これでもがん治療を続けますか (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609666

作品紹介・あらすじ

40年に及ぶ「近藤誠がん研究」の集大成!医者として、科学者として、「がんの真実」を追究してきた近藤誠。そこで得た最終結論は、「検診しない、治療しないが一番!」

感想・レビュー・書評

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  • 著者、近藤誠さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    ---引用開始

    近藤 誠(こんどう まこと、1948年〈昭和23年〉10月24日 - 2022年〈令和4年〉8月13日)は、日本の医師。

    「がんの手術は寿命を縮めるだけ」「抗がん薬は効かない」「検診は無意味」「がんは本物とがんもどきに分かれる」「がんの臨床試験には不正がある」と主張し標準治療を全否定。 手術、抗がん剤が有効であるという医師らを批判。

    ---引用終了


    がんに関して、強烈な主張をされていた医師です。
    がんが原因で56歳で亡くなった米原万里さん(1950~2006)が、著者・近藤誠さんの影響を受けていたと知り、本作を手に取ってみました。


    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    40年に及ぶ「近藤誠がん研究」の集大成!

    医者として、科学者として、「がんの真実」を追究してきた近藤誠。そこで得た最終結論は、「検診しない、治療しないが一番!」

    ---引用終了

  • ガンの死因はガンそのものではなくガン治療にあると言い切る。後遺症のリスク、延命治療による苦痛、がんもどきでの死亡など、すべて実例を基に著名人であれば実名つきで紹介している。これまでの社会通念を一変させる主張でhあるが、論より証拠。真実に勝る証拠なし。ガンは放置。天秤の針は大きく傾く。

  • 【40年に及ぶ「近藤誠がん研究」の集大成!】医者として、科学者として、「がんの真実」を追究してきた近藤誠。そこで得た最終結論は、「検診しない、治療しないが一番!」

  • 『「余命3ヵ月」のウソ
    http://booklog.jp/users/koke0824/archives/1/4584124019

    で目からうろこがボロボロ落ち、もっと深く知っておかなければ、と思い、近藤先生の新刊を手に取りました。

    たぶん、先生の既刊本と同じ繰り返しが多々あるのかもしれません。同じ事例であっても、何度も繰り返し読んで、理解を深めるに越したことはないと思います。

    ただ、同じ主張を読み続けていると、私自身が、今度先生の理論に偏り過ぎて他の方法に耳を貸さなくなってしまうようになると、それはよくないと思いと思います。

    角度の違う主張を幅広く集め、自分または身内のケースではどうしたら良いか、対面する医師に誘導されるがままにならないように考えを持ちたいと思います。

  • 近藤誠氏のがんに対する理論と実践の集大成。
    自分や家族ががんに対峙するようになる時、一般的情報とともに、常に傍らに置いて双方を確認していきたい考え方。
    最終的にどちらをとるかは本人の決断ということになるが、本人の意志とQOLと痛みを優先項目としたい。

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著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。医師。「近藤誠がん研究所」所長。
73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局、79~80年、アメリカへ留学。83年から、同放射線科講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変える。2012年、第60回菊池寛賞を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設。14年、慶應義塾大学を定年退職。
ミリオンセラーとなった『医者に殺されない47の心得』(アスコム)ほか、『「健康不安」に殺されるな』『「副作用死」ゼロの真実』『コロナのウソとワクチンの真実』(和田秀樹氏との共著)『新型コロナとワクチンのひみつ』(以上ビジネス社)、『最新 やってはいけない! 健診事典』(講談社)、『医者が言わないこと』(毎日新聞出版)、『どうせ死ぬなら自宅がいい』(エクスナレッジ)など著書多数。
2022年8月13日逝去。

「2023年 『医者に殺されるなー僕が最後まで闘い続けた"医療不信"の正体」(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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