手紙 (文春文庫)

  • 26954人登録
  • 3.83評価
    • (3071)
    • (3784)
    • (4004)
    • (375)
    • (68)
  • 2705レビュー
著者 : 東野圭吾
  • 文藝春秋 (2006年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110116

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
東野 圭吾
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

手紙 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • おもしろかった。
    いろいろな人の経験を、小説を通して自分も経験できるんですね。

  • どうにかならなかったのかと、1週間くらい引きずってしまった

  • 犯罪者が不幸にするのは、被害者や遺族だけでなく
    自分たちの家族にも及ぶ。

    頭では分かってはいるんだけど、こんなになっちゃうんだな。

    でも、きっと誰か1人くらいは助けてくれるんだよな。きっと。

  • 会社の先輩に薦められて早速読了。
    強盗殺人犯を兄にもつ主人公と一方的に獄中から送られてくるその兄からの手紙。各場面で遭遇する犯罪者の弟というレッテルとの戦いを描いている。
    平等、平和を願うジョンレノンの『IMAGINE』が、現実世界はそうは美しく理想的ではないという事を暗示的に使われる。なかなかに重たい内容であるも、仮に身内に犯罪者がいたとして、果たしてこれが現実として受け止められるのだろうか。

  • 【さらっと】
    さて、
    「秘密」でさらっと被害者と加害者、
    被害者家族と加害者家族と・・・。
    もう、
    うろ覚えですよ。。。
    と、
    「虚ろな十字架」で死刑ってどうなのって書かれてて、
    こちら、
    「手紙」では加害者家族というか兄弟がメインになります!



    「秘密」はやや違うね。
    本筋はファンタジーな恋愛ものですからね笑
    「虚ろな十字架」も響くけどそうでもなかったが、
    「手紙」ですな。
    刺さってるかも!
    問題は、
    解説なんですよ!
    解説を書いてる「井上夢人」さんの言葉がやばたん!
    これ、
    解説から読んでもいいし、
    後で知ってびびってもいいです!
    なにって、
    「ジョン・レノン」の話なんですよ!
    なんだろう、
    敵は見えないけど「嫌悪感」ってやつなんでしょうか?

    【あらすじ】
    兄は昔引っ越しの仕事をしてて、
    お金持ちな家を知っていた!
    と、
    ある時に弟の学費を捻出したいけど、どうにもならなくって、
    そのお金持ちな家に強盗に行きました!
    したら、
    失敗して家主に見つかり、うっかり殺しちゃったら強盗殺人でお縄ですな!



    兄は弟に手紙を書き、
    返信が唯一の楽しみで生きていく!
    一方、
    弟は兄が強盗殺人犯っていう呪いを受けながら生きていく!
    音楽も、
    恋愛も、
    仕事も、
    子育てだってなんだって「強盗殺人犯の弟」っていう呪いはつき纏ってくる!
    そして、
    全部をぶっちゃけて兄との縁を断つ!
    しかし、
    被害者の息子に弟は会いに行くことに。。。
    兄が殺した女性の息子に会いに行くことに!
    そこで手紙の存在を知る。
    もう1つの手紙のことも!


    最後どうなると思いますか?
    会うんですよ。
    兄と弟は。
    いつだと思いますか?
    どこでだと思いますか?
    秘密です!
    手紙を読んでください。
    【感想】
    叫ぶ結末に感動と共感した「容疑者Xの献身」とは、
    真逆な結末ですが叫びたくなったかぐりんがいます。

    僕の右手にもイマジンブレイカーがありますように笑
    つか、
    弟と妹がいるんですかぐりんにわ。
    こういう、
    兄弟にはなれないなぁ。。。
    もう、
    完全に無関心だもんなぁ。。。
    断ち切れる縁があったのが救いなんじゃないのか?
    僕たちには切る縁すらない。
    いわゆる、
    仲が良いからケンカできる的な。


    本人を目の前にしたらさすがに躊躇するかな?
    でも、
    殺人犯の弟でしょう?
    本人じゃないなら気にしないね。
    でも、
    世間というか世界はそうでもないんでしょうね。
    ユミルの民ですいませんってことでしょう?
    知り合いに、
    「殺人以外は何でもやった」っていう人もいるけど、
    普通につきあってるなぁ。。。


    そうそう!
    占に来るお客さんってだいたいが女性なのよ!
    男性が来るの珍しくって、
    男性のお客の半分くらいは同業者のスパイか、
    勉強させてくださいってくる人か、
    スピリチュアルにはまってる人なんですよ。
    他にも、
    ふらっとはいってみたとか、
    知り合いに勧めらててとか、
    いるけど、
    怖かったのが嘘か本当か「やってきた」んです!
    って、
    懺悔に来た人がいままでに1名いました。
    さすがに、
    怖かったけど占い師なんでね、占ってましたけど、怖かったけど、
    話してたら普通で、普通に占って帰しましたが、どうなったんだろうあの後?



    そんなに犯罪者ってダメ?
    穢多非人とかももダメ?
    酷い人だと、
    中国人とか韓国人ってだけで差別するよね?
    なんででしょう?
    いわゆる、
    「嫌悪感」なんでしょうか?
    「生理的にくる嫌悪感」に人間は勝てないのでしょうか?

  • 差別や偏見はあって当然のものだと、改めて思わざるを得ない話だった。それをふまえてどうやって生きていくのか、難しい問題

  • 被害者、被害者の家族、加害者の視点から描かれる話はよくあるが、この作品は加害者の家族の視点で語られる。

    自分は悪くない筈なのに次々と迫る苦難、差別の目。「犯罪者の弟」が自分の置かれた環境をどう解釈し、どう乗り越えるのか。
    罪を償うとは?
    差別とは?
    私たちが当たり前だと思っていた考え方に疑問符をつけて再考のチャンスを与えてくれます。

  • #鈴木伸元 さんの#加害者家族 を読んで知った一冊。
    加害者家族の辛さがよく描かれている。理不尽だとは思うが、自分の周りにそういう人がいたときに、それを意識せずにいられるかは分からない。自殺も殺人もそれを取り巻く家族や親族の人生をも壊してしまうという点は、知っておかなきゃならない。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #手紙
    #東野圭吾
    #2017年23冊目

  • 3.0 重たい。犯罪加害者の家族の話し。世間の差別や偏見に苦しみながらも必死に生きていく姿が切ないです。ただイマイチ入り込めませんでした。

  • 兄が強盗殺人犯。そのことにより、唯一の身内である弟が差別の中生き抜いていく。差別、葛藤、結婚、子どものいじめ、こどもの事故…そんないろんな人生の出来事の中で、自分はどうあるべきか、兄との関係、被害者との関係を模索。最後は、兄が服役する刑務所での慰問コンサートに参加する。

  • 今更ながら古本で。
    最後の手紙には泣いた。。

  • 「人間」は世間体や正義や、様々な「正論」を振りかざすけれど、つまるところ自分の生活しか見えない生き物なのだと思った。
    「手紙」は、登場人物それぞれの、心の「甘え」を象徴するものだったのかもしれない。

  • 兄弟は絶縁せざるを得なかったんだろうか。
    悲しいが仕方がなかったようにも思える。
    もしかしたらもっと早くそういう状態になったほうがよかったかもしれない。
    でもわからない。

  • 弟の大学進学を助けようとした兄・剛志。
    その気持ちは純粋な弟への愛情だったかもしれない。
    しかし金を手に入れようとした手段があまりにも短絡すぎる。
    無計画で行き当たりばったりの犯行は、結果的に殺人にまで発展してしまう。
    加害者の家族は、一生その十字架を背負って生きていかなければならないのか。
    死ぬまでの人生、直貴は「強盗殺人犯の弟」から逃げることはできないのか。
    理不尽だと思う。直貴には罪がないのに・・・とも思う。
    思うけれど。
    直貴に対して冷たい態度をとった人たちの気持ちもわからないわけではない。
    年に一度くらいしか会わない知り合いならば、事情を聞いて理解することは出来るかもしれない。
    けれど、もし自分の兄弟がそういう事情の人と結婚すると言い出したら。
    もし自分の身近にそういう事情の人がいて親しくなってしまったとしたら。
    直貴自身に罪があるわけじゃない。
    でも、直貴を含めた背後にあるものに対する恐怖、蔑み、差別。
    いろいろな要素が混じり合って受け入れることができなくなってしまうのだろうと思う。
    物語の中で語られた直貴が差別される理由。
    第三者として聞けば「なんてひどいことを!」と思うけれど、現実問題としては間違っていないと感じた。
    いろいろな問題を含んでいる奥が深い物語だった。
    きっと考えても考えても、答えはでないような気がする。

  • 数年前に映画化された作品を最初に観て、とてもとても涙した。。

    同時に原作も当時読んで、手元にあったはずなのに行方不明になっていた。

    いつか出てくるだろう。と思っていたけれど出てこないので、再び購入。

    そしてその流れで再読しました。

    とても凄い本だったので、再読してもその衝撃は薄れていなく、、先が分かっているからこそ、主人公の心の動き、葛藤がリアルに感じられる。。

    強盗殺人犯の弟として生きていく事が、どれ程の苦悩な事なのか。。
    普段、ニュースで見る事件では、どうしても被害者寄りの観点で見てしまう。
    加害者は、極悪非道。
    社会から抹殺されて当然の事。
    理由が何であれ、何の関係も無い人の命を奪っていい理由にはならないから。。

    犯人の兄は、弟のためだけを思って追い詰められた結果の強盗だったけれど、結果的に最悪の形で弟を苦しめる事になってしまう。。

    こんな切ない事があっていいのか。。

    加害者の家族は、世間から差別の目で見られ、その事によって色んな事を失っていく。。

    そういう苦悩も全て含めた意味で刑に服する。。

    とても深く考えさせられてしまう。。

    色んな事を思ってしまうけれど、かなりのネタバレになってしまうので、そこは割愛。

    家族を守るためにどう生きるか。

    改めて考えてみよう。。

  • 弟の進学費用のために強盗殺人を犯し刑務所に服役中の兄。犯罪者の弟という事実が、人生の大切な節目に必ず現れ何もかも諦めなくてはならなくなる弟。罪を犯すということは、関係ない家族までをも辛い目に遭わせる。しかし、家族に対する差別までが、兄の罪の償いの範疇であるというあるひとの言葉に弟は深く決意する。 最終的になんとなく予定調和な兄の手紙に拍子抜けした。いやいや、それ、わかっとけよ的な。弟の為とはいえあまりに短絡的な兄の行動に同情も湧かない。

  • 犯罪者の家族がどのように生きていけばよいのか?妥協も救いもなく真正面から問いかけてくる。主人公が勤める会社の社長が人間味を示しながら話を引き締める。

  • 内容忘れた、、また読みます

  • ☆3 犯罪者の家族の苦悩を描く作品。ミステリーではない。最後まで苦しい話が続く。差別、偏見を考えさせられる。無意識の差別や偏見は自分も持っているかもしれないと感じた。 最後の3ページは読んでいて鳥肌がたった。 テーマは重いが、軽快なテンポで話が進んでいくため読みづらくはない。ただエンターテイメントを求めている人には不向きかも。

  • もどかしさに胸が締め付けられます。後半になるにつれまだ終わらないでくれと思ってしまう。

  • ミステリーという感じではない。

  •  東野さん、読ませますね。普通(ではないか?)の殺人事件が起こって、殺人犯の兄とその弟のやり取りがあって…という、なんてことのない話なのですが、なぜがどんどん読み進めてしまって、あっという間に終わってしまいました。これといった沸騰点もなく、なんなんでしょう?
     この兄弟やこの家族の、電気屋の社長のそのごがとても気になる余韻の大きい小説です。

  • 東野圭吾作品の中では、2位です。

  • かなしい

    強盗殺人は絶対してはならないことで許してはいけないものですけど
    自分の学費の為という要素があるのが切ない
    勇気?覚悟?は計り知れない です
    ただ頭が弱かっただけかもしれないけど



    最後の手紙は”なんかもう神様なんとかしてやってくれよ”って思いました 別に味方になるつもりは無いですけどね

  • 映画を観てすごく感動したので、原作も読むことに。

    すごく考えさせられる重厚な作品。兄弟愛、家族愛、社会とのつながり、差別、遺族の思い…。

    犯罪者の家族に対する差別は善なのか悪なのか…、自分だったらどうするだろうか…。
    犯罪者という悪事をなした者から自分や家族を守ろうとするのは人としての本能だと思う。それは自分たちにとって”脅威”であるから。もう少し身近に考えてみても、例えば自分と性格が合わない人とはなるべく関係を持ちたくない…、これも同様に差別といえるだろう。人それぞれの価値観に基づいて”脅威”を排除しようとする差別は日常的に行われている。仕方のないことだ。人間が生きていく上で必要なことなのだから。「差別反対!」と綺麗事を言ったところで、自分や家族の身に何かが起きてしまっては元も子もないのである。

    重度の差別対象となってしまう犯罪者とその家族たちは、社会的立場として大きなハンデを背負ってしまっている。しかし、周囲の人たちに自分たちの人としての本質を知ってもらい信頼を得ていくことで、少しずつ社会とのつながりを作っていくことは可能なんだろうなぁと思う。

全2705件中 1 - 25件を表示

手紙 (文春文庫)に関連するまとめ

手紙 (文春文庫)を本棚に登録しているひと

手紙 (文春文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

手紙 (文春文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

手紙 (文春文庫)の作品紹介

強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

手紙 (文春文庫)の単行本

ツイートする