新装版 竜馬がゆく (7) (文春文庫) (文春文庫 し 1-73)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105730

感想・レビュー・書評

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  • 心に残ったシーン

    高杉晋作「面白き事もなき世を面白く すみなすものは心なりけり」
    何度も船を沈められる困難を乗り越えつつ進んでいく
    その時々で自分の大志に向けて強みを変えていく、柔軟な考え方と吸収力

  • もうすぐ竜馬がいってしまうのでいまから途方にくれている

  • p.216 岩崎弥太郎の持論
    (会議などは、無能な者のひまつぶしにすぎない。古来、会議でものになった事柄があるか)というのが弥太郎の考えだった。
    物を創りだすのは一人の頭脳さえあればいい。衆愚が百人あつまっても、「時間がつぶれ、湯茶の浪費になり、厠に無能者の小便がたまってゆくばかりのことだ。」と弥太郎はおもっている。

    p.391 竜馬の持論、後藤象二郎に対して
    「惚れずに物事ができるか」と竜馬はいった。
    物事に惚れるような体質でなければ世上万般のことは成りがたいと竜馬はいうのである。

  • 海援隊からいろは丸事件。そして、後藤象二郎への大政奉還論の披瀝から船中八策。いよいよラストが見えてきたところであるが、中岡慎太郎の傑出ぶりも堪能できる巻。薩長すら敵に回すであろう大政奉還論を開陳した理由については、小説上では、「日本人として、英仏などの植民地政策を回避するには、戦乱を避けるのが上策」ということに帰着するのだろうが、土佐藩への龍馬の思いとは、実はどのようなものであったのかは知りたいところ。また、岩崎弥太郎を龍馬が嫌っていたとの解釈を展開するが、その過程はいまいちよくわからない…。

  • いろは丸がすげえおもろい。

  • レビューは最終巻で。

  • 高杉晋作との死別。揺れ動く土佐藩の舵取りに奔走する後藤。仇敵後藤と手を結ぶ清風亭会談。

    亀山社中から、海援隊へ。

    また、竜馬と異なる視点で薩摩と動く中岡が設立する陸援隊。

    後藤とともに、四賢侯会議が執り行われる京へ。船中八策、痺れるなぁ〜。竜馬に影響を与えた勝海舟、横井小楠、大久保利通は全て幕臣というのが皮肉だなぁ〜。

    大政奉還なるか?
    最終回に突入。

  • 竜馬のしたことは聖人のごときだなぁ。特に、大政奉還後の政体をどうするかの草案は、本当に一人で考え付くことだろうか?

  • 時代小説の名作(代表作、入門の一冊)。

    「面白き、こともなき世を、おもしろく」 高杉晋作

    おもしろいぜよ。

  • 読み始め…10.8.17
    読み終わり…11.3.19 ・オットの本棚より・

    レビューは最終巻 8巻に書きました。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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