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この作品からのみんなの引用
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竜馬は議論しない。議論などは、よほど重大なときでないかぎり、してはならぬ、と自分にいいきかせている。
もし議論に勝ったとせよ。
相手の名誉をうばうだけのことである。通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方や変えぬ生きものだし、負けたあと、持つのは、負けた恨みだけである。
― 245ページ -
志士と名のつくものは、左幕人か、神秘的勤王主義者か、あるいはこれとは別の分類でいえば、薩摩人、長州人、土佐人、幕臣、諸藩の市、公卿、といったように、それぞれが属している団体の立場や、主義に属し、それらを通してしか、ものを考えず、それによって行動した。薩摩の大久保一蔵、西郷隆盛、長州の高杉晋作、桂小五郎といった連中もついにはその所属藩の立場を超越できなかった。つまり、薩摩人、長州人であった。
幕末で日本人は坂本竜馬だけだったといわれる。
― 226ページ -
芝居の役者のばあいは、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で、自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ。
― 275ページ
みんなの感想・レビュー・書評
毒にも薬にもならないのなら、市井の人として平凡に生きるのか。
たしかに議論で相手を負かしても、恨みを買うだけなのかも。
坂龍飛騰。竜馬は脱藩してから江戸へ。そして勝海舟との出会い。そこから開国派へと変わっていき世界を 大観するようになり、少しづつ歴史の表舞台へと進み始める。一方、勤王攘夷派の武市半平太とは対をみなす立場となっていく。それにしても一介の脱藩浪人が念願の幕府の軍鑑順動丸に乗ることになり、越前のお殿様松平春獄に惹かれ認められて、しまいには軍鑑の資金五千両を頂戴するまでになるとは竜馬の器が大成し魅力溢れる人物になってきたことなのだろう。そして、おりょうとの出会い。恋をして竜馬はどんどん羽ばたいていく。
だんだん登場人物が多くなってきて、わけがわからなくなってきそう。
でも、この物語を最後まで読むと、ここではほんの一瞬しか出てこない人物が、後に大政奉還に向けて大仕事をしたり維新後格たる地位に着いたりしたるから、脇役といえ見逃せないです。
司馬さんは、そういう人物は後の巻でもきちんとフォローされているから、最初は記憶の片隅においとく程度でも大丈夫です。
いよいよ竜馬の人生が動き出した!
勝海舟との出会いから、竜馬の生きる道標が照らし出される。
「われは奇策家ではないぞ。おれは着実に物事を一つずつきずきあげてゆく。現実にあわぬことはやらぬ。それだけだ。」
今までの常識にとらわれず、そして現実をふたつの眼でしっかり見据えた竜馬がいよいよ天をゆく竜となり地をかける馬となる。
歴史物の作品としては本当に面白いと思う。
が、当の坂本竜馬がなんというか・・・
行儀が悪すぎて、人格だとか以前に苛々してしまう。
人間として基本的な行儀作法のできない人にあそこまで好意的に接してくれている周りの人々の寛容さと器の大きさのほうが、見事。
軍艦奉行勝海舟との出会い。自分の道を見極め、軍艦・水夫を要し、諸外国に立ち向かうべく幕府を倒さなければならないという攘夷派とはことなる竜馬の思想。 大事を成すには大らかであり、細かいことは気にしない。そんな竜馬の人柄がいい。
司馬遼太郎・竜馬がゆくシリーズの三篇目。
いよいよ勝麟太郎とおりょうが出てきて、竜馬のやりたいこともはっきりしてきた。次回が楽しみ。
今回気に入ったワード→「人間は何のために生きちょるか知っちょるか。事をなすためじゃ。ただし、事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん。」
勝海舟登場。
幕末きっての逸材は竜馬を超える奇人っぷりで楽しい。
「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事を進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」
勝に弟子入りし、自分の進むべき道を見出した竜馬の言葉。熱い。
海軍学校設立に奔走したり、女性関係も賑やかになったりで更に面白い!
竜馬は、議論しない。議論などは、よほど重大なときでないかぎり、してはならぬ、と自分にいいきかせている。
もし議論に勝ったとせよ。
相手の名誉を奪うだけのことである。通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、負けたあと、待つのは、負けた恨みだけである。
事をなすためじゃ。ただし、事をなすに、あたっては、人の真似をしちゃいかん。
学生選書で選んだ本を展示しています。
色々な本があるので是非手に取って下さい。
【配置場所】メディアセンター入口右側
【資料ID】1408582
【請求記号】913.6/3/2381
竜馬とさな子の関係が気になる。
志士なのに簡単に考えを変えてしまう竜馬の単純さがほほえましい感じです。
3巻では人が大量に亡くなります。この時代の命の軽さにびっくりします。
この時代は一生が50年。
だからこそ、自分の夢を追いやすかったのかもしれません。
坂本龍馬ならぬ坂本「竜馬」の人生譚。虚構が色々と盛られている点(だからこその「竜馬」)に賛否両論があるが、長編に飽きさせず読者を惹きつけ、坂本龍馬という人物の魅力を伝えるという意味において、これはさすが司馬遼太郎というべきだろうと思う。
勝海舟との出会い。海外への憧れ。脱藩浪人から志士への変化。お田鶴様の心遣い。そして何より一目惚れしたおりょうとの出会い。それ以外にも、それらすべてが未来の龍馬を形作ってゆく。
購入者:櫻井
勝海舟との出会い~新たな倒幕論の確立~おりょうとの出会い~海軍操練所開設までが描かれています。
勝海舟との出会いが坂本竜馬の、竜馬としての生涯の階段を一段だけ、踏み上がらせた。読みごたえがありました。自分の生涯においても、影響を与えてくれる出会い(人物)って大事ですね。常日頃の準備と行動が必要だと思いました。
印象に残った
「世の中の
人は何とも云はばいへ
わがなすことは
われのみぞ知る」
「世に生を得るは事を成すにあり」
丸橋(2011.12)

土佐藩を脱藩したが、さしたることもできなかった龍馬だが、江戸を下り、再び桶町千葉道場の食客となる。攘夷熱の高まりつつあったある日、重太郎が勝麟太郎を斬ると息巻く。共に氷川にある勝の屋敷を訪れるが、龍馬...





