新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609031

感想・レビュー・書評

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  • 安部氏の国家観や思想、年金や安全保障への一部の政策についての考え方が述べられている。私は政策提言を期待して読んだので、拍子抜けした。

    数年前に出版された初版も読んだことがあり、それと比較してもあまり大差ない、と思う。

    記述の内容の濃淡がかなりはっきりしている。例えば、年金で政権の足をすくわれた経験があるからか、年金制度に関する記述が厚い一方、地方自治制度にかんする記述は、簡単に触れられている程度でかなり薄い。新書だから仕方ないが、中途半端な印象はぬぐいきれない。もっと筆者自身が考えるあるべき国家について強く語り、そこから各制度がどうあるべきか簡単に触れる構成にした方がよかったかも。

  • 美しい国へも読んだけど,もう一回。僕は安倍さんを応援しています。

  • 2013,3,7

  • 安倍総理の国家に対する想いが綴られている一冊。「美しい国へ」同様、日本人古来の精神性の回復を論旨としている。清く正しく生きることが報われる社会であることを心から願う。具体的な政策についてももっと書いてほしい。

  • 安倍総理の政治家としての根本姿勢が書かれてあります。国家のため、国民のためならば、周りからの批判を恐れず確固たる信念を持ち断固前進すべきと、常に「闘う政治家」であり続けることを表明されてます。
    デフレ脱却、安全保障と社会保障、教育問題、外交問題、憲法、震災復興ほか諸問題が多々ありますが、一国の総理の考えを理解したうえで自分なりに向き合ってみたいと思います。

    自ら反みて縮くんば千万人といえども吾ゆかん(孟子)

  • 経済対策もそうだけど、最終章の「ダッカ事件の教訓」や「日本を、取り戻す」辺りは、思い入れも強いだろうから、是非この期に一歩進めて欲しいなと思う。

  • 真面目でまっすぐな方だとは思います。
    目新しいお話はありませんでした。

  • 日本を守るためには個人がその意志を強くもつことが必要だが今の教育では難しい。

  • 時の首相が何を考えているのか位は知らないといけないと思い、購入。

    賛成するにも、反対するにも、知らなければどうしようもない。

  • 安部総理の第一次安部内閣の時代に著した「美しい国へ」を元に、今回就任して出版した本。
    美しい国への内容がほとんどなので、民主党政権が国政を担う前の時代の話題が多いです。日米同盟の話から教育改革のお話しなど。
    アメリカに対しては政治経済的に類似する部分があり、好意的ですね。
    中国に対しては、辛口な印象があります。これは、美しい国へを書いた当時の中国と日本のパワーバランスの関係もあったせいかもしれませんが。
    増補では、デフレの脱却に向けた決意やそのために、物価上昇率2%を目指しますと言った経済的なお話など。本当に、円安は是なのかなと最近は思ったりします。
    理想も大事だと思いますが、行動する事で結果を示してもらいたいです。

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著者プロフィール

安倍晋三(あべ・しんぞう)
1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部政治学科卒業後、神戸製鋼所勤務、父・安倍晋太郎外相の秘書官を経て、1993年衆議院議員初当選。2003年自由民主党幹事長、2005年 内閣官房長官などを歴任。2006年第90代内閣総理大臣に就任し、翌年9月に潰瘍性大腸炎を理由に退陣。2012年12月に第96代内閣総理大臣に就任し、再登板を果たした。その後の国政選挙で勝利を重ね、「安倍1強」と呼ばれる長期政権を築いた。20年9月に持病の悪化で首相を退くまでの連続在職2822日と、第1次内閣を含めた通算在職3188日は、いずれも戦前を含めて歴代最長。第2次内閣以降はデフレ脱却を訴え経済政策「アベノミクス」を推進。憲法解釈を変更し、15年9月に限定的な集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法を成立させた。対外関係では、「地球儀 俯瞰外交」や「自由で開かれたインド太平洋」などを掲げ、首脳外交に尽力。日米豪印4か国の枠組みなど、日本の安全保障に欠かせない米欧諸国との連携の礎を築いた。2022年7月8日奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃され死去。享年67。

「2023年 『安倍晋三 回顧録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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