さよなら、ストレス 誰にでもできる最新「ご機嫌」メソッド (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166610983

作品紹介・あらすじ

労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」が、平成27年12月1日に施行されました。これに基づいて、各企業には産業医によるストレスチェックが義務付けられます。しかし、労働環境が厳しくなる一方の昨今、チェックを受けて「ストレス・フリー」と診断される人がいるわけありません。結局、「軽度のうつ傾向にある」などと診断されて、いったん診断されれば、それに対応した治療を受けることになります。 しかし、従来のストレス対策で、本当にストレスは解消されるのでしょうか。 スポーツドクターとして著名な筆者の辻秀一先生はこう言います。「世の中にあふれているストレス解消法は、たとえばストレスの海の中をいかに泳ぐか、その泳ぎ方を教えているようなものです。結局、水につかっている状況は変わらないのですから、いずれは疲れ果てて、溺れてしまいます。重要なのは、ストレスの海から陸地へとあがること。そのやり方を教えなくては意味がありません」 ストレス対策として、レジャーやスポーツ、はたまたポジティブシンキングなどをすることは、結局、時間とお金と健康を失うだけという辻ドクター。では、ストレスにさよならできる方法とは……。 お金も時間もかけずに、みんなが「ご機嫌」になる辻先生のメソッドをやさしく解説したのが本書です。ストレスに悩むビジネス・パーソン必読の1冊です。これを読むだけで、あなたはストレスに「さよなら」を告げることができます。

感想・レビュー・書評

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  • ライフスキル、ご機嫌脳を磨く?
    一つ心に残ったのは。感謝の気持ち。相手と接してはなかなか感謝の気持ちになることは難しい。特に相手に避難されたときは。そうではなく何事にも、いつも感謝の気持ちを持ち続けることの方が楽だ。いつものストレスが和らいだような気がする。自律訓練法や瞑想とも少し違う。スポーツ医学の世界から出た心の持ち方。なかなか侮れない。
    後日、「17のライフスキル」を気づきノートにメモした。

  • うーん。。。つまり、意味にとらわれることなく淡々とやるべきことをやろう、と言っているように聞こえる。

    仕事とかスポーツならそれで良いのかもしれないが、恋愛のストレスとか、家族関係のストレスでは、そうは単純に行かないよなあ。

    意味を考えすぎる
    過去や未来に捉われすぎる
    それはその通り。

  • 【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001687132

  • メンタルヘルスマネジメント系の書籍を読んでいた中の一冊。有名な「スラムダンク勝利学」(自分は未読)の著者らしい。

    よく、タイトルだけ威勢がよくて中身はスカスカ、という本があるが、本書はその逆だった。あっさりしたタイトルの割に、非常に興味深い内容だった。この手の本は、「こう考えるようにしよう」「行動をちょっとこう変えよう」というものが殆ど。この本もある意味そうだが、自分にとってはかなり革新的な考え方だった。

    本の前半は、そもそもストレスとは何か、なぜストレスが発生するかという説明に割かれる。全体で170Pしかない新書で前半を「概論」に充てたら、たいした主張は無いかも…と思ったが、後半が凄かった。
    著者の提唱する「ライフスキル脳」の考え方。ここではポジティブシンキングや「気にしない」、気晴らしをする等の、従来のストレス対策に疑問を投げかける。それらは認知脳的、つまりは対症療法的なもので根本的解決に繋がらない。
    「無理矢理ポジティブシンキングをすることに疲れていないか?」という著者の主張にははっとさせられた。本の後半を使って、ライフスキル脳を定着させる考え方・メソッドが紹介される。著者は平易な言葉で、かつ繰り返し説明しているので、自分のような専門知識の無い者でも理解できる。ただ、真に意味するところを汲むには、何度か読み返しが必要。著者も言っているが、この領域に至るには一定継続し、定着させるための試みが必要となる。

    まさに目から鱗という感があった。定期的に読み返し、ライフスキル脳を持って「今に生きて」いきたいと思う。

  • 【Entertainment】さよならストレス/ 辻秀一 / 20170524 (50/646) <232/77940>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・メタ認知が大切、そのためのマインドフルネスは日々実践したい。

    ◆引用
    ・本当はどんなことにも意味がついいていないにも関わらず、意味づけのシールを張り続けている。それ自体が、とらわれの状態で、フローな自然体(ご機嫌、ゆるがず、とらわれず)ではなくなっている。
    ・ライフスキル1:自分の心は自分で決めると考える!
     機嫌が良くなるシチュエーションをイメージするのではなく、機嫌がよければどうなるかを考える。
    ・ライフスキル2:ご機嫌の価値を考える
     口に入れる食物で体ができるように、耳に入れる言葉で心ができる。言葉の使い方三つあり、①認知的に相手のために言葉を選らんで使う、②相手への配慮と同時に自分への配慮をしながら言葉を選ぶ、③自分の心のためだけに言葉を使う。ストレッサ―によって脳が暴走しているときに、心の状態を落ち着かせるために自分自身にかける言葉。
    ・ライフスキル3:自分の心のためだけに言葉を選択すると考える!
     やるべきことは、ストレッサ―などの外科医の事象によって決定しなければならないが、それを遂行する自分自身の心の状態は自ら作ることができる。
    ・ライフスキル4:表情や態度を選択すると考える!
     思考にはご機嫌を作るパワーがある。自分自身への気付きがご機嫌マネージメントの始まり。例)機嫌が悪い、不機嫌、等々意味付けをしている自分に気づく、不快対策をしている自分に気づく。そして、そもそも意味なんてないと考える。そうすることで、意味づけで振り回されていたストレス状態がかなり鎮静化される。
    ・ライフスキル5:意味づけした自分に気づく!
    ・ライフスキル6:そもそもすべてに意味はついていないのだと考える!
    ・ライフスキル7:過去や未来に暴走している自分に気づく
    ・ライフスキル8:今「を」生きる、のではなく、今「に」生きる
    ・ライフスキル9:文句や言い訳している自分に気づく!
    ・ライフスキル10:理由なくくただありがたいと考える!
     =>自由だからフローになれる
    ・ライフスキル11:得意なことで心を作ろうとしている自分に気づく!
    ・ライフスキル12:好きなことを自由に考える!
    ・ライフスキル13:結果の楽しさに依存している自分に気づく
     =>楽あれば苦ありは妄想。
    ・ライフスキル14:一生懸命を楽しむとただ考える!
    ・ライフスキル15:いつも同じ居心地のよい檻にいる自分に気づく!
    ・ライフスキル16:いつもとは違うことに勇気をもってチャレンジしようと考える!
    ・ライフスキル17:もらうことに暴走している自分に気づく!
    ・ライフスキル18:与えるとただ考える!
    ・ライフスキル19:結果エントリーの自分に気づく!
    ・ライフスキル20:まずは心エントリーと考える!
    ・ストレス対策よりもご機嫌マネージメント
    ・人生の質に目を向ける
    ・バイブレイン=認知脳(考える力、実行する力)+ライフスキル脳(切り替える力)、をバランス良く。量と質。見えるものと見えないもの。外科医と内側。結果と過程。物質と心。

  • 特に書くほどのことはなし。

  • 【誰でもご機嫌になれる最新のメソッドを紹介!】毎日、あなたを襲うストレスの洪水からフリーになるにはどうしたらいい? スポーツ心理学の第一人者が最新のメソッドを教えます!

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著者プロフィール

辻 秀一:1961年東京都生まれ。北海道大学医学部卒業、慶應義塾大学で内科研修を積む。その後、「本当に生きるとは」を考え、人が自分らしく心豊かに生きること、すなわちクオリティーオブライフ(QOL)のサポートを志す。スポーツにそのヒントがあると閃き、慶大スポーツ医学研究センターでスポーツ医学を学ぶ。99年、QOL向上のための活動実践の場として、株式会社エミネクロスを設立。スポーツ心理学を日常生活に応用した応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを、最適・最大化する心の状態「Flow」を生みだすための独自理論「辻メソッド」でメンタルトレーニングを展開。37万部突破の『スラムダンク勝利学(集英社インターナショナル)』をはじめ、『リーダー1年目からの教科書(ぱる出版)』『自分を「ごきげん」にする方法(サンマーク出版)』『禅脳思考(フォレスト出版)』 『さよなら、ストレス(文春新書)』など著書他多数。最新刊は『Play Life, Play Sports~ スポーツが教えてくれる人生という試合の歩み方~(内外出版)』

「2018年 『メンタルトレーナー直伝 先生の“ごきげん思考”で、授業はうまくいく!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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