逆襲される文明 日本人へIV (文春新書)

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著者 : 塩野七生
  • 文藝春秋 (2017年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611409

逆襲される文明 日本人へIV (文春新書)の感想・レビュー・書評

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  • 【待望のシリーズ第四弾!】「イスラム国」の台頭、激発するテロ、軋むEU、トランプ登場…ローマ帝国滅亡を思わせる激動の時代、歴史は何を教えてくれるのか。

  • 171205読了

  •  日本とイタリアを愛する著者が日本人へ危機への対処を語るシリーズ。

     人は話して自分の考えを伝える時に、二種類の人がいるという。
     「前者は、長く話せば話すほど頭がはっきりしてくる人。
     後者は、長く話しているうちに頭がこんぐらがってしまう人」
     はい、後者は俺です。

     その場合は起承転結で話にメリハリをつけるとよいといいという。
     重点が明確になるから、聞く側に分かりやすいだそうです。

     とまぁ印象に残ったのはこのくらい。

  • 「逆襲される文明」
    2013年11月~2017年9月に文藝春秋に掲載された塩野七生のエッセイ集である。
    エッセイ集なのでやむを得ないのかも知れないが、タイトルと内容がちょっと一致しない。今から見るとだいぶ古い内容もあるので、そういえばそんなこともあったなと思い出しながら読んだ。
    ヨーロッパから日本を見ることの視点の違い、また、日本では気がつかない、あるいは報道されないヨーロッパの様子がよくわかる。
    特に大量の移民問題は日本ではなかなかわかりにくい。常に接する人たちにとってはきれい事では済まされず、居住環境が悪化するのは目に見えている。幼稚園や小学校がうるさいと言って問題となるような日本で、大量の移民が入ってきたらどうなるのだろうか。
    難民は国家によるリストラだと言い、リストラしないで国を建て直す方が長期的には国は繁栄すると著者はいう。そして、リストラしないで国を建て直すには人材の活用が必要であり、そのメカニズムを考えるのが政治だと言っている。
    人材の活用が重要だと言うことはよくわかるが、そのメカニズムとは一体どういうものだろうか。優秀な人間の登用だろうがどうもイメージがわかない。
    年末に出る「ギリシア人の物語Ⅲ」が塩野七生の最後の本になるそうである。本人曰く、本を書く気力はあるが体力が続かないと言っている。考えてみれば80歳になろうというのだからやむを得ないような気がするが、なんともさみしい気がする。

  • 日本ではあまり報道されないEU加盟国の政情や外から見た日本の姿を著者の視点から見ることができました。
    きっぱりさっぱりとしたいつもの文章で分かりやすいです。

  • 政治とか、歴史を絡めた現代の分析について語った本、というのか。それが面白いのは、そこから自分自身の身の回りを考える刺激になるからだろう。

    イタリアのレンツィを塩野氏が評価し、期待していたところを読んだ後、ネットで検索し、その後どうなったのかは知っていた。読み進めていく中で、塩野氏自身のがっかりした気持ちも読んだ。考えさせられるところが多かった。

    遠い政治の世界までも、自分の身に迫ってくる。面白い。なんで面白いんだろうと考えつつ読み進めていたら、最後に塩野氏自身の言葉で答えをみた気がした。

    「歴史を書くこととは、人間世界ならばそこら中に散らばっている、平凡で単純な真実を探し出して読者に示すことでもあるのだ。」

    ってね。

     そこら中に、散らばっているからなんだ。
     読んで、なんだかすっきりしたね。

  • パワーフレーズ
    「その面の専門家である学者たちは、知っていることを書いているのです。専門家ではない私は、知りたいと思っていることを書いている。だから、書き終えて始めて、わかった、と思えるんでふね」

    痛快爽快、このラフでいてロジックのある思考を日本の政治家も見習ってくれないかしら。とても面白く、希望が湧いてくる一冊。絶望の中に希望を見出すことを問いかけてくれた一冊。

  • 塩野七生って女の人だったんだ…
    女性目線のエッセイっぽいところもあり、ふむふむと思いながら読みました。
    海外と比較しつつ、現代の日本を改めて知ることができる一冊。

  • 半世紀にわたる西洋史を巡る著作をものにしてきた著者ならではの透徹した視点がいいですね。

  • 20171015 日本人へ シリーズ。出ると買ってしまうのは歯切れの良い文章を浴びたいから。読むと何かスッキリした気になる。歴史を学ぶ事の意義は計り知れない。今の日本に置き換えて読めるのも塩野さんの勉強のおかげだと思う。ギリシャ人の物語も読みたくなった。

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逆襲される文明 日本人へIV (文春新書)の作品紹介

騒然とした日々の出来事から、普遍の教訓を抜き出す珠玉のエッセイ集。「イスラム国」が引き起こした戦争とテロが世界を震撼させる一方で、EUは揺らぎつづけ、ついにイギリスが離脱。その間も難民の流入は止まることがない。アメリカではトランプ大統領が誕生し、その発言が物議をかもす。そして日本はいまだ不況から抜け出せず……まるでローマ帝国の滅亡を思わせる激動の時代に、私たちは生きている。 古代ギリシア、ローマ帝国、ルネサンス時代の歴史との対話を、およそ半世紀にわたってつづけてきた著者は、移りゆく日々の情勢を扱いながら、そこから歴史の教訓を抜き出す。「宗教は、人間が自信を失った時代に肥大化する」「民主政が危機に陥るのは、独裁者が台頭してきたからではない。民主主義そのものに内包されていた欠陥が、表面に出てきたときなのである」「歴史を経ることで人間は進歩するとは思っていない」 また、世界情勢だけではなく、祖国日本への愛にあふれた提言や、先達として後輩女性への率直なアドバイスもつづられる。 月刊「文藝春秋」の好評連載「日本人へ」第4弾。

逆襲される文明 日本人へIV (文春新書)はこんな本です

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