故郷忘じがたく候 (文春文庫)

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著者 : 司馬遼太郎
  • 文藝春秋 (1976年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105211

故郷忘じがたく候 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 故郷忘れじがたく候、惨殺、胡桃に酒の
    短編三部作からなる司馬遼太郎の小説。
    タイトルになってる
    「故郷忘れじがたく候」は秀吉の時代に朝鮮から連れてこられた
    鹿児島(島津に仕えたとされる)陶工が白薩摩焼生み出したっていうのと
    現代になってからの初めて母国でスピーチをした話まで。
    その次の「惨殺」は奥州征伐に行った薩長軍の人事不足の末の話。だと勝手に思ってる。
    長州人の世良修蔵という政治も外交も礼儀さえ知らないのに抜擢されて
    奥州鎮圧しに行ったけど散々な結果で殺されたというなんだかなーな話。
    最後の「胡桃に酒」は食べ合わせの話かと思いきや
    細川忠興とたま(ガラシャ)の話。
    輿入れの日から忠興やきもち焼きすぎて紆余曲折ありーの
    キリシタンになったけど最後ガラシャ死にますな話。
    なんか読んでたら実話と勘違いしそうだけど
    飽くまでも、小説は小説。

  • 動く轆轤に動かざる芯の中心。沈寿官

  • 沈寿官窯:串木野、苗代川・美山の地にある。1598、秀吉の2度目の朝鮮出征(慶長の役)の帰国の際に連行された多くの朝鮮人技術者の中に初代、沈当吉はいた。「故郷忘れじがたく」の沈家は、慶尚北道青松が故郷。 12代壽官は、1873ウィーン万博に約180cmの大花瓶一対を含む幾多の作品群を発表し、絶賛を浴びた。以来、”サツマ”は日本陶器の代名詞。(沈寿官窯のHPより)薩摩焼とは不幸な時代の風に飛ばされた父なる韓国の種子が、母なる日本の大地で芽吹き開花いたものであり、この二つの国の恩愛によってここに今在る。

  • 日本も昔、朝鮮半島から拉致をしてたなんて知らなかった。

  • 各編ともに、時代の流れを受け入れざるを得なかった人物への哀感を感じた

  • 切ないタイトルです。

  • 「胡桃に酒」が好き

  • 柳美里が、この小説を読み感嘆と号泣を繰り返したと聞いたことがある。
    人は神により過酷な運命を強いられても、世代を超えその運命に順応する逞しさを持ちえているということだろう。
    読後の第一印象は、メディアにて民族とは、国家とは、居丈高に提唱する人たちが、あたかも浅薄であるのではないかと疑いたくもなってくるから不思議だ。

  • 戦国、江戸、幕末以外の司馬さんの小説を初めて読んだ。
    朝鮮の役で薩摩に連れてこられてしまった朝鮮の人々の子孫の思いが書かれている。

    小説のようなルポのような。
    この人のカラリと癖のない文体はやっぱり読みやすくて好きだ。

  • 一片の陶器のかけらから、昔遠く朝鮮半島から日本につれてこられた陶工たち末裔を訪ねる。

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