- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166611331
作品紹介・あらすじ
なぜあなたは、家に帰れないのか? なぜ夫の帰宅は、遅いのか? 夫が家に居心地の悪さを感じて、家に帰るのが怖くなる「帰宅恐怖症」。帰宅が怖くなってしまうのは、「妻が怖い」からです。・「喧嘩を引きずり、『きっとまだ怒っているのだろう』と思うと、家に帰りたくなくなるし、玄関のドアを開けるのが怖くなりました」(公務員・43歳)・「また喧嘩になったりしたら嫌だから、仕事が終わっても会社に居残ったり、漫画喫茶で時間を潰してから帰るようにしています」(IT関係・37歳)・「帰宅前、キレイな夜景などを見て、心を癒されていると、『このまま、ずっとここにいたい』と感じて、情けなくなります」(教育関係・42歳) 常に妻の顔色をうかがい、妻とのやりとりに疲れ、家に帰るのが億劫になり、仕事が終わっても会社に居残り、まっすぐ家に帰らず、わが家を目の前にしても近くの公園のブランコで家の灯りが消えるのを待つ……世の中は「帰宅恐怖症」の夫で溢れています。笑いごとではありません。放置すれば、「不治の病」となり、いずれ「別居」か「離婚」。 「帰宅恐怖症になりやすい」夫は、次の10タイプ――①気弱で優しい型/②我慢型/③争いごと苦手型/④外面人間型/⑤面倒くさがりや型/⑥お子ちゃま型/⑦父親が気が利かない方/⑧母親がヒステリー型/⑨母親が過干渉型/⑩女性慣れしていない型 「夫を帰宅恐怖症させやすい」妻は、次の10タイプ――①しっかりした良い妻型/②白黒はっきり型/③せっかち型/④束縛型/⑤マイルールいっぱい型/⑥ボス型/⑦ヒステリー型/⑧母親が感情的でヒステリー型/⑨父親大好き型/⑩男性慣れしていない型 まず重要なのは、「帰宅恐怖症」を自覚したり、その予兆を認識することです。本書は、病のメカニズムを解説し、対処法も伝授します。
感想・レビュー・書評
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もっと簡単に、おもしろおかしく読めるような本かなと軽い気持ちで手にとったら、内容が恐ろしくシリアスで、恐縮しました。
夫婦問題カウンセラーの筆者が、自らのカウンセリング経験をもとに、帰宅恐怖症になる夫婦の傾向と、対応策を記したもの。
夫婦の相性、相手に対する寛容さがないとどこまでも夫婦関係はズレて、冷め切っていき問い返しのつかないものになっていくのだなと。誰にでも起きそうで、ななか背筋がひやりとする気持ちになりました。
気になったフレーズ
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いずれの場合も、基本のパターンは、①「しっかりした良い妻タイプ」です。
「帰宅恐怖症」になる夫の妻は、「良い妻」になろうと一生懸命頑張る、やや気が強い妻がほとんどなのです。
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以下、目次から
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第5章 「帰宅恐怖症になりやすい」夫のタイプ10
①気弱で優しいタイプ
②我慢タイプ
③争いごと苦手タイプ
④外面人間タイプ
⑤面倒くさがりやタイプ
⑥お子ちゃまタイプ
⑦父親が気が利かないタイプ
⑧母親がヒステリータイプ
⑨母親が過干渉タイプ
⑩女性していないタイプ
第6章 「夫が帰宅恐怖症になりやすい」妻のタイプ
①しっかりした良い妻タイプ
②白黒はっきりタイプ
③せっかちタイプ
④束縛タイプ
⑤マイルールいっぱいタイプ
⑥ボスタイプ
⑦ヒステリータイプ
⑧母親が感情的でヒステリータイプ
⑨父親大好きタイプ
⑩男性慣れしていないタイプ
第8章 「帰宅恐怖症」脱出作戦 「妻が怖い」夫へ
①自分の気持ちを書き出す
②妻を疑え!
③「怖い」の一言を言え!
④試練は乗り越えない!
⑤自分のせいにしない!
⑥とりあえず謝らない!
⑦言うべきことは言う!
⑧揉めて得とれ!
⑨無責任夫にチャンスあり!
⑩生き方を変える!
第9章 「帰宅恐怖症」解決法 「夫に怖がられている」妻へ
①過去の自分を振り返る!
②夫の長所と短所を仕分けする!
③あなた自身の決断こそ重要!
④一番しんどいものから逃げる!
⑤言う前に書く!
⑥「何にイライラしているか」を具体的に考える!
⑦計算して得とれ!
⑧何か1つだけやめてみる!
⑨「夫婦関係はすでに壊れている」と思え!
⑩「帰宅恐怖症」への緊急対処法詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分析までは非常に良いのですが、ソリューションでトーンダウン。無理めのことばかり書かれているので、「それできたら苦労してないよ」と思いました。
しかしながら、我が身に思うことを、こうして活字にて読むことで客観的に理解できた気になります。
で、どうする?? -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689801 -
他人事と読めば、いろいろな事例は面白い。
自分がなりたい自分になること。
自分の人生をしっかり生きられる人が、周りからも一目置かれたり一緒にいたいと思われたりするのでしょうね。 -
症例の分析に半分以上のページを割いてあるが、ではどうしたらいいのかになると急に浅い加藤諦三的な構成なのが残念。
分析、タイプ分けはできても、その先は個人の環境や性格によるものなので対策については一般化できないということなのだろう。
自分の気持ちを理解するだけで、状況を改善することができるレベルの人は読まないような気がします。
いわゆるセルフ認知療法は難しいものなのよ… -
198円購入2018年11月4日
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「帰宅恐怖症」という言葉に、何か惹かれるものがあった。その定義、体験談、メカニズムはわかりやすくまとめられており、夫婦円満のための対策のように感じる。
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うちは大丈夫だろうか。
この本に興味を持った時点で、ヤバイのかもしれない。
ただ、「帰宅恐怖症にさせた嫁」は悪者扱いされているようで、そこは違和感。 -
男女の話し方・会話の目的におけるちがいによるすれちがいあるあるを平易に・タイプ(「帰宅恐怖症になりやすい夫10タイプ」等)分けしてポップに書いてるので楽に読める。深刻になやんでいる人には向かないだろうが、「いやいやそんな大げさなネーミング笑」くらいの人は得るものがけっこうあるかもしれない。
夫=恐怖症になるひと、妻=させる人というのは固定、子どももいる前提みたいな部分も多いのでそこにステレオタイプの抵抗を感じず「タイプ分け」好きな人向け。
毒親系を読んできたけど、母と私の関係はこれに近かったのでは。
身内に責め口調の人がいる、もしくは自分がそうなりがちなら是非。