新装版 坂の上の雲 (3) (文春文庫) (文春文庫 し 1-78)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105785

感想・レビュー・書評

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  • 知らない事だらけで、なかなか進まない。
    戦艦に興味がなかったが、戦艦三笠は横須賀にあるなぁ〜と思い出す。あーこれに東郷平八郎や秋山真之が乗ってだんだなあ。

  • 大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。
    長くかかったことだけを覚えている。
    文庫本は実家にあるか、売却した。
    そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。
    秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はあるが、とにかく二百三高地の長く暗い場面の印象が強い。
    読むのにとても時間がかかった。
    その後3回目を読んだ。
    バルチック艦隊の軌跡など勉強になる点はある。なお現職の同僚が、バルチック艦隊を見つけて通報した者の子孫であることを知った。
    いずれまた読んでみようと思う。(2021.9.7)
    ※売却済み

  • 貧困に慣れておくとか、習慣づけは大切だなと思う。イギリスも、植民地を増やすにあたり、英国民が色々な地で侵略する際に、美味しいご飯にありつける可能性は少ないから、敢えて自国のご飯をまずくしているというし。

    そして、ロシアは寒い国だから、略奪を含めた南下施策が本能であると思う。国が広いが、その比で自国民は多くないロシアだが、日本はロシア以上に人が少なかったんだろうと思う。

    自国ができることは、他国もできる。
    そういう理屈は当然と思えるようにしておきたい。

  • 随分前に1巻を読んでから忘れていた「坂の上の雲」。1巻はあまりハマれなかったけど、2巻でどっぷりハマり3巻まで一気読み。日清戦争、日露戦争で、予算も武力も弱小な日本はなぜ勝てたのか?そのあたりの分析的な文章が面白かった。

  • 日清~日露戦争までわずか10年。ロシアに勝てないまでも、負けない陸海体制を築きあげ、初戦必勝-早期講和の戦略で戦いに挑む明治日本の物語。

  • 三巻早々で正岡子規死去。ドラマでは人間関係を描いていてかなり面白かったのだが、原作はそのものズバリ「日露戦争」だなー。ちょっとつまらん。
    でも勉強にはなる。

  • 日露戦争が始まるが、日清戦争の第2巻より(自分も慣れたのか)入り込めた。ドラマを感じさせる。
    正岡子規、マカロフの最期について、素晴らしい筆だと思った。
    広瀬武夫も、好きな人物。彼の最期、泣けてきた。

  • 日露戦争なんて、今はとうに亡い曾祖母くらいしか体験したことがない。
    歴史の教科書で読んでしまうと、覚えることはできてもどこか架空の事のような気がしてしまう。
    というか「まあ、そういうことも昔はあったんだね」という程度の感覚しか持ち得なかった。
    将校の名前も膨大に覚えたけど個人として認識できてはいなかったし。
    こうやってストーリーとして読むと、相変わらず現実感という意味では覚束なくても、関わった人々の性格や当時の風習やものの考え方がしみ込んでくる。
    少なくとも『日本史』として覚えていたころよりは身近に感じられる。

  • いよいよロシアとの戦いは避けられない気配が濃くなって開戦する。そんな中でも個人間では敵国の知人をリスペクトしたり、国家間でも戦いながらも相手の大将の死を悼む雰囲気もあったというところが示唆深い。

  • 少し、作者の主張くささが気になりました。物語としては、おもしろかったです。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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