新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫) (文春文庫 し 1-67)

著者 :
  • 文藝春秋
4.11
  • (1967)
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105679

作品紹介・あらすじ

「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。

感想・レビュー・書評

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  • 【この作品を短文で】
    坂本竜馬は安易に答えに急がず、自分の能力を把握して客観視を保った上で大仕事を成そうと刃を研ぐ。
    また、誰にも遅れを取らない自分の長所を磨くことで、「ブレない心」を持っている。


    【感想】
    本当に大好きな本で、小さい時から今まで数回読んだ事がありますが、それでも尚定期的に読み返したくなってしまう作品。
    読むと、「ダメだ!俺はこのままじゃいかん!!」と自分自身に喝が入るし、何歳になっても読んで飽きる事がなく、それどころか新しい発見をいくつかしてしまうので、本当に名作中の名作だと個人的に思います。
    (ちなみに、大河ドラマの「龍馬伝」も1話から見直しています。笑)

    1巻は、そんな偉人・坂本竜馬の初期について描かれています。
    周りに優秀な人間がいたり、何かに向けて奔走している仲間を目の当たりにして、「自分の夢とは何か?」「生まれた上で自分は何をすべきなのか?」という答えに中々巡り合う事が出来ない竜馬。
    (作中に描かれてはいませんが・・・)焦ったり葛藤した日々は竜馬自身にもあったのでは?と思います。

    しかし、そんな中でも、しっかりと自分を客観視しつつ、自身の未熟なところをしっかりと見極めつつも、「何かせねば」と思って安易な答えに急いて飛びくことは一切ない。
    また、周りから真摯に学ぼうとするも、芯から影響されきって周りに染まりきる事は一切なく、自分のスタンスを貫き通す点に、竜馬の人としての「強さ」が垣間見えます。

    現在よりも遥かに格差の厳しい時代や郷土に育ったにも関わらず、ここまで達観した考え方を持っている点、やはり英雄の気質なんでしょうね。

    竜馬が強い意志で自分を保つことが出来たのは、1つはやはり持って生まれた性格であったり、また比較的裕福な家庭で育った背景もあったでしょうが、やはり「剣術の実力があった」事に大きく起因するのではないでしょうか?
    「いざとなれば、自分には剣がある」
    そういう強力な武器が1つでもあれば自信につながりますので、えてして人はブレない気がします。そしてこれは、現代社会においても言える事でしょう。
    (まぁ、竜馬がその「武器」に頼る事は作中では殆ど駆使しておりませんが・・・)

    自分自身、何か武器を身に着けなくちゃいけないなと思う今日この頃です。


    【あらすじ】
    総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔。
    土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。

    生まれ落ちたときから背中一面に旋毛がはえていたため、豪気な父は、”千里の駿馬”になるかもしれないと、竜馬と名付けた。
    が、十二になっても寝小便する。
    近所の子から「坂本の寝小便ったれ」「坂本の泣き虫」 とからかわれ泣かされて帰ってくる。
    字を満足に覚えられず、寺子屋の師匠に見捨てられる。

    そんな竜馬は、十四歳の時に小栗流の道場に通いはじめてから、にわかに顔つきまで変わっていった。
    竜馬は強い――。

    幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作


    【引用】
    1.土佐藩ほど上下の身分のやかましい藩はない。
    たとえば、郷士の分際の者がいかに英才の持ち主であろうとも、藩政に参加する身分には到底なれない。
    学問の師匠になるか、竜馬のように剣技を磨いて城下の町道場主になるかが、若者に許された精一杯の野望なのである。
    以蔵のような足軽の分際では、それさえ望めなかった。

    2.(どうも愉快ではないな)
    先程の以蔵の一件であった。以蔵が不快なのではなく、ああいう金の出し方をした自分が愉快でなかった。
    (いい気なものだ)
    あれでは、まるで恵んでやったようなものではないか。
    こちらがああいう与え方をすれば、以蔵でなくても、当然、犬が食べ物を恵んでもらったような態度をとるしかない。

    (金とは難しいものだ)

    3.若者というのはいつの世でも、竜馬のようなカラリと乾いた若者を仲間の中心に迎えたがるものである。理屈よりも、気分なのだ。
    豊臣秀吉も徳川家康も、黙っていてもどこか愛嬌のある男だった。
    明智光秀は智謀こそその2人より優れていたかもしれないが、人に慕い寄られる愛嬌がなかったために天下を取れなかった。

    英雄とは、そういうものだ。
    たとえ悪事を働いても、それがかえって愛嬌に受け取られ、ますます人気の立つ男が英雄というものだ。
    そういう男と喧嘩するのは、するほうが馬鹿だし、仕損である。

    4.(桂は桂、おれはおれだ。桂と違ってもともと「晩稲(おくて)」のおれはまだまだ学ぶべきことがいっぱいある。とりあえず、剣術だ)
    自分を強くし、他人に負けない自分を作り上げてからでなければ、天下の大事は成せまい。

    5.桂と対戦前に、「やらんでもわかっちょる。桂の勝ちじゃ」と言った竜馬に対して。
    「武士が敵をみて弱音を吐くか」
    「吐くわい」
    「されば、おんしァ、武士ではないのか」
    「武士武士とがみがみ言わンすな、耳が鳴るわい」
    「さればおんしァ、何じゃい」
    「坂本竜馬じゃ」ケロリとしている。

    これが竜馬の一生を通じての思想だった。
    武士であるとか町人であるとか、そういうものはこの世の借り着で、正真正銘なのは人間いっぴきの坂本竜馬だけである、と竜馬は思っている。


    【メモ】
    p57
    「驚いたな、浪花の船場で辻斬りをするつもりだったのか。あの川の向こうにどういう役所があるか、おまんは知っちょったのか?」
    竜馬は男のなかでも一番手に負えないのはこういう男だと思った。小心な男だけに、切羽詰まると、何をしでかすかわからない。
    「事情を聞こう。断っておくが、わしが人に褒められるたった一つの取り柄は、口がかたいということだ」


    p58
    「何者だ、それは?」
    「お名前は申せませぬ」
    足軽とはいえ、武士のはしくれだというのだろう。人を売るようなまねはできない。
    「では、聞かぬわい」
    竜馬は暗い顔をした。ひとごとではなかった。
    土佐藩ほど上下の身分のやかましい藩はない。
    たとえば、郷士の分際の者がいかに英才の持ち主であろうとも、藩政に参加する身分には到底なれない。
    学問の師匠になるか、竜馬のように剣技を磨いて城下の町道場主になるかが、若者に許された精一杯の野望なのである。
    以蔵のような足軽の分際では、それさえ望めなかった。


    p61
    (どうも愉快ではないな)
    先程の以蔵の一件であった。以蔵が不快なのではなく、ああいう金の出し方をした自分が愉快でなかった。
    (いい気なものだ)
    あれでは、まるで恵んでやったようなものではないか。こちらがああいう与え方をすれば、以蔵でなくても、当然、犬が食べ物を恵んでもらったような態度をとるしかない。

    (金とは難しいものだ)
    正直なところ、生まれてこのかた金に不自由したことのない竜馬にとって、これは強烈な経験だった。


    p73
    ・(なあに、斬られれば死ぬまでさ)
    「先日の非礼を詫びておる。足下にはお耳がござらんのかな」
    「・・・」
    竜馬は無邪気な顔で往来を見ながら餅を食っている。目の前に人間いっぴきが立っているなどは、蝿がとぶほどにも思っていない顔であった。
    (これはいよいよ大したたまだな)
    藤兵衛はますます惚れてしまった。生まれて、こんな度胸のいい男をみたことがない。
    しかし、相手の浪人はよほど癇癖(かんぺき)の強い男らしくすでにみけんに赤黒い血を昇らせている。何をするかわからなかったし、腕も立ちそうであった。
    「旦那、こちらの旦那が今なにかおっしゃってるんだ。お耳にはいらないんですかい?」
    竜馬はにこにこした笑顔を向けて、「代わりに聞いておいてくれ」と往来に出てしまった。
    その瞬間、背中に抜き打ちの殺気を感じたが、
    (なあに、斬られれば死ぬまでさ)
    そして、(江戸に着く頃にはすっかり初夏だな)と、もう浪人のことは忘れている。


    p89
    なにがおもしろいのかはわからないが、若者というのはいつの世でも、竜馬のようなカラリと乾いた若者を仲間の中心に迎えたがるものである。理屈よりも、気分なのだ。
    「武市先生。なぜ竜馬の非礼をお咎めにならなかったのです」
    半平太はこう答えた。
    「豊臣秀吉も徳川家康も、黙っていてもどこか愛嬌のある男だった。明智光秀は智謀こそその2人より優れていたかもしれないが、人に慕い寄られる愛嬌がなかったために天下を取れなかった。」

    「英雄とは、そういうものだ。たとえ悪事を働いても、それがかえって愛嬌に受け取られ、ますます人気の立つ男が英雄というものだ。ああいう男と喧嘩するのは、するほうが馬鹿だし、仕損さ」


    p190
    「我が藩は、外様としてながく公儀から疎んぜられてきたが、いざ国難となれば、やはり大公儀から頼りにされて警備を任された。いつかは長州が日本国を背負って立つときがくるだろう」

    (なるほど、長州は他の藩とは違う)
    竜馬は内心異様な感じを持った。
    長州人の自負心は、藩の歴史に原因するものらしい。毛利は薩摩の島津家とおなじく、徳川家からもらった封土ではないのである。
    どちらも六百数十年前、源頼朝の家人であった家で、戦国時代に四隣を切りとって領土を広げ、毛利などは一時は中国十一カ国の大領主であったが、関ヶ原の敗戦で防長二州三十七万石に減らされた。
    徳川家に対して怨みこそあれ、恩はない。
    独特の気風はそこから生じてきたものだろう。


    p203
    ・桂との出会い
    「なに、御遠慮なさるな。わしは諜者よ」
    小五郎も、これには息を詰めるほど驚いた。
    せっかく諜者の疑いを解いてやったのに、この男は自分からあらためて諜者だと名乗った上、小五郎を慰めるように、
    「だからあなたは、藩に対して何も遠慮することはありません。あなたの眼力は正しかったし、処置もあれでよかった」

    「なに、簡単なことだ。私に貴藩の陣地のことなどを教えてくださらんか?土佐藩にしたところで、自藩の品川防備を堅固にするための参考にするだけのことで、他意はない。結果としては、日本の為になることです」

    口から出る言葉の一つ一つが人の意表をつくのだが、そのくせどの言葉も詭弁にみえて浮華(ふか)では決してない。人をわなにかける言葉ではないのである。
    自分の腹の中でちゃんと温もりのできた言葉だからで、その言葉の一つ一つが確信の入った重味がある。
    (これは途方もない大人物かもしれない)と小五郎も思った。

    そのくせ、雄弁ではない。
    体全体が喋っているような訥弁で、その上ひどい土佐なまりなのである。
    (こういうのを人物というのかもしれない。同じ内容の言葉を喋っても、その人物の口から出ると、まるで魅力が違ってしまうことがある。人物であるかないかは、そういうことが尺度なのだ)


    p217
    「眠っちょりませぬ。この坂本竜馬だけは、たったいま眼をさまされた。もっとも眼をさましても何も見えにょりませぬ。しかし、わしの眼もいずれ見えるじゃろ」
    「坂本さん。やろう!」桂小五郎はいきなり竜馬の手を握った。
    別に何かやろうという目的があぅたわけではない。何かやるには時勢がまだ熟していなかったし、それに二人はまだあまりにも若すぎた。
    「とにかく、日本にはもっと困難なときがやってくる。そのときお互い生死をかえりみず、力を合わせて立ち上がろう。互いに不満があっても裏切るまいぞ。朋友のあいだに信の一字があってこそ世の大事をなせるのだ」


    p223
    (桂は桂、おれはおれだ。桂と違ってもともと「晩稲(おくて)」のおれはまだまだ学ぶべきことがいっぱいある。とりあえず、剣術だ)
    自分を強くし、他人に負けない自分を作り上げてからでなければ、天下の大事は成せまい。


    p270
    「私が弱いから負けた、それだけですよ」
    あとは、竜馬は黙った。

    実を言うと、竜馬にすれば重太郎と立ち合ってみて、相手がにわかに弱くなっていることに驚いたのだ。
    相手が弱くなったというより竜馬が強くなりすぎたのだろう。
    (これは負けてやろう)
    そういう感覚の男だった。竜馬には、一途にカッとなるようなところがない。

    その点では竜馬は、ついに剣客には不向きな男かもしれなかった。
    一場の勝負を争うことよりも、将来千葉道場を継がねばならない重太郎の立場を考えてやるというような、政治的な頭の働きをついしてしまう男なのである。


    p271
    人に会ふとき、もし臆するならば、その相手が夫人とふざけるさまは如何ならんと思へ。大抵の相手は論ずるに足らぬやふに見ゆるなり。

    義理などは夢にも思ふことなかれ。身を縛らるるものなり。

    恥といふことを打ち捨てて世のことは成るべし。


    p282
    「猫のような、そんな素質があるから困るのさ。俺は無事太平の世ならきっとそうしている男だろう。しかし今の世に生まれて俺は猫になりたくない。やはり名の通り千里を征く竜馬になりたい。俺が千里の竜馬にならなければ日本はどうなる」


    p425
    ・桂と対戦前に、「やらんでもわかっちょる。桂の勝ちじゃ」と言った竜馬に対して。
    武市は言葉を荒らげ、
    「武士が敵をみて弱音を吐くか」
    「吐くわい」
    「されば、おんしァ、武士ではないのか」
    「武士武士とがみがみ言わンすな、耳が鳴るわい」
    「さればおんしァ、何じゃい」
    「坂本竜馬じゃ」
    ケロリとしている。

    これが竜馬の一生を通じての思想だった。
    武士であるとか町人であるとか、そういうものはこの世の借り着で、正真正銘なのは人間いっぴきの坂本竜馬だけである、と竜馬は思っている。

  • 鞆の浦にいく前に、読んでおこうかなと。

    桂との出会いのシーンが大好き。
    お田鶴さまとのやりとりも好き。
    会話がたくさんなのがいい。
    創作でもぜんぜん構わない。
    余談・脱線も適度で良し。

  • 再読どころか再々再読くらいだと思うのだけれど、諸事情により久しぶりに読むことに。あまりに久しぶりなのでとても新鮮。若い頃はただただ面白くて夢中で読んだものだけれど、今読むと、思っていたよりフィクションの割合が多くて意外なほど。

    1巻ではまず嘉永6年、竜馬が江戸に剣術修行の遊学に出かけるところからスタート。おなじみ乙女姉さん、武市半平太、江戸の千葉道場では千葉重太郎、さな子兄妹など懐かしい。竜馬が江戸に到着した数か月後には浦賀にペリーの黒船来航。

    オリジナル(フィクション)のエピソードとしては、竜馬の子分になる元盗賊の寝待ノ藤兵衛というキャラクター、藤兵衛が持ち込むお冴という女性の仇討を手伝うことになり、その仇の信夫佐馬之助と竜馬の対決など。あとは「お田鶴さま」昔はてっきり実在の人物のように読んでいたけれど、冷静に考えたら平井加尾と混同してただけで、お田鶴さまは架空の人物ですよね。

    岡田以蔵、岩崎弥太郎、そして桂小五郎らも1巻から登場しますが出会い方は無論司馬さんの創作。それにしても桂小五郎と竜馬の会話の面白さよ。冗談の通じないくそ真面目な桂小五郎と、茫洋として掴みどころのない竜馬の絶妙な掛け合い漫才ぶりを読むにつけ、そうそう、これなのよ司馬さんの魅力は、とにまにましてしまう。ある意味ライトノベルに近い感覚なのかもしれない。

  • 30代にしてやっと歴史に興味を持ち、勧められたこの本を手に取りました。

    笑えるところもあり、中盤からは一気に読んでしまいました。

    竜馬の人としての強さ、英雄の気質。
    みんなが坂本竜馬かっこいいと言う理由がわかりました。

  • 昨日、全巻読み終わりました。本当に面白かった!!大河ドラマも面白かったですが、この本の比になりません。
    私がこの本を読みはじめて思ったのが、今まで受けてきた歴史の授業は何だったのかと言うことです。ただ年号と事柄を覚えるだけの授業を受けてきた私にとってはとても衝撃的でした。
    歴史を学ぶ一つの大きな意義は、これまでにどのような人が、なにを考えて、どのように生きたかを学び、そこから自分の価値観や行動哲学について考えることだと思います。
    この本を読むと、歴史の授業で聞いたことあるなぁ程度だった言葉たちが、龍馬やその周囲の苦悩や喜びと一緒に、まるで自分も一緒にその場にいたかのような鮮明な印象をもって頭に残ります。この本の中の龍馬は、躍動感があり一緒に行動しているかのような錯覚に落ちいるほどです。7巻の読んでいる途中で抑えられなくなり、長崎へ龍馬を求めて数日間の旅行に行きました。長崎で龍馬や志士たちの軌跡に触れると、続きが何倍も面白く読めました。幕末の風雲の中で生きた龍馬の生き様から人生の教訓として得られるものが多く非常に良い作品でした。これだけの考察をした筆者に感服しました。

  • 坂本龍馬といえば必ず教科書にでてくる今なお知らない人は少ないと思われる人物である。
    さらに媒体のゲーム等にて過去の偉人が登場するようになっているため、尚更ではないだろうか。

    その龍馬の生まれから少年、青年時代が描かれている。憎めない馬鹿とはこの人物のことをいうのか。子どもの頃から一目置かれる人物であったのであろう。

  • 190303 前から読もうと思っていたがなかなか読めずにいた。目の前に仕事に悩む時、そのことが小さく思えるような気持ちにさせてもらえる。

  • ワクワク感が止まらない。
    竜馬の出立から、江戸での剣術の上達まで。
    桂小五郎をたおす。
    無骨だが、どこか人を惹きつけて止まない竜馬の魅力。

  • 面白いので最後までサクサク読めました。続きが気になります。

  • お恥ずかしながら初めて読んだ。竜馬の若かりし頃の情景が鮮明に浮かんできて、私自身も何か駆り立てられるような思いになった。
    最初は読み切れるかな、と不安になったが、のめり込んでいくと早かった。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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