僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

著者 : 山中伸弥 羽生善治 是枝裕和 山極壽一 永田和宏

• 文藝春秋 (2017年2月17日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆゆさんの感想 · 2023年3月5日]

山中伸弥さん、羽生善治さん、是枝裕和さん、山極寿一さんそれぞれと永田和宏さんとの対談。

[えみさんの感想 · 2020年2月6日]

図書館で借りた本。iPS細胞の山中伸弥さん、将棋の羽生善治さん、映画監督の是枝裕和さん、ゴリラなどの研究者でも有名な京都大学総長の山極寿一さん。京都大学名誉教授でもあり京都産業大学タンパク質動態研究所所長の永田和宏さんが上記の方々との対談を集めた対談集でもあり、講演内容も掲載されている。偉大な肩書きを持つ人達がどのように育ち、人生の分岐点でどう決断したか？挫折にぶつかった時、何を思い乗り越えてきたか？など為になる話が多く読めた。

[neneyokoさんの感想 · 2018年2月21日]

歌人の永田和宏氏がホストで私の好きな是枝監督、ipsの山中教授、（他将棋の羽生氏、山極氏）との対談集。
ここまで一角の人物になるにはいろいろな苦労や下積みがあったからこそ。そこであきらめたり腐ったりしてたらそこで終わりだものね。
あきらめない才能ってあるんだね。

[トムさんさんの感想 · 2022年2月8日]

大学生の時の自分に読ませたかったな。とはいえ、今だからこそ響く内容なのかも…

今の若い人たちを見ていると、できないことに対する不安が強すぎるかなという気がします。
まさにこれ、自分だ。
英語、全然できないし挫折
転職、自分に何か長けてることないし挫折
もう少し頑張ろうと考えさせられたかな。

ゴリラの話が面白かった。

[masaximumさんの感想 · 2021年5月18日]

各界で活躍する一線の著名人たちが、若いころ何を考え、何に向かっていったかが、講演と対談という形で提示されている。それぞれの人が、自伝的に記述してしまうと、逆にくどく感じるものができあがりそうなので、程よい感じだと思った。

[dai-aiさんの感想 · 2021年3月27日]

●山中伸弥　何かが起きたときに、心底驚いたり不思議に覚えたりでき、我を忘れて興奮できるかどうかが研究者の資質。
●羽生善治　ミスをしないこと以上に、ミスをした後にミスを重ねて傷を深くしないことが大事。挽回できない状況にしないこと。
●是枝裕和　映像を撮る事は自己表現か?映画と言うのは、決して作り手である自分を撮るものではありません。カメラは世界に向いている。世界を取るんです。表現されるべきものは世界の側にある。このことが初めてカメラを持ったときに1番難しかったし、1番面白かったところです。世界の側には、自分が認識している世界と明らかに違うものがある。
●山極壽一　ゴリラの場合、慣れるのに5年から10年かかります。毎日、ゴリラの群れに会いに行って、まず子供と仲良くなる。子供も人間に興味があるので近くに寄ってくるんです。
●ゴリラは仲直りや挨拶の時に顔を覗き込む。
●ニホンザルは勝つ論理と構え。ゴリラは負けない論理と構え。仲裁者を挟み、お互いがメンツを保って勝敗をつけずに引き分ける事ができれば、うまく共存していけます。

[はんなさんの感想 · 2021年2月7日]

是枝さんの話が特に興味深かった。
他の本も読んでみたい。

将棋に関しては全く知識がないので、
そういう世界なんだ、という発見があって面白かった。

[zo3zo3さんの感想 · 2021年1月29日]

ん〜まぁそうですよね〜と言うような感想です。

[Woodyさんの感想 · 2021年1月24日]

山中先生の話はとても面白かった

ほかの分野の方々の話を聞く機会はないので、興味深かった

[ななさんの感想 · 2019年7月28日]

自分と同じ分野、似ている分野の人の話を知ると視点が広がる。
あまりにも異職だとピンとこない

著者プロフィール

山中伸弥　1962年、大阪市生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了（博士）。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。2020年４月から公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団の理事長を兼務。

「2021年 『山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」