新装版 日本の黒い霧 (下) (文春文庫)

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著者 : 松本清張
  • 文藝春秋 (2004年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167106980

新装版 日本の黒い霧 (下) (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • きつかった

  • まあまあかな⁈

  • 140404

  • 下巻ではやはり帝銀事件が興味深い。

  • これはすごい、すこぶるつきに面白し。著者は、ジェイムズ・エルロイにずっと先行していたのだ。

    戦後、世情を騒がせた怪事件の数々、その主催者、背後で蠢く勢力は?

    占領軍が目指す地平は明確。そこに到達するまでの過程において、GHQなる当初の一枚岩の組織は次第に瓦解し、内部分裂、反目を繰り返し、互いに勢力を競いながら血みどろの争いに耽る。状況は、この国の民を反共の最前線に駆り立てつつ、必然的な帰結として、朝鮮戦争という一代イベントに収斂されることとなる。付合わされた日本人はたまったもんじゃなかったろう。そんなことどもが、著者独自の視点から、ノンフィクションの形式をもって綴られてるわけだ。

    想像力を巡らせれば、冷戦を終えて久しい今日、先のJR西日本の惨事を将来する禍根も、この時期より培われた悪意に起因するのだと容易に確信できる。恐ろしくもタイムリーな一冊であった。
    (2005年5月記)

  • 下巻。

  • 時間がかかった・・・。

  • なかなか読み進まないもどかしさは続いたが、下巻の「帝銀事件の謎」から俄然、おもしろくなってきた。読み進まないというのは、ノンフィクションに拘った作品ということもあろう。ただ、本著の価値はそこにある。1947年に米国の指導下で日本国憲法が制定、その後GHQの政策転換があり、並行して奇怪な事件が起こり朝鮮戦争につながっていく。また警察予備隊、自衛隊ができ、憲法9条がその後、ずっと問題になっていく。歴史の転換っておもしろい。12.4.28

  • 清張さんのノンフィクション!

  • 勝浩1958
    戦後のどさくさに紛れて、莫大な金品を掠め取ってぼろ儲けした輩が日米共にいたようだ。そのような人間が財閥を密かに支えたり、または政商となって暗躍し続けてきたのだろう。
    また、歴史に疎い私は「謀略朝鮮戦争」でほんの少しだけこの戦争のことを知ったのだが、要はアメリカが朝鮮を足がかりにして、ソ連と中国の分断を図ろうとしたことらしい。より深く知るために、今後、朝鮮戦争に関連した書物を読んでみようと思う。

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新装版 日本の黒い霧 (下) (文春文庫)の作品紹介

戦後日本で起きた怪事件の背後に何が存在したのか。米国・GHQの恐るべき謀略に肉薄した昭和史に残る名作の続編。戦後の混乱を生々しく伝え、今日の日本を考える貴重な資料である。日本中を震撼させた「帝銀事件の謎」、被告の冤罪を主張する「推理・松川事件」、横暴な権力への静かな怒りに満ちた「追放とレッド・パージ」など。

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