殉死 (文春文庫)

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著者 : 司馬遼太郎
  • 文藝春秋 (1978年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105372

殉死 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 乃木将軍がまさかの萌えキャラでビックーリしました…好き!

  • 自らの意思に反して軍神に祭り上げられた人。

  • 乃木希典という人、古武士、というだけではつかみづらい、イメージし難い人だが、客観的に見れば、著者の言うように、強烈な美意識の持ち主、その美意識に酔いしれることができる人、ということなんだろうなあ。その原点が陽明学にあり、山鹿素行にあることも、説得力がある。何しろ、大石内蔵助、大塩平八郎、河井継之助、吉田松陰、皆陽明学の徒であるとのこと。陽明学は「惻隠の情をおこせばただちに行動し、それを救済しなければならない。救済が困難であってもそれをしなければ思想は完結せず、最後には身をほろぼすことによって仁と義をなし、おのれの美を済す」激越な思想、とのこと。この思想が自分自身に向かって自己完結したのが乃木希典という人だったんだ。

  • 15/8/15読了

  •  乃木希典は旅順要塞攻略のために3度の総攻撃全てで歴史的な大敗を記する。乃木に代わり児玉源太郎が指揮をとって203高地を攻略後、旅順要塞は陥落した。wikiにて詳細を調べえると「この異説は司馬遼太郎の小説が初出で世に広まり、以降の日露戦争関連本でも載せられる程となったが司馬作品で発表される以前はその様な話は出ておらず、一次史料にそれを裏付ける記述も一切存在しない」とある。はたして、真実はどちらなのだろう。

  • “『坂の上の雲』で司馬さんが乃木希典に対してあまりに辛辣で驚きましたが、今回再認識です”「書かれたのは『殉死』が先なんです。先生が40歳のころでした」“爽快に歴史を描く司馬さんが、ああした批評をされるような人物だったんでしょうか”「先生は出兵して満州に渡られたとき、無能な上官に仕えることの辛さが身にしみたようです。ブリキのような戦車で無謀な戦いを強いられ、そんな指令を出す陸軍の上層に対する憎悪は相当強かったのでしょう」

  • 御免なさいと聞こえた気がした。

    最後の最後に、乃木がごめんなさいといったとすればそれはまた感慨深い。

  • チャラチャラしていた乃木が無能であったり息子達が戦死したりといった不遇の人生の中で、死への美徳など精神が傾斜し、ついには妻と共に自殺する話。最後の死のシーンにはなんともいえない雰囲気が流れる。

  • こき下ろすことによってすくわれる。

  • この本を読んで思ったのは乃木希典は「明治」という時代に生きて「明治」という時代に殉じていったんだなと。この本の中に「不幸」「劇的」という言葉がよく出てくる。幕末に特に志士活動をしてないのに長州というだけで戦下手なのに陸軍の要職につき、西南戦争では旗を取られ、日露戦争では6万人の死傷者を出し、最後は明治帝に殉じる。明治時代に生きていなければこういう生涯を送らず詩人にでもなってたんでしょう。感想をうまく書けないがこういう生涯を司馬さんは「劇的」「不幸」と言ってるんではないのかな。

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