男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)

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  • 文藝春秋 (2013年12月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609345

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)の感想・レビュー・書評

  • とてもよかった!
    うーん。大切なのは新しい世界に飛び出して揉まれてでも立ち向かってとかそうゆうのなんだろうと思う。
    なんであれ、これでいいんだ、できるんだって思える環境はとても大切。ぼくの場合は本からこれでいいって教えてもらった。

  • 『テルマエ・ロマエ』で有名になったヤマザキ・マリが分析する男性論。

    彼女自身の海外在住体験記(今もイタリア在住)もさることながら、その大陸的な思考法は日本国内にいては生まれないと思わされるもので、非常にユニークで面白かった。

  • メキメキ!ワキワキ!

  • 自分の辞書を作るっていうのがどういうことか、じっくり教えてもらえた。私も自分の辞書を作るべく歴史や色んなジャンルの文化を学ぶことで、時代や国を超えて色んな人と交流してゆきたい。日本社会は女性の美しさを考えた時に成熟という方向にもっと視線を向けるべきだというお話に納得した。筆者のような、多様な考え方を共感できなくても理解できる柔軟な人間でありたい。今までふんわりと興味をもっていた筆者のことをはっきりと好きだと思った。ふむ、歴史をもっと勉強しないと。

  • 漫画家のヤマサキマリさん、高校中退して単身イタリアに留学したのですね。実体験からみたイタリア人は、日本人と異なりたいへんコミュニケーションをするようです。日本人に足りない部分をイタリア人は持っているんだなあと感じます。日本人ももっと個人の生活、人生をイタリア人のように楽しむことが大切なのではないかと思います。

  • 副題が意味深。

  • ヤマザキマリさんは、本当に魅力的な人だなあと思わせてくれる一冊。自分ももっと横の幅を広げたい。

  • 『テルマエ・ロマエ』の作者が(たぶん)語っている一冊。ただし看板に偽りありだ。この本は「男性論」としてしまうには惜しすぎる。男性について論じてもいるけれど、女性についても論じているし、そんなの超越して、人間とはどうあるべきかということを、若いうちに日本を飛び出し生きてきた視点で語っているところに価値がある。
    語り口がスパッと言い切っていて気持ちいい。「私は○○だと思う」みたいな責任転嫁っぽい言い方をせず、「○○だ」となっているので説得力がある、信じたくなる、共感したくなる。

  • she loves roman and loves people it. her comment is one of the comments too.

  • 不思議な体裁の本。カットアップした様な編集に感じた。編集者との対談を文書化した感覚。第6章が良かった。

  • 著者の理想とする「古代ローマ的」な男性について。「いい女」についての考察も。
    自分にない文化・思想を柔軟に受け入れ、小さくまとまらず、常に伸びしろを持ち続け進化しようとする人間への愛を語るとともに、日本に蔓延する右へならえの同調意識に警鐘を鳴らしている。
    何もかも耳が痛い。イタリア人は「自分の鏡」を持っているのに対して、日本人は「他人の鏡(他人からの評価)」を気にして行動するとはよく言われていることだが、イタリアをはじめ海外生活の長い人の言葉は重みが違う。

  • 高校を辞めてイタリアへ絵の勉強をするため日本を脱出したマリさん。さまざまな辛酸をなめ、恋愛し結婚し子供を産み一所懸命仕事をし、ユニークな視点をもつマリさん。
    外から見た日本、ほんとのイタリア。
    最近ヤマザキマリさんに心酔する私が、喝を入れられた言葉がこの本にある。
    「置かれた場所で咲かない」
    マリさんは、居心地が悪ければその外に出ればいい、自分にはここしか居場所がないと考えることは自己暗示、一歩外にでれば多様な価値観が認められる広い世界だってある・・・
    忍耐強さが唯一長所だと思っていた自分に、子供のころの自分に、言って聞かせたい言葉だ。
    いま苦しんでいる子どもや大人に(特に子どもたちに)聞かせてあげたい言葉。
    大人はそう簡単にはいかない、それは自分勝手というものでしょ。そんなのわかってます、だけど、自分で自分を縛ることはない。状況をかえることが難しくても、せめて固執した考えからフリーになりたい。
    そんな人にはまず、1日でもいいから、旅をお勧めしたい・・・などと、いろんなことを考えてしまった。旅といってもいろんな旅の方法がある・・

  • 男性論というタイトルや惹句に思い込み過ぎた。
    普通のエッセイ。

  • テルマエロマエの作者ヤマザキマリさんのエッセイ。タイトルほど男性論は語っていないが、ヤマザキさんのイタリア愛がひしひしと伝わってくる情熱を感じる一冊だった。
    私はヤマザキさんの漫画を読んだこともなければ古代ローマ史の知識も教科書情報がおぼろげに残っている程度だったので、共感が少なくあまり入り込めなかった。

    一方で女性論については激しく同意。ルリ子ちゃんの例えのように、日本人は男性も女性も外見的な美しさに執着せず、成熟美を知るべきだと思う。
    また、調和の美しさというのは初めての観点で、肩に力の入っていないナチュラルな人が特段美人でなくても素敵に見えるのは、この調和によるものなのだと勉強になった。

  • 読後に私もがんばろうと元気がもらえる。著者をひきつける古代ローマの寛容性とダイナミズムと増長性。古代ローマ、何も知らなくて本を読んでみたくなった。題名は男性論だけど、私はいい女論が響いたかな。

    2016.2.21

  • イタリア旅行直後に借りて読む。
    寛容性、ダイナミズム、増長性(伸びしろ)。
    日本にもルネサンスを!

    古代ローマ的男性ーいいものを取り入れるボーダーのなさ、直感力、柔軟性、慣用力。ういういしい感覚
    貪欲さ。
    繊細、多彩、バランス欠けるも憂いも影もある皇帝、ハドリアヌス帝。

    書物、絵、映画、音楽、世界の街、…、知識だけでなく、想像力のよすがとなる自分の辞書(オリジナルの辞書)を作っておけば、新たな展開を生む軸を生み出してくれるはず。

    シチリア-パレルモ-フェデリーコ二世.ナポリ大学

  • タイトルにある男性論に留まらず、女性論、そして現代日本人への問いかけまで。興味深く、共感する部分も多い一冊だった。特に、外に出ようという部分。

    ヤマザキマリさんの言うように、周りに影響されることのない、自分の「核」のような部分を持ちたいとも思う。そしてその土台はこれまでの人生で少しずつ積み上げられてきていて、後はこれからの選択や思考を通してはっきりした形をなすように感じる。

  • ヤマザキさんの古今東西好きな人を集めた本。美術史だったり文化論だったりの知識も深く面白い。出版業界の闇には、この方のような勇気ある発言が必要とも思う。

  • ハドリアヌス、プリニウス、ラファエロ、スティーブ・ジョブズ、安部公房…。「テルマエ・ロマエ」の著者が、古今東西、理想の男たちの魅力を語り尽くす。自身の漫画的日常や、女性論、日本論なども収録。

    なかなか興味深い内容でした。

    みんな外へ出よう,元気だそうよ♪

  • 借りたもの。
    ヤマザキマリ氏が好きな男性たちを通して、彼女の哲学を垣間見るエッセイ。
    その男性像は、職人肌であり、かといって内にこもらず、敏感に世相を捉えるバランス感覚に優れた人々だった。
    彼らはその結果、前衛的で先見の明があり、現代社会に何らかの形で貢献した/する。

    後半には理想の女性像についての言及も。
    自分の芯(哲学)をしっかりと持った女性像は素敵だ。男性に依存するのではない、男性に敬意を払いながら、愛される女性は正に男女ともに理想の姿だと思う。

    また、イタリアと日本の比較文学的な話も。
    ローマの魅力は多様性を認め受け入れる寛容性だと強調する。それは『テルマエ・ロマエ Ⅰ』(http://booklog.jp/item/1/4047261270)の冒頭で既に語られていたか……
    グローバルな社会と叫ばれている中、世界はそれを忘れないで欲しい……そして日本ももう少し寛容さを大切にしたいと思った。

    イタリアの、特に古代ローマとルネサンス期への敬愛は美術に関わった方ならではの視点だと思う。
    彼女の語る半生の行動と活力に感嘆してしまう。
    文中に何度も出てくる“ワキワキ・メキメキ”という感覚は、好奇心に駆られ行動する彼女の感動そのものだ。

  • テルマエロマエの原作者ヤマザキマリ氏が影響を受けた男性、女性が紹介されている。海外滞在歴が長く、半分外国人というヤマザキ氏の独特な世界観が生まれた背景やきっかけとなった人を知り、テルマエロマエの作品の理解にもつながった。最終章では、日本社会や漫画家への疑問や改善点を指摘している。

  • 面白かったです。

  • 期待していたような、古代ローマから現代までの様々な男性を一人ずつ取り上げて語る、といった内容は前半までで、
    それ以降は主にヤマザキマリが普段、今の日本について考えていること、という感じだった。
    個人的にはもっと、ヤマザキマリならではの古代ローマ人評を読みたかったかな、、、

    イタリア人の理想の恋人が"共犯者になってくれる人"というのは、すごく魅力的だと思った!

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