本物のカジノへ行こう! (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
3.38
  • (1)
  • (6)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166610709

作品紹介・あらすじ

世界中で身銭を切って学んだ勝負と運の法則人生に必要な事は全てカジノで学んできた。負けてばかりのビジネスマンが掴んだカジノのカラクリとは? 日本版カジノができる前に!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ●日本からやってくるカジノ視察団に伝えて欲しい。彼らは話を聞き、カジノを見学するが、皆カジノゲームをしないで帰ってしまう。
    ●逆を金づるとしか思っていないのか、その逆で楽しませてリピーターとなってもらおうとしているのか、テーブルについて子ゲームしただけでわかる。
    ●IR。シンガポールは経済成長率14.5%。カジノ単体でシンガポールのGDPの約1%を稼ぎ出す一大産業となった。たった2つで。
    ●ラスベガスは、カジノで4割、残り6割がレストランや宿泊などのリゾート部分で儲ける。マカオはカジノだけで9割。
    ●日本全国にパチンコ屋は約12,000点あり、家庭の主婦がスーパーの帰りにギャンブルできるような国は世界ひろしといえども日本しかない。
    ●日本人利用者から入場料をとればどうなるか。高い入場料を取り返そうとする。またいったん入ったら出ようとするのを思いとどまらせてしまう。つまりギャンブル依存症をさらに増やしてしまうことになる。ちなみにフィリピンは254円。
    ●世界約140カ国がカジノ合法化している。禁止しても辞めさせることができないような本能的欲求であれば、形式的な禁止を止め、合法化して安全に遊ばせる場所を作り、きちんと管理し、税金を取ったほうがよほど現実的だ。

  •  カジノそのものについてがメイン。

  • この著者ほどカジノを好きになって、これほどカジノで遊んでいる日本人は滅多に居ないだろう。著者の体験談の多さと知識量は、日本でIR法案が出来てから興味を持ったにわかには到底真似できない水準だ。

    厚くない普通の新書だが、カジノのビジネスモデルの解説から各国のカジノの特徴の解説、著者が体得したカジノでの勝ち方まで、カジノに関して一般人が知りたいと思うようなことはほとんど全部書いてある。
    時々同じことを繰り返しすぎていたり、回りくどい文章になっているところがあって気になったが、内容としてはとても充実していた。

    さすがにカジノゲームの詳しい遊び方までには言及していないが、カジノで遊ぶ人は必読とまでは言わないまでも、読んでおいた方が良い一冊であるのは間違いない。

  • 競馬、宝くじ、TOTO、そしてパチンコ等の監督官庁がそれぞれ異なり、収入源の棲み分けがなされている事実や、膨大なパチンコ店(警視庁管轄)と収益を持つ日本は、実は既にギャンブル大国だ、という指摘などは、現状の"建前"の欺瞞を感じさせられる。にも関わらずカジノ導入を腫れ物の様に扱っている滑稽さ。
    後半部に出てくるカジノ必勝法(?)や、カジノ合法化後のギャンブル依存症対策はユニークだった。

  • 【世界中で身銭を切って学んだ勝負と運の法則】人生に必要な事は全てカジノで学んできた。負けてばかりのビジネスマンが掴んだカジノのカラクリとは? 日本版カジノができる前に!

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

作家

「2017年 『大事なことはみんな女が教えてくれた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松井政就の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×