男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)

  • 586人登録
  • 3.48評価
    • (25)
    • (57)
    • (54)
    • (21)
    • (4)
  • 78レビュー
  • 文藝春秋 (2013年12月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609345

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ヤマザキマリさんの文章は読んでいてとてもスカッとします。

    時間軸を縦に掘り下げる、すなわち歴史を遡って自分に似たタイプの人間を探す…という発想にまずびっくり。
    私の中では「歴史上の人物=偉人」なので、そんな偉大な人と自分が同じタイプかどうかなんて、考えてみたこともなかったのです。
    ヤマザキさんにとって、似たタイプの人は古代ローマの博物学者・プリニウスであり、ルネサンス期の画家・ラファエロなのだそう。
    やはりスケールが違う…!

    イタリア男性の好みの女性は「共犯者になれる人」なのだそう。
    何かやらかしてしまっても、一緒に状況を面白がりながら手を取って飛び込んでくれる人…これって、自分の男性の好みとも同じかも…と気付かされました。

    ヤマザキさんがいい女のお手本として挙げているのが須賀敦子さん。
    穏やかで知的、かつしたたかでチャーミング…ああ、確かにかっこいい。

    『男性論』というタイトルではありますが、「こんな女性でありたい」という私なりのイメージをより明確にしてくれる1冊となりました。

  • ハドリアヌス、プリニウス、ラファエロ、スティーブ・ジョブズ、安部公房…。「テルマエ・ロマエ」の著者が、古今東西、理想の男たちの魅力を語り尽くす。自身の漫画的日常や、女性論、日本論なども収録。

    なかなか興味深い内容でした。

    みんな外へ出よう,元気だそうよ♪

  • 面白かったです。

  • 自分自身で時間をかけて『辞書』を作り上げて行く。これが人生ですね。
    ヤマザキマリさんの人生観についての本でした。私は彼女ほどしっかりはしていませんが、同じ人生観を持ってます。特に若い人はどんどん外に出て行っていろいろな体験をするべきです。
    今まで当たり前と思ってたことは当たり前ではなくなりますから。
    その時々の体験が自分の辞書の1ページとなり、いつかは分厚い辞書となるでしょう。困った時には、想い出してページをめくってみればヒントが隠されていると思います。

  • 不思議な体裁の本。カットアップした様な編集に感じた。編集者との対談を文書化した感覚。第6章が良かった。

  • 高校を辞めてイタリアへ絵の勉強をするため日本を脱出したマリさん。さまざまな辛酸をなめ、恋愛し結婚し子供を産み一所懸命仕事をし、ユニークな視点をもつマリさん。
    外から見た日本、ほんとのイタリア。
    最近ヤマザキマリさんに心酔する私が、喝を入れられた言葉がこの本にある。
    「置かれた場所で咲かない」
    マリさんは、居心地が悪ければその外に出ればいい、自分にはここしか居場所がないと考えることは自己暗示、一歩外にでれば多様な価値観が認められる広い世界だってある・・・
    忍耐強さが唯一長所だと思っていた自分に、子供のころの自分に、言って聞かせたい言葉だ。
    いま苦しんでいる子どもや大人に(特に子どもたちに)聞かせてあげたい言葉。
    大人はそう簡単にはいかない、それは自分勝手というものでしょ。そんなのわかってます、だけど、自分で自分を縛ることはない。状況をかえることが難しくても、せめて固執した考えからフリーになりたい。
    そんな人にはまず、1日でもいいから、旅をお勧めしたい・・・などと、いろんなことを考えてしまった。旅といってもいろんな旅の方法がある・・

  • 男性論というタイトルや惹句に思い込み過ぎた。
    普通のエッセイ。

  • テルマエロマエの作者ヤマザキマリさんのエッセイ。タイトルほど男性論は語っていないが、ヤマザキさんのイタリア愛がひしひしと伝わってくる情熱を感じる一冊だった。
    私はヤマザキさんの漫画を読んだこともなければ古代ローマ史の知識も教科書情報がおぼろげに残っている程度だったので、共感が少なくあまり入り込めなかった。

    一方で女性論については激しく同意。ルリ子ちゃんの例えのように、日本人は男性も女性も外見的な美しさに執着せず、成熟美を知るべきだと思う。
    また、調和の美しさというのは初めての観点で、肩に力の入っていないナチュラルな人が特段美人でなくても素敵に見えるのは、この調和によるものなのだと勉強になった。

  • 読後に私もがんばろうと元気がもらえる。著者をひきつける古代ローマの寛容性とダイナミズムと増長性。古代ローマ、何も知らなくて本を読んでみたくなった。題名は男性論だけど、私はいい女論が響いたかな。

    2016.2.21

  • イタリア旅行直後に借りて読む。
    寛容性、ダイナミズム、増長性(伸びしろ)。
    日本にもルネサンスを!

    古代ローマ的男性ーいいものを取り入れるボーダーのなさ、直感力、柔軟性、慣用力。ういういしい感覚
    貪欲さ。
    繊細、多彩、バランス欠けるも憂いも影もある皇帝、ハドリアヌス帝。

    書物、絵、映画、音楽、世界の街、…、知識だけでなく、想像力のよすがとなる自分の辞書(オリジナルの辞書)を作っておけば、新たな展開を生む軸を生み出してくれるはず。

    シチリア-パレルモ-フェデリーコ二世.ナポリ大学

全78件中 1 - 10件を表示

ヤマザキ・マリの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
伊賀 泰代
伊坂 幸太郎
高野 和明
ピエール ルメー...
クリス・アンダー...
吉田 修一
有効な右矢印 無効な右矢印

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)を本棚に「積読」で登録しているひと

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)の作品紹介

古代ローマ、あるいはルネサンス。先進的な文明、そして数々の芸術作品を生んだエネルギッシュな時代には、いつも知的好奇心あふれる熱き男たちがいた――。ハドリアヌス、プリニウス、フェデリーコ2世(フリードリヒ2世)、ラファエロ、そしてスティーブ・ジョブズ、安部公房まで。確かな技術と壮大な空想力で時代の一歩先を読み、新たな次元を切り拓いた古今東西のボーダレスな男たちを軸に、『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリが語る想像力の在り処。

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)のKindle版

ツイートする