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みんなの感想・レビュー・書評
先に二巻について、コメントを書いてしまおう。 本巻は、日清戦争から、米西戦争を経て、明治三十年代初めあたりまでの内容である。 日清戦争時にも、指揮官用の軍刀を竹光のままにしつづけた秋山好古の豪傑ぶりには驚かされるが・・・ 司馬は、好古を生まれもっての豪傑、英雄なのではなく、自己鍛錬の結果だと考えている。 非常に冷静な分析だと思った。 また、この巻ではいよいよ夏目漱石が登場する... 続きを読む »
日清戦争の様子を見ると、日本人らしさがある。
艦隊運動はすばらしいが戦術と戦略がまずいという。
今も昔も日本人は日本人だ。
登場人物の生き様にすごく刺激を受ける。
思想や言葉に、洗練されたものを感じる。
自分では考え付かない。いい教科書だ。
平易な表現で書いてあり、読みやすく面白い。
日本やアメリカが新興国であった頃。16世紀に無敵艦隊を誇ったスペインはイギリスにとってかわられ、清やロシアはその国家体制が古びてほころんでいたころ。
海軍も幹部候補生を留学に送り出したようだが、その人材の育て様は、おおらかであった分、本人たちに裁量権があったようで、やりがいがあったに違いない。
一方、この時代にも固定観念にとらわれた「かきがら」はいたはずで、維新の功労者たる彼らは、その後どういう処遇に生きたのか。
清よ、腐りすぎだろ。
三国干渉、うざい。
迫るロシア。
イギリスとの同盟万歳。寿太郎グッジョブ!伊藤博文おつかれ!
いやー帝国主義って露骨すぎ。時代の流れっちゃ流れだけど
なんか狂気じみてるよ。
戦争へと至るプロセスがたんたんと書いてあって興味深い。やっぱり明治は歴史としての転換点だから面白いんだな。
子規が無邪気でかわいい。
どうとらえればいいのだろうか。
司馬史観という言葉が
少しずつわかってきたように思うと言うのは
早計だろうか・・・
諸外国含め、日本の当時の陸軍・海軍や外交全般について、ここまで洞察し、記述されている。おもしろいぞ。軍事評論家になろうかな。通称軍チャン グンソクちゃうで。(笑)
日清戦争から、まさに日露戦争が始まろうかというところまでの物語。 日本では、欧米列強国の脅威に怯えながらも、その列強国の仲間入りを果たすという希望を抱きながら多くの国民が努力をした時代。 この物語の主人公である、正岡子規と秋山真之も例外ではありません。 本気で国のことを考え、生きる2人の言葉には、現代の僕たちにとっても、ヒントとなることが多く含まれています。 印象に残... 続きを読む »
続きです。 日清戦争に勝って、日露戦争に向けて流れていくところ。 あっという間に秋山お兄さんは40代になっていた! 戦争の作戦や将校の生き様の書き方などは、さすが司馬さんといったところ。第三者視点でありながら、読者をその時代、その場所状況に引き込んでくれる。 この巻で一番印象的だったのは、死の淵でも革命記事を書き続ける正岡子規の姿かなぁ。 国語でちょっと触れたおじさんの一... 続きを読む »
満州、朝鮮を中心とした英、米、独、露、仏、そして日本の欲望がひしめいているのがよくわかる。帝国主義の考え方、列強の力関係、土地の奪い合い、利権の奪い合い…各国を戦争に駆り立てていたものが伝わってくる。
その中で過ごす、秋山兄弟と正岡子規。幕末から明治へと進むこの時代は本当に激動。今の時代も大変革だと思っていたが、ひょっとしたら日本はずっと激動の時代を過ごしているのではないかと思う。
秋山好古がかっこよすぎる。衣食住に無頓着なのは共感できないけど、芯が通ってて尊敬できる人物だと思う。
日清戦争〜ロシアの圧力 日清戦争:眠れる獅子である大国、清との戦争 前評判では日本が不利であるも結果は圧勝 国家に対する忠誠心の差が兵士の戦意に影響し、日本が勝利 日本は大和民族の国であり、維新により新しく生まれ変わったばかり 清は女真族の国だが、その国民の大半は漢民族。また国の新陳代謝がなく老朽化していた。 ロシア、ドイツ、フランスの三国干渉とリャオトン半島の返還 ロシアはゲル... 続きを読む »
気に入ったシーン
p320 子規庵
子規「淳サンは、大そう本を読む」
真之=淳サン「乱読よ。本は道具だからな」
子規は、一つの本を大切に読むタイプの人間。
真之は、多読派。読み終わったらあげてしまうか、借りて読んで終わり。だから蔵書というものがない。
話の大筋とは全く関係ない1シーンだが、おもしろいと思う。
本の読み方は1通りではないということ。
2011年12月27日読み始め 2011年12月31日読了
日清戦争のお話が主です。
正岡子規の病状が悪くなっていて、ドラマを思い出すとより切ないです。秋山兄弟の生き方というか、美学というか、そういう信念の描写が多くあり、ここは小説の方が説明が多く面白いです。
おもしろい、そして非常に読みやすい。
でも戦争の描写以外のところの方が、人物が分かって自分的には好きです。
好古が結婚。好古は騎馬隊で中国。
真之のアメリカでスペンイ戦を観戦。そろそろ正岡子規の体調が厳しくなってきた。
『坂の上の雲』は2巻が一番おもしろいと思う。
好古、真之、子規の3人がそれぞれの道を歩み、たくましく成長してゆく姿が読むものを感動させる。僕が特に感情移入するのは、同じ名前(読みは違うが)真之の姿。アメリカに渡り日本海軍の発展に必要な知識を得るために奔走する真之。その独自の思考法や、目的を達成するための行動は勉強になる事が多い。何より、この時代の青年が持っていたメンタリティ。それを真之の歩みから感じる事ができる。真之だけでなく、病身ながら明るく生きる子規の姿にも大きな感動を覚える。
好古だけはなんだか近寄りがたい気がする。
誠に時代が大きく動いていた時分の話。子規、漱石、真之など、それぞれの分野で時代に名を残す人物が幼なじみであったり、学友であったりと、いわばローカルで狭い範囲で成立した歴史的濃度の濃い人間関係。こんなものを良く発見して小説のモチーフにしたものだと思う。
それにしても「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」が子規の作とは恥ずかしながら知りませんでした。確かに「写生的」でイメージがよくわかります。会心の作ですね。さて、3冊目ではどう展開するか楽しみです。
1巻は面白かったんだけど、2巻でもはや辛くなってきた…。戦争の部分は我慢しながら読んでて子規の部分だけが楽しみだよ。この先もたないかも…。
各々の立ち位置や原因に差はあれ、この時代の世界の立場は現在の世界と変わらない。それが本当に怖いことだと感じた。
二巻では戦争のことばっかり。しかも難しく書いてるから、蒼穹の昴読んでからでほんとによかった。 日本がどうしても西洋化したくて(することによって合理的に強国になる)やっていることが、アジアからみたら裏切り行為になっていたとは面白い。 あとアメリカうざくて面白い。 経験はひつようだが、比例してゴミもたまる。そのゴミを躊躇なく捨てられるか、見分けられるかが大人にはは必要だ。その点素人は合理的なことは素直... 続きを読む »
ちょっとレビューをさぼっていたら、内容を忘れた。。。
でも、この時代の人の学習の仕方はスゴイ。今と違って情報がなかった分、集中と選択がうまい、と思った。選択というのは頭に残すことも大事だが、必要のないものは捨てる。この勇気が大切なのかもしれない。






