から格差がある」「人生は思い通りにはならない」等々の無常観満載。人間いつか死ぬ。それを覚悟して、自分の判断で選ぶしかないと。
    そして共同幻想としての健康批判。これは最大公約数的なモノはあるとは思うが、確かに流行もあるし、似非科学的なモノもある。
    過剰な医療を選択しない事は可能。寝たきりで苦痛に耐えるより、80歳ぐらいでみなさん死にましょう。と言っているようにも思える。

  • 本人があとがきに書いているが、肩透かしを喰らった感じがする。老人向けの健康読本のような内容。著者が年齢に応じて書く内容を変えていくことには好感が持てるが...

  • 人生は選択の連続。
    思ってもみなかったような幸運もある。
    無数の運風雨の連鎖によって毎日は成り立っている。
    人間に完全な健康状態などありえない。
    人間はフィジカルに見えても、日々変動する存在。

  • 人生は選ぶことの連続だ。近頃は歎異抄の引用が多いです。201408

  • 以前途中まで読んでた下山の思想と比べるととても読みやすく感じた。

    この人の考え方はどこか自分に似ているところがあって親近感を感じながら読み終えた。
    ナチュラル・エンドあたりの話はまだ自分には想像のつかない話だけど、高齢の方の考え方・感じ方を垣間見れて勉強になった。

  • 生きるヒント以来、この人の本は割と好きなんだけど、改めて読むとやっぱり内容は高齢者向けなのかな?
    人生をある程度歩んできた人にはしっくりくる話題が多いような気がした。タイトルは「〜力」の波に乗っただけであって特に内容とは関係ないですね。
    人生とは選択の連続というのは、まぁそら当たり前なわけでして。

  • 選ぶ力とは?

    →選ぶことも、選ばれることも思うままにならないことを覚悟しておく

  • 五木先生くらいになると、このような内容の本は余裕で執筆できるのだと思う。というくらい、安定した文章と内容。さすがです。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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